小学生の子どもや、これから小学校に進学する子どもを持つパパママの関心事の一つといえば、2020年から実施される新学習指導要項ですよね。特に「プログラミング学習」は、小学校の授業に新しく取り入れられることが決まっています。
そんな教育現場からのニーズに応えるように、プログラミングが学べる子ども向けのプログラミングスクールや通信教育などが続々と登場しています。
今回は、子どもの好奇心を刺激し、興味をもって取り組めるプログラミングスクールの中から、人気の5校を比較していきます。ぜひプログラミング教室選びの参考にしてくださいね!
学び方いろいろ「プログラミング学習」とは?
小学校でプログラミング学習をスタートする理由の一つに、パソコンやタブレット、スマートフォンなどに慣れ親しんでいる子どもたちに、どんな仕組みで動いているのか、問題を解決するためにはどのように考えれば良いのかなど、「プログラミング的思考」を身につけることがあげられています。
とはいえ、子どもたちに難しいプログラミング用語などを理解することは難しく、楽しくその仕組みを理解できることが、プログラミングスクールを選ぶ基準になるでしょう。
ここでは「通塾しながら学ぶスクール」と「自宅でゲームをする感覚で学べるシステム」をご紹介。学べる内容もさまざまなので、子どもに合ったスクールを見つけてくださいね。
今回比較するプログラミングスクールはこの5つ!
- アーテックエジソンアカデミー&アーテック自考力キッズ
- りたりこワンダー
- スタープログラミングスクール
- 理数・ロボット・プログラミングSTEMON
- コードモンキー
1. アーテックエジソンアカデミー&アーテック自考力キッズ
「株式会社アーテック」は「子どもたちに楽しさをきっかけに学びを大好きになってもらいたい」をモットーに、50年以上にわたり学校に教材を提供している老舗教材メーカー。
そのロボットプログラミング教育のノウハウを生かし作られたのが、子ども向けのプログラミング教室『アーテックエジソンアカデミー』と『アーテック自考力キッズ』です。
さっそくそれぞれのカリキュラムの特徴や料金などについて、チェックしていきましょう。
小学校高学年向けのプログラミング教室『アーテックエジソンアカデミー』
アーテックエジソンアカデミーは、ブロックを使用し、毎月1台のロボットを作製。様々な種類のロボットを組み立てながら、2年間で24のカリキュラムに取り組みます。
使用するブロックはたったの10個ほど。センサーやモーターなども全てブロック型で、組み立てにかかる時間が短く済むため、プログラミングにしっかりと時間を使えます。プログラミングは、難解な言語を入力するのではなく、プログラミングの部品アイコンをマウスでドラッグ&ドロップして組み合わせる方法。誰でも簡単に操作できます。
小学校低学年向けのプログラミング教室『アーテック自考力キッズ』
アーテック自考力キッズは、毎月「パズル」「ロボット」「プログラミング」、3種類の課題に取り組む、2年間のカリキュラムとなっています。
バラエティに富んだ「教材」「テキスト」内容で、子どもたちのやる気を引き出し、飽きることなく続けられます。
※教室によっては年長からの受け入れも可能です。詳しくは各教室にお問い合わせください。
エジソンアカデミーと自考力キッズの授業料は?
月謝:8,640円(税込)~
※教室によって異なります。詳細はお近くの教室へお問合せください。
※入会費・材料費が別途必要です。
2. りたりこワンダー
「りたりこワンダー」は東京と神奈川で開校している、年長さんから高校生までを対象にした教室です。「子どもの創造力を解き放つIT×ものづくり教室」と称し、テクノロジーを活用したものづくりをする機会を子どもたちに提供しています。
コースは4コースあり、1回の授業時間はいずれも90分。決まったカリキュラムはなく、子どもたちの興味や習熟度によって授業が進められます。指導スタッフは子ども4人に対し1人を配置し、知りたいことをすぐに質問できる環境を作っています。
習得したいプログラミングの内容でコース選び
りたりこワンダーには4つのコースが用意されています。
・対象:小学1年生~高校生
・使用教材:Scratch、enchant.js、Xcodeなど
パソコンやスマートフォンで遊べるゲームや、iPhoneアプリの制作を行いながら、プログラミングの基礎となる考え方を学べるコース。「ゲームが好き」「自分で描いたキャラクターを動かしたい」「自分でゲームを作ってみたい」という子どもたちにぴったりです。
・対象:小学1年生~高校生
・使用教材:3Dプリンター、レーザーカッター、電子工作
最新のデジタル機器を駆使し、ものづくりにチャレンジするコース。パソコンやタブレットでデザインをして、3Dプリンターで出力するなど、オリジナルの作品づくりを行います。考えたことを実現できる楽しさがあり、工作やデザインに興味がある子どもたちに人気です。
・対象:年長~小学3年生
・使用教材:レゴ®エデュケーションWeDo
ブロックで有名なレゴ社が開発した、プログラミング学習教材を使い、ブロックを組み立て、マウス操作で簡単にプログラミングを行って、製作したロボットを動かします。モーターやセンサーの使い方、プログラミングの基礎を、遊び感覚でスタートすることができます。
・対象:小学3年生~高校生
・使用教材:教育版レゴ®マインドストーム®EV3
「ロボットクリエイトコース」より高度な学習になるコース。ブロック教材で組み立てたロボットを、頭脳部品にプログラムすることによって制御します。ロボット製作を通じて自分の興味や関心のあるものを掘り下げ、より複雑な構造や高度なプログラム制御を習得します。
りたりこワンダーの授業料は?
りたりこワンダーは月謝制で、月に何度通うかによって金額は変わります。
毎月の授業料のほか、教材費・教室運営費の合計金額の支払いになります。コースにより別途教材の購入が必要になる場合があります。
◆入塾金 16,200円(新規入塾時のみ)
◆授業料(月額)
月2回 11,880円
月4回 19,440円
◆教材費(月額)
月2回 1,080円
月4回 2,160円
◆教室運営費(月額)
1,620円
3. スタープログラミングスクール
「スタープログラミングスクール」は、関東・近畿・北陸・東海エリアに合計40教室以上を展開する、小中学生を対象にしたプログラミングスクール。総務省の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に2期連続選定されていて、子どもに対するプログラミング指導に信頼のおける教室です。
授業は目的に合わせた3コースで行われ、1回60~90分。どのコースも8人の生徒に対し2人以上の講師が付く丁寧な指導で、プログラミングを通じて子どもたちの「創造力」「理論的思考力」「コミュニケーション力」「表現力」を養っていきます。
基礎学習からゲームやロボットづくりへステップアップ
・対象:年長~小学4年生
・使用教材:Codeable Crafts、Tickle、Sphero
iPad のタッチ操作でプログラミングを学ぶことができる、小さな子どもでもスタートできるコース。カリキュラムの後半では世界初のロボティックボール「Sphero」を制御するプログラミングにも挑戦します。
・対象:小学3年生~中学3年生
・使用教材:Scratch
プログラミング学習の入門編として知られる「Scratch」を教材に、視覚的にプログラミングを学んでいきます。タイピングよりマウス操作が中心なので、パソコンに慣れていない子どもでも楽しく、ゲームやアニメーションを作れるようになります。
・対象:小学3年生~中学3年生
・使用教材:教育版レゴ®マインドストーム®EV3
レゴ社が開発したプログラミング教材を使って、ロボットを製作、プログラミングで制御するまでを学びます。ものの仕組みとプログラミングが同時に学べ、“STEM(科学・技術・工学・数学)能力”を養うことができます。
★「ロボットプログラミングコース」は開講していない教室もあります。
スタープログラミングスクールの授業料は?
スタープログラミングの受講料はコースによって異なり、毎月の支払いは「受講料+月会費」となります。
◆入学金 6,480円(入学申込時のみ)
◆月会費 2,160円
◆受講料(月謝)
タブレットプログラミングコース 7,560円
Scratchプログラミングコース 11,880円
ロボットプログラミングコース 10,800円
★ロボットプログラミングコースは別途教材費が必要です。
4. 理数・ロボット・プログラミングSTEMON(ステモン)
「STEMON(ステモン)」は、年長から中学生を対象に、プログラミングとモノづくり体験を通じて、STEM(科学・技術・工学・数学)教育を行なうスクール。
世界中のさまざまな教材メーカーから最先端の教材を独自輸入し、アジアSTEM教育連盟が規定するトレーニングを受けた講師陣による指導を行っています。
子どもたちの好奇心とモノづくりに対する意欲を最大限に引き出し、「作りたい」「動かしたい」という目標に向かって学習することで主体性や創造力・表現力なども身につけます。
ウィズダムアカデミーで受講できるSTEMON(ステモン)3コース
東京を中心に約30校で学ぶことができますが、アフタースクールや学習塾のオプション講座として学べるところも多くあります。ここでは、ウィズダムアカデミーの恵比寿校と田園調布自由が丘校で受講できる3コースをご紹介します。
・対象:小学1年生
・実施校:恵比寿校・田園調布自由が丘校
STEMの基礎を楽しく学ぶコース。身の回りにある機械の仕組みなどをブロックを使って学びながら、エンジニアリングの基礎を学びます。さらに、タブレットを使ってプログラミングの基礎を学習し、オリジナル作品づくりに挑戦します。
・対象:小学2・3年生
・実施校:恵比寿校・田園調布自由が丘校
STEMの応用を楽しく学ぶコース。「ベーシック」で学んだことをベースに、モーターなど使ってロボットの動かし、応用的なエンジニアリングについて学習します。また、タブレットを使ったプログラミング学習では、ゲームやメディアアートなどの作品を作ります。
・対象:小学4年生~
・使用教材:Scrath、Studuino
・実施校:田園調布自由が丘校
子どもの興味や学びたい内容に合わせて2つのコースから選べます。
①ゲームクリエーター編:プログラミングソフト「Scrath」を使って、ゲームやアート、アニメ作品などを作成します。
②ロボットクリエーター編:「Studuino」などを教材に、モーターやセンサーの仕組みを学びロボットを制作。課題解決に挑戦します。
STEMON(ステモン)の授業料は?
校舎によって授業料が異なりますが、ここではウィズダムアカデミーの恵比寿校と田園調布自由が丘校で受講する際の料金をご紹介しましょう。
◆入学金 (入学申込時のみ)
10,800円
◆月会費(受講料)
9,504円
※入会金はウィズダムアカデミーの「レッスン会員」場合を記載しています。
※月会費のほか、教材費が必要になる場合があります。
5. コードモンキー
「コードモンキー」はSTEM(科学・技術・工学・数学)の教育先進国イスラエルで開発されたプログラミング学習ゲーム。ブラウザが使えれば、パソコン・スマホ・タブレットと機種を問わないので(OSとブラウザの相性によっては一部機能が動かないなどのトラブルが起きることがあります)、気軽にスタートできるのも魅力です。
学習に取り組める推奨年齢は9歳以上とされていますが、表示される言語や説明文もすべて日本語訳されているので、文字さえ読めれば、9歳以下の子どもでも挑戦できます。
コードモンキーのゲームで学べるシステムってどんなもの?
「コードモンキー」で使用しているのは、実際に開発現場でも使われているプログラミング言語のひとつ「CoffeeScript」。ゲームは主人公・サルのモンタが、ゴリラに奪われたバナナを取り返すため冒険を繰り広げます。
子どもたちはモンタの動きをプログラミングで行ないながら、ミッションに挑みます。はじめはコードを入力せず、画面に出てくるアイコンのクリックでコードを作成してモンタを動かすことができ、400以上あるステージはクリアするごとに難易度が上がり、プログラミング学習を進めていくことができます。
コードモンキーの授業料は?
コードモンキーは自主学習のため、入会金などは必要ありません。
全400ステージを学習するための料金は、1年間利用するためのライセンスを買い取るシステムになっています。1年間は追加料金などはなく、攻略のヒントがもらえるサポートもあるので安心です。
◆1年間ライセンス 6,480円
*2年目以降は4,320円になります。
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楽しみながら「プログラミング的思考力」を養える子ども向けのプログラミング教室。小学校で学び始める前に、ゲームやアニメーション、ロボットといったモノづくり体験からスタートしてみましょう。
体験レッスンや無料体験などをそれぞれの教室で実施しています。子どもと一緒にプログラミングの楽しさをぜひ実感してみてくださいね。オンラインゲームの「コードモンキー」も途中まで無料で遊べるバージョンが用意されています。
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