さまざまな「モノ」がインターネットに接続され、それによる社会の仕組みが変化する「IoT」。そんな、これからの時代を生きる子どもたちにとって『プログラミング』と『ものづくり』の知識、スキルは今よりさらに重要視されていくことになるでしょう。
そこで登場してきたのが、『プログラミング』と『ものづくり』の両方が学べる、ロボットを使った教材です。ロボットの動きを通してプログラムの概念の体得、試行錯誤の過程が体感でき、ロボット作る作業も自体の楽しさに子どもが夢中になるといった利点があります。
この記事では、『プログラミング』を学べるロボット教室やキットについて紹介します。
小学生の習い事でもプログラミングが人気!
◆人気ランキングトップ3入り!
イー・ラーニング研究所が20代~50代のパパママ486人を対象に行った「子どもの習い事・必要なスキルに関するアンケート」(2016 年)によると、子どもにさせたい習い事の1位が『英会話スクール』、2位が『プログラミング教室』、3位が『そろばん教室』という結果になりました。
実際にプログラミング教室に子どもを通わせている家庭はまだ少ないものの、なるべく早く子どもたちに習わせたいと考える親が増えているようです。
◆2020年には小学校で必修化!
実際、2020年からは小学校でもプログラミングが必修化。すでに中学校では、2012年からプログラミングが必修化されています。小学校でもコンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、学習活動を充実させることを求められているのです。
では『プログラミング教育』はこの先社会でどのように役立っていくのでしょうか?
◆プログラミング教育がもたらすものは?
プログラミングを必修化して教育する目的は、将来のプログラマーを育てたりプログラミング用語を学ぶためだけではありません。
コンピュータを使って機械やプログラムを動かすことによって、ものごとを順序立てて考える「論理的思考」や、目的を達成するために試行錯誤する「問題解決能力」が育まれるといわれています。
つまり、急速に進むIT社会化の中、将来プログラマーにならなくとも、多様化する社会の中で生きていくために役立つ教育であると考えられているのです。
楽しく興味を持ってもらうならロボット教室!
プログラミングの概念を、子どもが楽しく理解するための習い事として、「ロボット教室」がじわじわと人気が出てきています。ロボット教室で学べるのはどのようなことなのでしょう?
◆ロボット教室で身に付くのは?
ロボット教室では、ロボットを作って動かす過程の中で、『論理的思考力』や『発想力』『創造力』、図形理解に必要な『空間認識能力』を身につけることができます。
また、設計図通りに作ったロボットを好みにカスタイマイズすることができるところもあり、その作業を通して、動力のしくみやテコの原理、摩擦といった、小中学校の理数教科で必須の知識なども自然に身につき、理解できていくようです。
◆ロボット教室で使う教材は?
また、教室によってレゴブロックを使用したり、レゴ社のマインドストームシリーズを使用したりして子どもの好奇心を刺激し、科学者や研究者の思考方法を身につけることができたりするようです。
またプログラミングやPC、理系の知識なども自然と身につくので、単に理数系の思考や知識だけでなく、子どもの柔軟性を伸ばしたいと考える親も多いそうです。
◆気になる費用はいくらくらい?
気になるロボット教室の費用ですが、どの教室でも月謝の他に、入会金、教材費、施設費などが別途必要となるようです。以下、概要をまとめます。
入会金
だいたい1万〜2万円
受講料
1万円前/月
教材費など
3万〜5万円
決して安くはない金額ですが、教室によっては無料の体験教室なども開催されているので、興味があるならそこから始めてみるのもいいのではないでしょうか。
◆ロボット教室に通うメリットは?
一番のメリットは、やはり子ども自身でプログラミングをし、自ら作ったロボットが動くという成功体験ができるところでしょう。もちろん失敗することもありますが、それも子どもにとって大きな経験となります。
「ロボット」という子どもの知的好奇心を引き出すものが題材なため、集中力も高まり、自ら熱心に通い続けられるところもメリットのひとつです。ロボットを動かすためにどうしたらいいか自分で考えて動くため、主体的に取り組み、考え抜くことで脳が活性化されて思考力の向上につながります。
自宅でも楽しめる「ロボットキット」5選!
前述した通り、安くない費用は習い事をさせるのに二の足を踏んでしまうかも知れません。そこで、自宅で気軽にプログラミングに触れられる人気のロボットキットをいくつかご紹介します。
【1】レゴマインドストームEV3
ブロック玩具で有名なレゴ社が作っている商品セットです。
ブロックやセンサー、ギアや車軸、ビーム、タイヤといった部品の組み合わせとプログラミングを組み込むことで自分の指示通りに動かすことができます。YouTubeなどの動画サイトで自分が作成したロボットを公開する人が多く見られ、人気を博しています。良いお手本や目標が見つかるので、創作意欲もかきたてられるかもしれません。
【2】koov(クーブ)
ソニー初のロボット・プログラミング学習キットです。ロボット教材を多数手がけるアーテック社と共同開発しています。
自由な形を作れるブロック、モーターなどの電子パーツ、ロボットを動かすプログラムを作るアプリの3つで構成されており、ブロックや電子パーツを組み合わせて作ったロボットに、パソコンやタブレットで作ったプログラムを転送し、ロボットを実際に動かしながらプログラミングを学ぶことができます。
【3】Ozobot(オゾボット)
色と線を識別し、紙やスマートフォン、タブレット上に描かれた線に沿って動く小さなロボットです。
専門知識は全く必要なく、学校でも家庭でも、子どもたちは紙とペンを使い線を引き、Ozobotにたどらせて縦横無尽に自在に動かすことができ、そこから「プログラムとは何か」を体験し、プログラミング的思考力を身につけることができます。
【4】ビュートレーサー
教育向けロボットで、シンプルな作りの分プログラムによる制御や計測がどのように動作に反映されているかが理解できるロボットです。
プログラムで必要なフローチャートやアルゴリズムなどのプログラミングに必要な基本的な考え方が身につくので(専用ソフトウェアが必要)、教育の場でも活躍が期待できます。
【5】入門ロボットキット ダンボット
小学生から大人までを対象にした、入門用のロボットキットです。組み立てやモーション作成が簡単にでき、歩行ロボットの基本を学べます。
プログラムはテレビのリモコンでできるので、PCが不要です。ダンボットとリモコンがあればいつでもどこでもプログラムができます。
楽しく知的好奇心を刺激しよう!
ここに挙げたキットはほんの一部で、他にも本格的なものからお手軽なものまでロボットキットはたくさんあります。
子どもが夢中になるロボット、楽しく作りながらいつの間にかプログラミング的思考が身についていたら最高ですよね。
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