男の子のパパが抱く夢の代表格といえば「子どもと一緒にキャッチボールをすること!」
時代が進み、女の子が参加するハードルもずいぶん低くなってきた野球。長年日本で愛されてきたスポーツだけに、親子のみならず祖父母まで、世代を超えた共通の趣味として楽しむことが出来るのも大きな魅力です。
とはいえ、そんな楽しみを共有する第一歩は、まず、子どもに野球好きになってもらうことですよね。野球はチームプレーが大事なスポーツのひとつ。仲間を大切にすることや、体力、運動神経の向上など習うことで子どもが得られるメリットもたくさんありそうです。
今回は、そのあたりも踏まえながら、子どもが野球に興味を持たせるためのあの手この手をまとめてみました!
「野球」をはじめる適齢期は?
一般に、チームに所属して野球を始めるのは小学校中学年(3年生〜4年生)からのようです。
小学校中学年というと、小学校に入学して3〜4年。学校生活にも慣れてきて、何か打ち込むことを見つけたい!と思う心の余裕も出来てくる時期です。
次いで多いのは、中学生になった時。本格的な部活動のスタートにともなって始める子どもが多いようです。
スポーツは楽しいだけでなく、悔しい思いをしたり、練習をやめたくなることもあるかもしれません。しかし、あえてそんな環境に身を置くことで、勉強では得られないことをたくさん経験できるのも事実です。野球が部活の中でも人気があり、青春の代名詞のようなイメージがあるのも頷けます。
「未就学児に野球」はムリ?
子どもにとってスポーツは良いことである反面、やりすぎると成長に悪影響もあるようです。「この年齢から始められる」という明確な基準はありませんが、あまり小さなうちからハードな練習をすると身体に負担がかかるのでムリは禁物です。
運動能力の基礎は4歳〜8歳までの間に形成されることがわかっており、この時期にたくさん身体を使って遊ばせることで、今後の運動神経の要になると言われています。
逃したくない「ゴールデンエイジ」
また、基礎となる運動能力ができあがる10歳前後。そこから12歳頃までは「ゴールデンエイジ」と呼ばれるステップアップ時期なので、本格的に野球をさせたいのであれば、この時期を逃すのはもったいないといえるでしょう。
この時期を超えると、身につけた基礎を発展させるのには適していますが、新しいスポーツをイチから習得するのには時間がかかるようになって行きます。
野球は子どもにどう良いの?
野球を習うメリットとして、真っ先に思い浮かぶのが「体力がつく」「運動神経が良くなる」といった身体的なことだと思います。ただ、一方で精神的メリットも侮れないんですよ。
責任感が強くなる
野球は、ポジションや打順などで役割がはっきり決まっているため、責任感が育ちやすいスポーツだといわれています。速球や変化球が投げられるピッチャーと強打が得意なバッターだけでは試合に勝つことはできません。目立たないポジションでも、チーム全員の力が一丸となって勝利に繋がるのです。
チームのためにバントをすることで試合に勝つかもしれない……そうしたチームのための仕事などから、責任感を学ぶ場面が多いようです。
協調性や度胸がつく
また、チームでプレイするスポーツであることから、自分が活躍できなくてもチームの勝利を喜べる「協調性」、ここぞの場面で力を発揮する「本番に強い力」なども鍛えられます。
さらに、地域のチームで野球をすることが多いので、近所の友だちがたくさんできるとことも子どもにとってはうれしいことでしょう。
野球に興味をもってもらうには?
親が野球好きであっても、必ずしも子どもにその遺伝子(?)が受け継がれるわけではありません。親の希望を子どもに押しつけるのはもちろん禁物ですが、ここでは野球に興味を持つきっかけとして、使えるおもちゃを紹介したいと思います。
◆体感系おもちゃ
とりあえず、用具・用品を子どもに与えてみるのもありかもしれません。玩具店に売っているようなカラーバットや、グローブなら、ハードルが下がって手に取りやすいでしょう。
子どもは「出来た!」という体験が大好きです。投げる、捕る、打つに親子で一緒にチャレンジし、出来るようになったら盛大に褒めてあげましょう。
◆ルールが学べるおもちゃ
試合の流れやルールなどを遊びながら覚えられる「野球盤」はいかがでしょう?
アナログゲームの代表格ですが、「野球盤」だって昔と比べると格段に進化しています。一緒に遊べば大人も子どもも白熱してしまいそう。
また、野球をテーマにしたテレビゲームもおすすめです。
パパママ世代には、テレビゲームで野球を覚えたという方もいると思います。野球のゲームはさまざまなハード対応で販売されています。子どもがもっているハードに合わせて買い与えれば良いでしょう。
めざせ!親子でキャッチボール!
野球などの球技は、友だちや家族で楽しめるので、子どもにも「好き」「楽しい」と思ってもらいやすいスポーツです。
上手くなることより、家族とのコミュニケーションを目的として、まずはゆるっと体験させてあげましょう。パパやママのかっこいい姿を見せることもできるかもしれません。ひいきチームの試合を家族で応援に行くのも楽しそうです。
「親子でキャッチボール!」の夢が実現できるといいですね。
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