子どもが小学生になると、親にとっても悩みのタネになる「自由研究」。市販のキットで工作という手もあるけれど、せっかくなら前向きに取り組めるオリジナルなテーマを見つけたいですよね。
今回おすすめするのは、工場見学。最近では「大人の社会科見学ツアー」なるものも人気を博しているほどなので、間違いなく楽しくて、親子で取り組めて、夏休みの思い出にもなる!という3拍子揃ったテーマです。
好奇心のかたまりな子どもたち。身近にあるものがどこでどんな風に作られているのかを間近で見ることができれば、理科や社会への興味もグッと深まるはず。「コドモブースター」がセレクトしたオススメの工場見学をぜひチェックしてくださいね。
理科・社会への興味は体験から生まれる!
小学校3年生からスタートする「理科」と「社会」。パパやママの時代よりスタートが遅い分いち授業あたりの密度が濃く、残念ながら「暗記教科」として敬遠している子どもが増えているのだとか。
でも、本来「理科」はなぜ?どうして?を解決してくれる科目、「社会」は歴々と続いてきた人の営みを深く知ることができる教科。暗記が得意な子ではなく、好奇心旺盛な子どもが好きになるはずの教科です。その、教科本来の魅力に気づいてもらうために、大切だといわれているのが「体験学習」です。
◆「体験学習」とは?
『体験学習』とは、学習する人の体験に基づいた学習の手法です。日常の中でも無意識に行われていることで、それを教育の手法として構造化・明確化したものが『体験学習』と言えます。
「自分で試みる場」を意味し、教科学習のために行われる観察や実験とは異なります。主体は自分であることを象徴的に表しているのが『体験学習』なのです。
◆「体験学習」から得られること
『体験学習』は、体験を通して本人が何に気づくかというところに狙いがあります。そのため、必ずしも正解があるわけではなく、むしろ、その体験の中で、何に気づき、何を感じ、どのように行動するかが重要とされます。
自分が実際に行動したこと、心を動かされたこと、他者と関わったことなどによって、学習に興味関心を抱くようになることが大きな効果。また、体験から学び、経験して結果につなげる力は、将来、社会人となった後も子どもの大きな助けになっていきます。
お土産もうれしい!食品工場の工場見学5選
では、さっそくおすすめの工場見学を紹介しましょう!まずは「食品工場編」です。
すべて人気の高いスポットなので、早めに予約を入れた上で訪問するのがベターです。
①グリコピア・イースト
住所 :埼玉県北本市中丸9丁目55番地
入場料:無料
普段からお馴染みのポッキーやプリッツの製造過程を楽しみながら見学することができます。また、作っている工程だけでなく、懐かしいグリコのおまけのおもちゃを展示してあったり、大型スクリーンでクイズを楽しむことができたり、大人も子どもも楽しめる工場見学ができます。
見学の最後にジャイアントポッキーにデコレーションする体験もできます。(参加費500円/定員制)
②カップヌードルミュージアム
住所 :神奈川県横浜市中区新港2-3-4
入場料:大人500円/高校生以下無料
『安藤百福発明記念館』でもあるカップヌードルミュージアム。その中にある「チキンラーメンファクトリー」ではチキンラーメンの製造工程を体験することができます。
また、オリジナルのカップヌードルを作れる「マイカップヌードルファクトリー」や、自分がカップヌードルの麺となり、工場内での生産工程を体験できるアスレチック施設「カップヌードルパーク」があり、楽しんでカップラーメンを知ることができます。
*チキンラーメンファクトリー
小学生300円、中学生以上500円。(要予約)
*マイカップヌードルファクトリー
300円/食
*カップヌードルパーク
300円/回(1回30分)
③赤城乳業本庄千本さくら「5S」工場
住所 :埼玉県本庄市児玉町児玉850-10
入場料:無料
夏のアイスといえば「ガリガリ君」。その「ガリガリ君」の製造過程を見学できる工場です。アイスの試食ができたり、オリジナルノベルティのプレゼントがあったり、親子一緒に楽しめること間違いなしです。
平日と祝日のみの見学なので、長期休暇はまったく予約が取れないほど競争率が高い工場です。
④シャトレーゼ白洲工場
住所 :山梨県北杜市白洲町白須大原8383-1
入場料:無料
南アルプスの麓に位置する大自然に囲まれたお菓子の工場で、アイスクリームや餡子などのお菓子の製造工程の見学やアイスクリームの試食を楽しめます。
ガイド付きツアーを予約すると、最後の試食コーナーはお楽しみクイズで盛りあがることができますよ。
⑤味の素KK 川崎工場
住所 :神奈川県川崎市川崎区鈴木町1-1
入場料:無料
お味噌汁や煮物を作るのにとても便利な「ほんだし」。その「ほんだし」などの味の素調味料の製造工程を見られる工場です。見学前に映像で「味の素」の作り方を見られたり、資料展示室で「味の素」の歴史を知ることができます。
また「ほんだし」の工場見学では、かつお節削り体験や「ほんだし」を使ったおにぎりの試食もできるのだそう。
コースによっては年齢制限もあるので、詳しくは味の素川崎工場のHPをご覧ください。
乗り物好きなら大興奮!交通・航空系の工場見学3選
クルマ、飛行機、鉄道と揃った、こちらも大人気の乗り物系の工場見学です。
普段なかなか目にすることができないもの作りやサービスの裏側を目にすることで、将来なりたい職業が見つかるかもしれません。
①トヨタ工場見学
住所 :愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ館
入場料:無料
「人づくり」を通して実現したトヨタ自動車の生産方法を見学できます。豊田市にある3つの工場(元町・堤・高岡)のうち1つを、バスツアーで見学する形になります(トヨタ館発着)。
また、関連施設として、自動車づくりをさまざまな角度から紹介していたり、紡織機械や蒸気機関など自動車以外の生産技術の発展の歴史が見られる『トヨタ産業技術博物館』があります。もの作りの楽しさが体験できる遊具スペースもあるので、工場見学後にこちらの博物館も回れば、さらにもの作りへの興味を引き立てること間違いなしです。
住所 :名古屋市西区則武新町4-1-35
入場料:大人500円・中高校生300円・小学生200円
②JAL工場見学 SKY MUSEUM
住所 :東京都大田区羽田空港3-5-1 JALメインテナンスセンター1
入場料:無料
空のお仕事やJALの歴史に触れ、本物の飛行機を間近で見られる工場見学です。映像や画像を用いて航空機の勉強ができる『航空教室』、整備士・運航乗務員・客室乗務員などの仕事紹介やアーカイブ展示などを見学できる『展示エリア』、整備中の航空機を間近に見学できる『格納庫見学』の見学コースです。
実際に地面から見上げる飛行機と、間近で見る飛行機の大きさの違いに驚くことでしょう!
③リニア・鉄道館
住所 :愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
入館料:大人1,000円/小中高校生500円/幼児(3歳以上)200円
こちらは工場見学ではないですが、東海道新幹線を中心に在来線から超電導リニアまでの展示を通じて、「高速鉄道技術の進歩」を知ることができます。
蒸気機関や新幹線などの『車両展示』、日本最大級の鉄道ジオラマや新幹線・在来線のシミュレーター、鉄道の歴史やしくみなど、電車好きでなくても、親子ともども楽しめる博物館です。
ワクワク体験が理科好き、社会科好きを育む!
子どもの「なぜ?」「どうして?」に応えてくれる工場見学は、子どもの知的好奇心を満たし、さらなる好奇心を育むきっかけとなる最適の場です。
身近な製品やサービスが、さまざまな人たちの仕事によって支えられていることがわかれば、将来の職業を考える上でのヒントになるかもしれません。
今回紹介したほかにも、工場見学を実施している会社はたくさんあります。親子でいろいろな場所を訪れて見聞を広めてみましょう!
子どもの習い事を探すなら、コドモブースターを使おう!
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