多くのパパママが、子どもに対して「賢い子に育ってほしい」と願っていると思います。実は「賢さ」とは生まれつき備わってるものではなく、生活習慣や親のかかわり方で子どもに身につけさせることができるんですよ。今日から家庭ですぐに実践できる5つの方法をあげてみました。ぜひ、チェックしてみてくださいね!
キーワードは「のびのびとすこやかに!」
1.「早寝早起き」を習慣化する
みなさんの子どもはいつも何時に寝て、何時に起きていますか?
賢い子に育てるために絶対不可欠なのが「睡眠」です。記憶は脳の「海馬」という部分の働きによるものですが、海馬は眠っている間に活性化すると言われています。そのため、しっかりと眠ることで記憶力が伸びていくというわけです。
また、規則正しい生活リズムも大切です。「昨日は夜10時に寝て、今日は夜8時に寝る」というような暮らしだと、眠りが浅くなり、イライラしたり精神的に不安定になったりします。物事に集中できず、勉強などに身が入らないこともあるほどです。よりよい睡眠の質が大切であることがわかりますね。
2.物ごとの答えをすぐに教えない
子どもは、思ったことや感じたことをどんどん話してくれます。中には間違ったことを言うこともあるでしょう。
そんなとき、「違うよ」「間違っているね」などと否定的な結論をすぐに言ってしまうのはNG。「自分を否定されている」と子どもは感じ、話をしにくくなります。また、正しい答えをすぐに伝えることもオススメしません。子どもが間違えた時こそ、学習するチャンスなのです。
「本当にそうなのかな」「どうしてそう思ったのかな」などと聞き返してみましょう。子ども自身に、説明をしてもらう機会をつくるのです。説明をしようとすることで、思考力や自分の考えをまとめる力がどんどんついていきます。間違っても怒らずに聞き返し、その後に教えてあげましょう。
3.失敗はどんどんしていいと教える
子どもは失敗を繰り返しながら、経験値や何かしらのスキルを身に付けその後の人生に役立てていきます。
テストでミスをしないこと、100点を取ることも大切ですが、「間違えた」「出来なかった」という失敗経験をし、それを悔しがったり悲しんだりしながらも、事実として受け止め、同じことを二度としないように試行錯誤することが大切なのです。
パパやママは、成功に近づくために一生懸命な子どもを叱ったり、怒ったりしないこと。子どもに挫折してほしくないばかりに親が先手をうってしまうことがありますが、そうすると、子どもにとっての経験はゼロになってしまいます。
「失敗は成功の母」。助けてあげたい気持ちをぐっと堪えましょう。なぜ失敗をしたかわからず困っているときにはそっと手助けをしてあげてください。
5.子どもの興味・関心を大切にする
子どもは好奇心が強く、いろいろなものに関心を示します。子どもが熱中する何かを見つけたときは、それをとことんやらせてあげましょう。興味のあることやっている間、子どもはとても集中していますよね。それだけ集中力が身についているのです。
最近の研究では、自分から「知りたい!」と思えることが多い知的好奇心が旺盛な子どもは賢い子に育つ傾向が強いことがわかっています。運動でもお絵かきでもいいのですが、子どもが興味を持ったことをトコトンやらせてみることが大切です。
習い事を始めることで夢中になることができるかもしれませんね。自分朱らどんどん取り組みたくなる「好き」をのびのびとやらせてあげましょう。
5.外で思いっきり体を動かす
「賢く育てたかったら外遊びをさせるのが1番!」といっても過言ではないほど、子どもにとって外で思い切り遊ぶことは大切です。
外の世界には、子どもが見て触って、体を動かすことで吸収できる刺激がたくさんあります。雲のカタチ、虫取り、季節の花々、木登り。すべてが子どもにとっての学びです。幼い頃にたくさんの刺激受けると、子どもの脳はどんどん発達します。外遊びで基礎的な体力が養われると、勉強する際にも集中力が持続します。
外で遊んでいると、子ども同士のトラブルを起こすかもしれません。そんなときも、保護者がすぐに介入するのではなく、子ども同士で解決方法を考えさせましょう。問題解決能力もこれからの時代を生きる子どもたちに必須の能力です。
やってはいけないパパママのNG行動3選
「どうにか賢くなってほしい」という思いが強すぎて、パパママはつい過度に口を出してしまいたくなります。けれど、親の役目は子どものやる気を引き出すこと。子どもを賢くするためには親の忍耐力も試されるのです。
とくにつつしんでほしいのが、以下の3つのNG行動です。
NG1 | 勉強を「教えよう」とする
子どもから自発的に質問があった場合にそれを教えることはもちろん問題ないのですが、あくまで勉強をするのは子どもなので、聞かれたこと以上に知識を詰め込むような事はしない方が良いです。
NG2 | 親の価値観で決めつける
自分の経験や価値観を子どもに押し付けてはいけません。今の子どもに求められるのは「暗記力」ではなく「考える力」。教科書を丸暗記するだけではこの力は育ちません。テストで満点を取ることにこだわりすぎないでください。
NG3 | 親が揃って同じことを言わない
ママと比べて子どもと一緒にいる時間が短くなる傾向にあるパパ。そこを補おうと、パパがママと一緒になって子どもに向き合うと子どもにとって逃げ場がなくなってしまいます。逆でももちろん構いませんが、パパとママとで役割分担をしておくと良いでしょう。
家庭でできる賢い子に育てる学習法
大切なのは「習慣づけること」です。キッチリ机に向かって勉強しなくても良いんです。でも、毎日する。読書でもドリルでも構いません。
私たちは毎食後、当たり前に歯磨きをしますよね。これは小さいころから親が徹底してきたからです。勉強も同じです。そして必ず何か1つでも「褒めポイント」を見つけて、子どもに伝えましょう。寝る前に英語を聞かせるのも効果的です。
子どもの興味や関心を大切にして賢い子に育てよう!
賢い子のパパやママの共通点には「聞き上手」であることがあげられるそうです。子育ては決して楽ではありませんが、すべてに全力投球ではなく、大人も子どもものびのびと生活する心のゆとりを持ちたいですね。時間を経て振り返った時に「賢い子に育ったな」と思えれば十分なのかもしれません。
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