あなたのお子さんは1つのことにどのくらい集中できますか?好きなことには集中できるけど、すぐに飽きて別のことを始めてしまうお子さん多いですよね。それは好奇心がある証拠、子供なら当たり前のことなのです。
けれど、大きくなるにしたがって、あまりにも集中力がないと、少し心配になってしまうでしょう。
今回は、学年別に子供の集中力がどのくらい続くかを紹介し、子供の集中力が続かない理由や高めるためのポイントをご紹介します。
また、集中力を高めるためにおすすめの習い事をご紹介しますので、是非参考にしてください。
子どもの集中力、続くのは平均10分!
ズバリ、子どもの集中力が続くのは10分程度です!それも、小学生3年生くらいの子どもの場合で、未就学児になるとせいぜい5〜6分が限界です。考え方としては、未就学児なら「年齢+1分」(例:5歳児なら5+1で6分が限界)、小学生なら「学年×10分」(例:小学2年生なら20分)なのだそう。
集中力が10分しか続かないのであれば、小学校1年生の授業は大変ですね。学校の先生は子どもたちを集中させるために、とてつもない労力を費やしているということになります。ホント、ありがたいかぎり。
子どもの集中力を高める方法はあるの?
とはいえ、上記はあくまで目安の時間。近頃は、集中力のない子どもが増えたと言われる一方で、好きなゲームやテレビ番組なら1時間でも2時間でも集中できる子どもは少なくありません。「この集中力を習い事や勉強にも発揮してくれたらいいのに…」と嘆いているパパママもたくさんいそうですが、可能性はゼロではありませんよね。だって、現に1時間以上続く集中力を持っていることが証明できているんですから!
そこで、ここから先は、子どもの集中力を高めるいくつかの方法を考えてみます。
1.遊びをどんどん取り入れる
子どもを集中させるというと、修行のように机に縛り付けようとするパパママが多いですが、とにかく子どもは楽しくなければ集中しません。机なんかに座らなくてもOK、楽しく遊びのような感覚で物ごとに取り組む環境を作ることが大切です。
ゲームに集中できるのはゲームが楽しいからです。ならば、九九を覚えるのも歌いながら、国旗を覚えるなら神経衰弱ゲームのようになど、工夫が必要です。最近では、知育玩具にもさまざまなアイディアが凝らされたものがありますし、ゲームソフトにも知育系の面白いものがたくさん発売されています。
2.とにかく子どもを褒めまくる
子どもの集中力を伸ばそうとしているときに、やってはいけないのが闇雲に叱ること、子どものやっていることを否定することです。
子どもの集中力の源はモチベーション。褒められたり期待されたりすることで、もっと頑張ろうという意欲がわき上がってくるのです。「もっと褒められたい」という前向きな欲求が生まれることで、勉強にしろ習い事にしろ子どもは工夫を始めます。
褒めることは子どものモチベーションを上げ、モチベーションが上がることによって向上心が生まれ、向上心が生まれることによって集中力が高まります。こうしたポジティブな感情は、集中力だけでなく探究心や好奇心なども育ててくれます。
3.生活リズムを整え睡眠を取る
睡眠時間の短い子どもは、顕著に集中力がないそうです。最近の子どもは忙しく、学校の宿題、多くの習い事、習い事で出される課題など、小さなうちからたくさんのTO DOに追われて十分な睡眠時間が確保できない傾向にあります。
けれど、睡眠は子どもの集中力をアップさせるのには欠かせないポイント。急速な発達を遂げている幼少期の脳に、睡眠不足は悪い影響しかありません。未就学児なら最低でも10時間は睡眠時間を確保し、規則正しい生活を心がけましょう。
4.集中できる環境をつくってあげる
どうしても一点集中して取り組まなければいけない課題がある時は、子どもが集中しやすい環境を作ることが大切です。
おもちゃは1ヵ所に片づけ、子どもの目の届かない場所におくとか、ゲームのない部屋に移動するとか、机に座らせる場合はやるべきこと以外は机の上に置かないなど、環境を整えたうえで、子どもをスタンバイさせます。
ラグビー選手の活躍で知られるようになった「ルーティン」という言葉がありますが、精神統一を行う前に一定の儀式を行うと集中しやすくなる人もいるようです。集中する場所をいつも同じにするなどの工夫で、効果が得られやすくなることもあるかもしれません。
5.完璧主義はいいことなし
子どもに期待を寄せるあまり、子どもの集中力の短さに比例して堪忍袋の緒の長さもどんどん短くなっているパパママを見かけます。「なんでできないの!」「落ち着きがない!」「ちゃんとしなさい!」…そういった言葉をかけても、子どもは成長しません。
例えば、ソファにだらだら寝そべっていても、一応読書をしているのならそれでよしとしましょう。そのスタイルだからこそ読書に集中できているのかもしれません。「ちゃんと」「よい子に」「カンペキに」という親からのプレッシャーは、かえってこどもの集中力を乱す可能性があるので注意が必要です。
習い事で集中力を高めることは可能?
実は、習い事をさせることで子どもの集中力を高める方法もあります。
一般に「集中力を高める効果がある」と言われている習い事それぞれの特性から、集中力アップのポイントを見ていきましょう。
指先を使う習い事は、集中力を高めてくれる筆頭です。その中でもピアノは、楽譜を読んで正確な音の鍵盤を押さえるという2重に集中力が必要な行為がメイン。そのほかにも、鍵盤を弾く力の強弱で感情表現をしたり、テンポを正しく保ったりと気を抜けない場面の連続です。
ピアノと並んで指先を動かす刺激が脳を発達させ集中力を高めてくれます。習い続けると次第に頭の中にそろばんをイメージしながら珠算式の暗算もできるようになるのだとか。計算する数字の桁数も増えてくると、かなりの集中力が必要となります。
上記の二つとはまた違った集中力が培われる環境。外からの騒音が遮断され独特の感覚になる水中は、泳ぐこと一点に気持ちを集中させやすいのです。スポーツクラブのプールなどで、「気がつけば無心で泳いでいた」という経験をパパやママも持っているかもしれませんね。
「はね、とめ、はらい」という微妙な筆遣いを使い分けて美しい文字を書く書道も集中力が必要な習い事。静かな環境の中で、背筋を伸ばして半紙に集中するおけいこの繰り返しは、美しい姿勢や礼儀作法など、一生ものの財産も子どもに身につけさせてくれます。
子どもの集中力は“こつこつ”高まる!
集中力を高めてくれそうな習い事を紹介しましたが、先にもお伝えした通り、子どもの集中力は「楽しい」という気持ちと「モチベーション」に左右される部分が大きいので、お子さんが「好き!」と思えるものであれば、上記以外の習い事でも十分に集中力を発揮してくれるかもしれません。
いずれにしても、子どもの集中力が一朝一夕に高まることはありません。毎日のトレーニングや習慣づけでで少しずつ高まっていくものです。パパやママは、子どもが集中できる環境を整え、焦らずに見守ってあげましょう。
ちなみに「子どもって10分しか集中できないの!?」と驚いたパパママ、実は、大人でも物ごとにしっかり集中できる時間は、1日90分が限界というデータもあるようです。大人が子どもに期待する集中力の持続時間がそもそも長すぎるのかも、と視点を変えることも大切かもしれませんね。
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