最近では小さなうちからでも習い事を始める子が増えてきています。そろそろ我が子にも・・・と考えていらっしゃる親御さんも多いかと思いますが、たくさんの習い事が溢れている今、一体何をやらせたらいいか悩んでしまいますよね。
今回はそんな習い事選びの手助けになるように、やって良かった習い事を紹介します。今まさに悩んでいる親御さんはぜひ参考にしてみて下さい。
何歳くらいから習い事を始めているの？
子どもに習い事をいつから始めさせたらいいか・・・多くの親御さんが悩んでいることだと思います。早すぎても子どものためになるか分からないし、かといってちょうどいい年齢なんて分かりませんよね。
今では０歳から始められる習い事もあるし、『早期教育』などの言葉を聞くと早く始めた方が良いのかな・・・と不安になってしまいます。一般的に最も多かったのが３歳からで２０％、次いで多いのが４歳からのようです。しかし０歳から２歳までに習い事をしている子どもも３０％以上いるので、多くの子どもが４歳までの間に何かしら習い事を始めているみたいです。
では年齢ごとにどんな習い事があるのか説明していきます。
０歳から
０歳から習い始められる習い事は限られています。例えばピアノは難しいですし、サッカーなどは身体的に不可能です。
０歳から始められる習い事で人気なのは「リトミック」「英会話教室」などです。リズムに合わせて身体を動かす「リトミック」や生の英語に触れられる「英会話教室」などは、耳の能力が優れている０歳から始めると大変効果的であると言われています。
しかし、予防接種などが終わっていない、人が多いところは不安など心配もあると思うので、通信でできるものなどを始める方が多いようです。
１歳・２歳から
１歳２歳からですと、親と一緒に参加できるクラスが準備されているところが多くあります。親と一緒だと、子どもも緊張や不安が軽減され、リラックスした状態で授業を受けることができます。
しかしちょうど自立心が芽生え始め、イヤイヤ期が始まるのもこの頃です。０歳児とはまた違った、困ったことがでてくるかもしれません。
３歳・４歳から
上述した通り、３歳４歳から習い事を始める子どもが多いです。それにはちゃんとした理由があります。
ピアノなどの楽器系の習い事は、ある程度の体格や手の大きさがないと演奏ができないので、多くの教室は３歳４歳から受け入れている場合がほとんどです。また体操教室などの体操系は、集団行動がそれなりにできないと、現実問題として、実技を教える時間が取れなくなってしまいます。
そういう意味で、幼稚園や保育園で集団行動の基礎を習う３歳から４歳くらいが習い事を始めるのに一番向いているといえます。今は幼稚園でも課外授業で体操教室や英語教室があったりするので、それを活用するのも良いと思います。
５歳・６歳から
この頃だと、習い事の位置づけも、小学校への準備段階という感じになってきます。公文やそろばん、習字など、勉強に直結するような習い事を始めるのも良いかもしれません。サッカーやバスケットボールなど身体を動かす運動系の習い事を「やってみたい」と言い出すのもこの頃ではないでしょうか。
以上が年齢別に見て、どんな習い事が向いているのか説明いたしました。
習い事の選び方のポイントをご紹介！
次に、習い事の選び方のポイントを紹介します。
ポイントは大きく分けて３つ。
- 子どものやる気
- かかるお金
- 習い事をする目的
そのうちで一番大事なのは「子どものやる気」です。
年齢的には難しい場合もありますが、やはり子どもが自分から「やりたい！」「やってみたい！」と言い出す習い事をさせるのが良いと思います。いわゆる子ども主体で習い事を選ぶ方法です。「やりたい！」と言い出すからには興味を持って、やる気があると思ってしまいますが、「ただ何となくやってみたいから」「お友達がやってるから」ということもあります。その場合は少し様子を見た方が良いでしょう。
今はほとんどの習い事で体験教室や無料体験など行われています。子ども主体で決めるのが一番なのですが、「やる気があるから」と言って入会したは良いけど、合わなくて「やっぱり辞めたい」と言い出すことのないように、まずはそういった無料体験などをやらせてみましょう。
・かかるお金
習い事には月謝の他、入会金や種類によってはユニフォームや大会出場費など別途お金がかかります。週に何回通うかでかかるお金も違ってくるでしょう。また、習い事によって進級したりレベルが上がったりすると月謝がＵＰすることもあります。それらのことを踏まえ、きちんと事前に確認した方が良いと思います。
習い事先に聞いたりＨＰがあればそれを見るのも良いですが、口コミや先輩ママさんから聞くのも参考になります。習い事は子どものためになりますが、そのせいで家計を圧迫するようなことがないように、お金との相談は慎重にしましょうね。
・習い事をする目的
皆さん子どもに習い事をさせる時どういった目的をもっているのでしょう？子どもの可能性を広げるため？礼儀やコミュニケーション力を身につけたいため？親側からしたら色々ありますが、まずは子どもに寄り添うことが大事です。というのも、「周りがやってるから仲間外れが怖い」「ママ友に誘われて断れなかった」「自分が子どもの頃習いたくても習えなくて、子どもにはやらせたいから「周りの子より一歩抜きんでたい」など、親の気持ちを押し付けるような感じでは、始めても長続きはしません。
「子どもの可能性を広げたいから」も一理ありますし、気持ちも分かります。でも、だからといって何個も習わせてしまうと、可能性を広げるどころか全てにおいて中途半端に陥ってしまうかもしれません。親の目的はあくまで子どもの背中を押すためのものにして、子どもの気持ちを尊重してあげるようにしましょう。
子どもにやらせて良かった習い事ランキングＴＯＰ５
実際に子どもにやらせて良かった習い事のＴＯＰ５を紹介します
１位）学習教室
小学校高学年から始めるイメージが強いですが、幼稚園や小学校低学年ごろに計算や論理的思考を養うための「基礎作りの場」として最適。３歳～くらいの年齢だと遊びながら学ぶので、「学習＝楽しいこと」という感覚を小さな頃から身につけられるのも人気の理由の１つです。
月謝平均：1万円前後（教室により差があり）
２位）水泳
今も昔も根強い人気がある水泳。運動神経を養うだけでなく、ぜんそくなどをもっているお子様の体力作りにも最適です。また小学校に入学してからの水泳の授業に対応できること、水を怖がらなくなるなど、子どもにとって大きなメリットがあります。
月額平均：３,０００～１万円程度
３位）ピアノ
こちらも今も昔も人気が高いピアノです。音感を鍛えられ、またコンクールや大会などにも出場することで度胸が身につけられます。上手くなるためには反復練習が必要なので、コツコツ続けるという継続力も育むことができます。
月額平均：３,０００～８,０００円程度
４位）英語
グローバル化が進む昨今、習い事としての『英語』の人気はうなぎのぼりです。２０１８年からは小学校から英語が必修化するため、早いうちから英語に触れさせていれば、苦手意識も減少させることができます。英語耳や英語脳を作れることも魅力です。
月額平均：３,０００～１万円程度
５位）サッカー
小学生に人気のある習い事、サッカーです。幼稚園くらいだとルール関係なく、ボールを追いかけて走る、ボールを蹴る、などがメインのようです。体力づくりの他、チームプレイを経験する中で協調性や思いやりの心を育てる事ができます。
月額平均：５,０００円程度
長く、楽しく続けられる習い事をしよう
いかがでしたか？
人気の水泳やピアノなど以外にも、習字やそろばんなどの定番から、ちょっと変わったところでプログラミング教室など、今や習い事はその種類も豊富。せっかく子どものためにと習わせるので、できれば長く、そして楽しく通い続けてほしいですよね。
何が子どもに合うのか、やらせてみないことには分かりませんが、習い事を始めるきっかけは、子どもが「やってみたい！」と言ったから、という理由が一番多いようです。親の気持ちを伝えることも大事ですが、押し付けすぎないよう、子ども主体で習い事を決めるようにしましょう。自分から「やりたい！」といったものは、子どももなかなか辞めません。
まずは無料体験や体験教室などをやってみて、教室や先生の雰囲気が子どもに合うかどうか確かめることも大事です。子どもに合うような習い事選びを、親である私たちがしてあげましょう。
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