近年、核家族化が進み、夫婦共働きも増えています。遠方の習い事などに通わせようとすると、送迎の問題がでてきます。
現在、そういったお悩みをサポートしようと子どもの送迎サービスを始めているところが多くあり、特にタクシー会社は習い事の送迎を子どもひとりでもやってくれる他、夜間の急な発熱などにも対応してくれるサービスもあります。
ここでは、タクシーの送迎サービスを紹介します。習い事を始めさせたいけど送迎問題がネック…というご家庭は、参考にしてみてはいかがでしょうか?
共働き夫婦はだんだんと増えてきている
私たちの親世代は専業主婦がほとんどでしたが、経済的な理由や女性の社会進出とともに共働き夫婦の割合は増加する一方です。
厚生労働省の資料によると、専業主婦世帯は昭和55年に「1100万ほどの世帯」だったのに対し、平成26年では「687万世帯」にまで減りました。
対して共働き夫婦世帯は、昭和55年には「600万ほどの世帯」だったのに対し、平成26年には「1114万世帯」と、ほぼ逆転しています。
子育て支援を目的としたタクシーサービスは2011年頃から登場しており、ハイヤーやタクシー業界の収益減、とりわけビジネス需要が低迷していることから、新規需要の開拓が必要となったのだそう。
『観光』『介護』と並ぶ新しいサービスとして、共働き世帯が増えるとともに子ども送迎サービスも増えてきています。
タクシーの送迎サービスなら親も安心
では、全国子育てタクシー協会が打ち出している4つのコースを紹介するとともに、それぞれのメリットもご紹介していきます。
通院や検診、幼稚園の送迎やお買い物、お出かけなどに利用できるコースです。
こちらは親子同乗が基本ですが、希望すれば玄関先まで荷物を一緒に運んでくれます。「子どもがまだ小さいから荷物が多くなる」「車からベビーカーを用意している間に上の子がちょろちょろしないか心配・・・」という不安を解消してくれます。
通園・通学・通塾など、子どもひとりで移動する際に利用するコースです。
保護者から予約をうけた子どもの、ひとりでの移動をサポートしてくれます。
事前に打ち合わせを行い、送迎先に担当ドライバーの連絡や、送迎の終了報告を保護者に連絡してくれるので、安心して送迎をお任せできます。
例えば急な残業で子どものお迎えに間に合わない、とか、天気の悪い日に子どもをひとりで習い事に行かせなくてはいけない時などに利用できる便利なコースです。
妊婦さんが利用するコースです。
あらかじめ出産予定日や病院などを事前登録しておき、陣痛が来た時に迅速に対応できるようにするというものです。
陣痛が来た時に自分ひとりだととても心細いですが、子育てタクシーに登録しておけば電話1本で駆けつけてくれるので心強いですね。
子どもの夜間の急な発熱や、急なトラブルなどによる子どもひとりでの送迎に対応してくれるコースです。
自分で病院まで車を運転できるけど、後部座席に子どもひとりで乗せておくのは心配・・・というパパ、ママにちょうどいいサービスです。
子育てタクシーなら、自分も子どもと一緒に後部座席にいられるので、具合を逐一確認しながら病院まで運んでくれるので安心です。
以上、4つそれぞれのコースをメリットとともに紹介しましたが、もうひとつ、大きなメリットがあります。
それは『保険』です。
どのコースにも適用されるのはもちろん、普通のタクシーなら乗車中の事故を補償する保険内容ですが、子育てタクシーは、乗車中及び降車して目的地にたどり着くまでに起きた事故をカバーしてくれます。
例えばひよこコースを利用中、子どもひとりで習い事に行くのに、降車してから習い事先に行くまでの間に段差につまづいて捻挫をしてしまった、という場合も補償されるのです。
子育てタクシーは子どもの送迎だけでなく、大切な子どもの命を守るための支援も行っている、といっても過言ではありません。
そんな子育てタクシー、今や全国の自治体で、子育て支援の一環として積極的に取り組んでいるところもあるそうです。
おすすめのタクシー送迎サービス5選
ではおすすめのタクシー会社を5つ紹介します。
1)日の丸交通(株)
全国子育てタクシー協会加盟のタクシー会社です。加盟会社は全国にありますが、東京都の「日の丸交通(株)」を紹介します。
全国子育てタクシー協会主催の子育てタクシードライバー養成講座および保育実習、チャイルドシート設置講習を修了した専門のドライバーで運行する『子育てタクシー』です。
最初の1時間が4,650円で、以降30分毎に2,110円が加算されます。また、子育てタクシー乗務員を指定する場合や、チャイルドシート・ジュニアシートを利用になる場合は時間制運賃が適用されます。
乗務員を指定する場合は指定料+1030円(メーター制運賃を利用した場合に加算)になり、またチャイルドシート設置は1台目無料、2台目以上は1台につき510円で設置できます。
2)日本交通
創業80余年、都内最大手の日本交通が提供する「キッズタクシー」です。
選抜された優秀な乗務員が担当し、子育て経験者、保育士、普通救命講習、救急救命法メディック・ファーストエイド小児MFAプログラムなどの資格者で構成されています。
料金は最初の1時間で5,270円、以降30分毎に2,420円加算されます。
チャイルドシート・ジュニアシートは希望に応じて設置、1台目は無料、2台目以上は1台につき1,000円で用意してくれます。
3)kmタクシー
kmタクシーが提供する「お子様送迎サービス」は、ホスピタリティの高い乗務員が送迎します。子どもひとりでも、また定期送迎も可能です。
また、学校から自宅までだけでなく、学童保育や塾から自宅までの送迎もできます。送迎完了後には、送迎を依頼した保護者へ電話にて連絡してくれます。
(料金等詳しくは要問い合わせ)
4)第一交通産業グループ
第一交通産業グループが提供する「子どもサポートタクシー」。エリアは順次拡大中。
子育てシッター養成講座を受けたドライバーが対応してくれます。
料金は通常のタクシー料金で、後払いも可能です。3歳から12歳までが対象で、ジュニアシートも完備しています(要事前予約・無料)。
5)こころタクシー
練馬区を中心に、都内にエリア展開するこころタクシーが独自に提供している「子育てタクシー」です。
アテンダントドライバーは全員子育てに関する講習や実習を受けていて、ドライバーの半数は女性。育児経験やホームヘルパー2級などの資格を持つドライバーがほとんどです。
また、エチケット袋や防水シート、ウェットティッシュなどのチャイルドセットが全車に設置してあります。
料金は1時間5,400円、以降30分毎に2,110円が加算されます。ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートは無料で利用できます。
どのタクシー会社も共通して言えるのは、事前登録が必要であること、自宅以外の送迎先(学童保育や塾、おじいちゃんおばあちゃんの家など)には事前連絡を必要とすることです。
タクシーに子どもひとりで乗る場合、乗務員の邪魔をしないなど、乗車マナーを教えておくことが大事です。また、子どもに現金を持たせるのが不安な場合、後払いもできるかどうか確認した方が良いでしょう。
サービスを利用して時間を有効に使おう
いかがでしたか?
こうしてみると、多くのタクシー会社が子育て支援としてサービスを打ち出しているのが分かります。
共働きの夫婦は、家に帰ってからも家事や子どもの面倒などやることが多く、それらを短時間でこなさなくてはなりません。
習い事の送迎も、自分ひとりでどうにかしようとせずに、家族のライフスタイルによっては外部のサービスを上手に利用することも重要ですよ。
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