人間の脳は右脳と左脳にわかれていて、それぞれで役割が違うことがわかっています。右脳はひらめきやクリエイティビティを、左脳は表現や統合をになっているといわれます。「右脳タイプ」「左脳タイプ」なんて診断テストも流行しましたよね。
そのように偏ることなく、左右の脳全体をバランス良く育てていく「全脳教育」と呼ばれる教育法が、とくに幼児教育の分野で注目されています。
今回は「全脳教育」とは何なのか?その効果は?また、これまで天才を育てると人気を集めていた「右脳教育」との違いなどについても確認してみたいと思います。子どもの“脳”力開発に関心の高いパパママ必見です!
「全脳教育」とは?
右脳と左脳はそれぞれの役割を担っていますが、まったく独立して機能しているわけではありません。それぞれが密接につながり、関わって機能しています。その右脳と左脳、つまり脳全体を効率よく成長させようとするのが、「全脳教育」です。
人間は誰しも潜在能力を持っています。その潜在能力は脳を鍛えることでより発揮されやすいとされています。
通常大人では5%程度しか生かされていない潜在能力を引き出すことができるとすれば、右脳と左脳を上手に発達させ、全脳をフルに利用することが大切になります
「全脳教育」と「右脳教育」の違いは?
ところで、「全脳教育」という言葉を聞く以前には、「右脳教育」という言葉を頻繁に耳にした時期がありました。果たして、その違いはどこにあるのでしょう。
左右の脳の働き
右脳は「感性に」対して重要な役割を持っています。直感、ひらめき、想像力というイメージによる能力は右脳の発達によって鍛えられます。有名なアスリートや世界的に活躍している芸術家、あるいは「天才」と呼ばれる人は右脳が発達していることが多いのです。
左脳は、言語脳と呼ばれることもあり、言語を操る力や計算力を担っています。分析が得意なタイプは左脳が鍛えられています。理屈っぽいと言われる方は左脳が発達していることが多いです。
生まれてから3歳くらいまでの、まだ上手にお話ができない年頃の子どもは、右脳が先に発達していきます。その右脳の発達期に加速度をつけることによって、幼児期から豊かな感性や空間認識能力、記憶力や集中力を研ぎ澄まそうとする教育が「右脳教育」です。
「右脳教育」はどんなことをするの?
右脳教育では、フラッシュカードや絵本の読み聞かせ、パズル、積み木などを行うことが多いです。
単語やイラストが描かれた大量のカードを1枚1秒のテンポで子どもに見せ、情報をインプットさせるカードです。言葉を覚えさせるために使われることも多いため、右脳教育と意識せずに買い求めたパパやママもいるかもしれませんね。短時間で次々とカードを見せることで、反応速度を向上させる効果もあります。
こちらも、「すでに毎晩行っているよ」という家庭が多いのではないでしょうか?たくさんの絵本との出会いは、子どもの言語能力や想像力を高める効果が認められています。同じ本を何度も繰り返して読んでも効果があります。
積み木、ブロック、パズルといった頭を使うおもちゃは想像力が高められます。また空間能力も高めることができます。手軽なテレビゲームではなく、長く愛されているおもちゃは、子どもの手先を器用にする効果と共に右脳を鍛える効果も期待できます。
「全脳教育」や「右脳教育」で脳を鍛える効果は?
全脳教育や右脳教育を通じて、脳を鍛えることで子どもの持つ能力を100%に近い状態で引き出すことができると言われています。
子どもの可能性は無限大です。また幼少期の子どもは、本能的に新しいものに興味を示し、学びたいという気持ちを持っています。「全脳教育」や「右脳教育」はその気持ちを高めてあげる効果があります。
また、バランスよく脳を発達させることで、知識が発達するだけでなく思いやりや優しさといった人間として大切なものを育むことができます。「全脳教育」の効果は、半年から1年ほどでその実感するパパママが多いようです。
「全脳教育」の具体的な取り組みとは?
「全脳教育」は、右脳も左脳もバランスよく育てます。右脳に特化して天才に育てるのではなく、左脳も育てて個性や心も大切にしようという取り組みです。
具体的に行われるのは、以下のようなこと。遊びを通して子どもの感性を育みます。
外遊びを通して自然に触れる
外に出て自分の足で歩き、自然と触れ合うことが大切です。綺麗な花や小さな虫を見つけることも楽しいですよね。
パパママと手をつないで歩いたり、砂場遊びや水遊びなど、砂や水に触って体験する遊びもです。時間を決めずに可能な限り子どもが飽きるまで続けたいですね。
五感を刺激するアクティビティ
右脳を育てるためには、五感の刺激がとても大切。絵を描くこと、工作をすること、音楽を聴くこと、美味しいものを食べること、身の回りにあり簡単に出来る五感への刺激を積極的に行います。
幼少期にパパママがさせたい!と考える様々な体験の多くは、五感を刺激するタイプの体験といえるでしょう。
たくさん褒めて自信を与える
子どもが自分に自信を持ち、自己肯定感を高められるようになるためにも、子どもが何か出来たことに対して褒めてあげることが必要です。
「すごいね!」「えらいね!」という漠然とした褒め方ではなく、「○○ができるようになってすごいね!」「何度もチャレンジしてかっこいいよ!」と具体的に褒めてあげることが効果的だと言われています。
子どもの気持ちを大切にしてあげる
子どもがやりたいと思うことを大切にしましょう。全脳教育に興味のあるパパママは、子どもにとって良いと思う習い事にも敏感ではないでしょうか?
いつまでに習い始めた方が良いという知識はインターネット上にあふれています。ですが、子どもが自ら始めたいと思うまでじっと待ち、子どもの気持ちを大切にしてあげることも時には必要です。
幼児時期から脳を刺激して柔軟な頭を養おう!
幼少期に発達する右脳は6歳頃をピークに成長を止めてしまうと言われています。小学校での教育が左脳を重視した教育であることも原因の一つかもしれません。
全脳教育を行うことで、右脳の能力の成長を止めず、6歳以降もぐんぐん発達していく左脳とバランスよく成長を促すことで、柔軟な頭を養うことができます。上手に取り入れ続ければ、子どもが潜在能力を発揮し「天才」として活躍する日がくるかもしれません。
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