親の仕事の事情などもあり、最近は習い事の掛け持ちをする子どもが増えているようです。もちろん、「させてあげたい習い事がたくさんあって」といった親心が子どもの習い事を増やしているケースもあるでしょう。
とはいえ、まだ小さな子どもが吸収できることには当然ながら限度があります。費用や、送迎の負担といった問題もありますが、なにより子ども自身がパンクしてしまうかもしれません。
確実に増加傾向のダブルスクール、トリプルスクールの子どもたち。今回は、子どもの習い事の平均数データをもとに、複数の習い事を掛け持ちする子どもに、親が気をつけてあげるべきことを考えてみました。
現代っ子はいくつ習い事をしているの?
幼児から小学6年生までの子どもの平均習い事数は2つ以上で、もはや「1つだけ」「していない」という子どもの方が少数派であることがわかります。ボリュームゾーンが2つ〜3つで、4つや5つ掛け持ちをしている子どもも決して少なくありません。
掛け持ちしている習い事の内訳は、文化系とスポーツ系の組み合わせでバランスよく選択している家庭が多く、3つ目にプラスされるのは、勉強に関わる習い事のようです。この傾向は、小学校高学年になるにつれて顕著に。中学受験が視野に入り、それまでの複数の習い事プラス学習塾というパターンが増えるのかもしれません。
テレビ電話やインターネット授業といったレッスンスタイルの自宅でできる習い事を組み合わせて、時間的な制約をクリアする家庭が増えているのも今風な傾向と言えそうです。
掛け持ちをするときに気を付けたいポイント
たとえば、平日に1つ、土日に1つなど、配分を工夫をすれば2つ以上の習い事に通わせることは難しくないかもしれませんよね。
そんな工夫のしどころ、気をつけたいポイントをあげてみましょう。
◆ポイント1 | 子どもに通い続けられる体力はある?
習い事に対する親の思いは大きいかもしれませんが、習い事をするのはあくまで子どもです。
子どもが習い事をかけもちするのに十分な体力は備わっているでしょうか?1週間だけで考えると可能に思えても、毎週続けていくのはとても大変なこと。園や学校の行事などと重なるとへとへとになってしまうかもしれません。子どもの体力に見合った習い事の数にすることは必ず守りましょう。
◆ポイント2 | 同じ日に複数の習い事はできるだけさせない
「週に2つだから我が家は平均的」と思っても、その2つを同じ日に設定するのは避けた方が無難です。土日にまとめて習い事を入れている家庭が増えていますが、1日にたくさんの経験をすることで、せっかく学んだことが定着しない可能性も高くなります。体力的な疲れから習い事自体をキライになってしまうこともあるでしょう。
どうしても、同じ日に2つの習い事を入れる場合は、スポーツ系と文化系、スポーツ系と学習系など、タイプ違うの習い事を組み合わせるといいかもしれませんね。いずれにしても、子どもの様子をよく観察して、あまり疲れるようなら再検討しましょう。
費用が倍、三倍、四倍に…
当たり前ですが、習い事には月謝などのお金が必要になります。スタート時には入学金や道具類などがまとまって必要な場合もありますし、発表会や試合など定期的に予定外の費用が発生することもあります。盲点になりがちですが、通うために必要な交通費や教材費、衣装やユニフォームなどにも予算をさく必要があります。子どもの成長は早いので、ユニフォームや楽器など、体の大きさに関係する道具は、定期的に買い換えることも考慮してください。
かけた費用分の成果を子どもが出せないと親はどうしてもイライラしてしまいがちですが、異なる習い事をいくつもソツなくこなせるほど子どもは器用ではありません。親のストレスになるくらいなら数を絞った方が、子どものモチベーションのためにもいいと思います。
送迎負担は思っているよりずっと大きい
習い事をする子どもの年齢やスクールの場所によっては、送迎が必要な場合があります。実際に習い事がスタートすると、この送迎の負担は想像しているより大きく感じると覚えておきましょう。きょうだいがいる家庭の場合、習い事の時間帯が異なり、日に何度も送迎が必要になることも。
1人で通える年齢になっても、スクールまでの距離や周辺環境によってはお迎えが必要になることや、交通費がかかることもあります。近場の習い事で、日中の明るい時間帯に行っている習い事が理想ですね。
親の上手な関わり方でぐんと伸びる
カリスマトレーナーがいるスポーツクラブや、有名な先生が教える塾に通っても、習わせっぱなしでは子ども成長できません。どんな習い事でも家庭でのフォロー、パパママからの応援が結果を大きく左右します。
まずは、習い事へのモチベーションが維持できる環境作りに挑戦してみましょう。難しく考える必要はなく、習い事から帰ってきたら話を聞いてあげるとか、宿題があるときは内容を見てあげるなど、「見守っていること」を子どもに伝えることからはじめてみるといいでしょう。
掛け持ちで習い事をはじめたら、体作りのサポートも大切です。特にスポーツ系の習い事がある場合、食事のバランスも配慮が必要ですよね。夜の時間帯の習い事なら夕飯をどのタイミングでとるかも考えどころ。夜遅い時間に食事を取るのは好ましくないので、補食で補うようにするとか工夫が必要になるかもしれません。
習い事に一生懸命になりすぎないこと
子どもの習い事にかける情熱で、パパやママの方が疲れてしまっているケースを時々見かけます。子どもの未来を考えると、さまざまな経験をさせてあげたいと思うのが親心ですが、家庭によってできることは違います。お友だちとの競争が目的で複数の習い事に通わせ、子どもが疲れて体調を崩したりしたら本末転倒です。
親子でよく話し合い、子どもが本当に習いたい、続けたいと考える習い事を厳選してあげられると良いですね。
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