算数において計算が速く・正確にできるということはかなり重要です。計算ミスが多いために点数につながらず、「算数が苦手である」という意識を持ってしまう子供が多いんだとか。非常に残念ななことですよね。しかしこの計算力は努力次第で必ず身につく力です。そこで今回は計算力をアップさせる方法を3つ紹介します。
計算力は算数の基本
計算力は算数を解くうえで非常に重要な力です。算数を苦手としている子供には計算ができない子が多く、計算ミスが多いがために算数が苦手であると勘違いしている場合も多々あります。ですから、計算力を身につけることは算数の点数アップにも直結します。
計算を早くする方法3選
ここからは本題に入ります。計算力を身につける方法を3つ紹介しますよ。
１．数を視覚化する
子供の中には数を扱うこと自体が苦手な子がいます。そういった子供には具体的な数のイメージを思い浮かべるように、硬貨を使って特訓しましょう。1円玉10枚と10円玉1枚を容易して、「10円玉1枚と交換するのに1円玉は何枚必要かな？」と聞いてみましょう。慣れてきたら「1円玉8枚と1円玉3枚。10円玉1枚にするには何枚1円玉をとればいい？」などと聞いてあげてください。こういった質問を繰り返すことで10進法の概念を理解できるようになるだけでなく、実際に手を動かすことで数の感覚を身につけることもできます。この方法は量の感覚を身につけるのにも最適で、牛乳パックなどを活用してリットルの感覚などを身につけさせることができます。
２．よく出てくる倍数・累乗数・数値は暗記する
算数を解いていると必ず登場する倍数・累乗数・数値というものがあります。そういった数字はできるだけユニット単位で暗記してしまいましょう。例えば、1/8を少数に直すのにわざわざ計算するよりも1/8＝0.125と暗記してしまった方が計算が圧倒的に速くなります。以下に覚えておくと便利な数字ユニットを記しておいたのでぜひ確認してみてください。
●10になる補数……1と9、2と8、3と7、4と6、5と5
●15になる補数……1と14、2と13、3と12、4と11、5と10、6と9、7と8
●15の倍数（これを覚えておくと、15分の2倍は30分、4倍は1時間……を素早く理解できます）
●25の倍数
●45の倍数
●2の累乗……2、4、8、16、32、64、128、256、512、1024（このあたりまで）
●3の累乗……3、9、27、81、243、729（このあたりまで）
●1/8＝0.125
●3/4＝0.75
こういった数字はいちいち計算してだすよりも暗記してしまったほうが計算の効率がかなり向上します。
３．数字の短期的記憶をする訓練をする
数字を短期間頭に記憶しておく力はスピードアップと正確性アップにかなり効果的です。特に写し間違いによるミスがあるお子さんや字が汚い子供にとって有効となる手段です。
ではどのようにして短期的記憶力をアップすれば良いのでしょうか？それには2桁×1桁の暗算をひたすらさせるのが効果的です。この作業においては、かなり多くの数字を記憶することが求められます。繰り上がる数字や元の数字、繰り上がったために増えた数とかなり多くの数字が登場しますからね。
計算は速く正確に！
計算力とは計算を速く正確に処理できる能力のことです。この力は日常生活でも役立つだけでなく、後々の大学受験・就職などでも役立ちます。ぜひ小さいうちから計算力を鍛えさせてあげましょう。
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