小学校での英語の教科化など、子どもを取り巻く英語事情が急速に変化し、我が子にはどのような英語学習をさせたらいいのか悩んでいるパパやママが増えています。誰もが考える手段として「英会話スクール」がありますが、果たしてそれで本当に身につけることが出来るのか…。
そこで、おすすめしたいのがニュースサイトの活用です。英会話スクールももちろん良いのですが、プラスαとして自宅でも英語に触れられる環境を作るのに、ニュースサイトは最適。子ども向けに制作された英語のニュースサイトもさまざまです。
今回は、英語ニュースサイトの紹介と効果的な子どもの英語の学習方法についてまとめてみました。
英語力の向上は「多読多聴」がカギ!
人間の記憶はすぐに忘れるようにできているので、週1回の英会話レッスンだけで子どもが英語を身につける可能性は低いと言わざるを得ません。
英語をはじめとする言語は、学問というよりはコミュニケーションツールです。だから、上達への近道はどんどん使って慣れること。そのためには、圧倒的なインプットも必要です。
つまり、「多読多聴」が重要になるのです。以下、詳しくみていきましょう。
早期英語学習が注目されている理由は?
「英語学習は、できるだけ早いうちから始めた方が良い」と言われます。それは、発達過程にある脳や耳がスポンジのような吸収力で聴き、真似をすることによってどんどん体得していくからです。
子どもの耳が英語の音をそのままとらえて身につけられる臨界期は意外に早く、9歳ぐらいまでという説が一般的。つまり、多読多聴による学習が大きく功を奏するのも9歳くらいまでということになります。
もちろん、それ以降に英語を身につけることも可能ですが、始めるのが遅くなるほど習得に時間がかかるようになり、耳にした英語の音を忠実に再現することも難しくなっていきます。
早いうちから英語の学習を始めるメリットを以下にまとめてみました。
◆「聴く」以外の英語技能もすべて上達する
「多読多聴」による圧倒的なインプットは、リスニングだけに発揮されるのではなく、他の3技能(リーディング・スピーキング・ライティング)にも効果があります。
リーディングが鍛えられるのはもちろんのこと、スピーキングやライティングといった英語でのアウトプットにも、蓄積したストックが活きていきます。
◆「多読多聴」によるストックがデータベースになる
辞書で単語を調べる時に良く言われるのが「一緒に例文もチェックしましょう」ということ。多読多聴による英語のストックを持つ子どもがその行為を行うと、例文中の文脈や微妙なニュアンスもより深く理解できるようになります。
単語や文法を勉強する上で、ひとつのアプローチに偏ることなく、いろいろな方向から満遍なくアプローチすることができる方法が多読多聴であるといわれています。
◆「英語脳」を育てる
英語脳とは、「英語を英語のままで理解出来る脳」のこと。9歳くらいまでに英語のシャワーをたっぷりとあびることによって、さまざまな英語の音、単語、英文の蓄積が行われ、脳内に「英語の領域」が作られていきます。
細かい文法や単語の意味など考えることもなく、「このシチュエーションにはこの英文」など、間に日本語的思考をはさむこともなくなるため、速いスピードのリスニングにも対応でき、流暢に話せる用になります。
◆楽しく習得でき「英語が好き」になる
勉強の得意な人は、もともと好きで勉強を楽しめる人か、やり方を工夫して楽しんで勉強できるようにする人でしょう。
多読多聴は、自分の興味のある書籍を読んだり映画を観たりするので、完読などの達成感を得られながら、興味あるもの故に楽しんで、飽きることなく続けられる側面を持っています。
◆文法や単語の勉強がいらなくなるかも?
圧倒的な量のインプットは、生まれたときから英語環境で育てられるネイティブの子どもに近い環境を作り出します。ネイティブの子どもたちが文法や単語を勉強する前からナチュラルな英語を話せるようになるのと同様、圧倒的なインプットがあれば、文法の知識がなくても自然に英語が話せるようになるかもしれません。
どんどん英語を使い続けることによって、単語の微妙なニュアンスの違いなど、いちいち辞書で調べる必要もなくなってくるでしょう。もちろん、学校での学習なれば、勉強として文法や単語などを学ぶ必要がありますが、英語を話すだけならそれらは必要ないかもしれない、ということになります。
子どもでも聴ける・見られる英語ニュースサイト5選!
では、子ども向けのオススメ英語ニュースサイトを紹介します。
【1】DOGO news
ニュースはもちろん、子どもたちによるブックレビューと映画レビューもあり、そちらもオススメです。今アメリカの子どもたちに何が人気かわかります。
【2】TIME FOR KIDS
アメリカのニュース雑誌『TIME』に子ども向けの『TIME FOR KIDS』というものがあるのですが、そのウェブ版です。紙版の購入もできますし、そのデジタル版も出ているようです。
【3】CNN Student News
アメリカのニュースチャンネル『CNN』のウェブサイトの中にある『Student News』。その日のいくつかのニュースをわかりやすい形で10分間のビデオにまとめてあります。
http://www.cnn.com/studentnews
【4】Kids Post(The Washington Post)
ワシントンポスト紙の子ども向けサイトです。『Homework helpers』や『Games&Puzzles』のページもあって充実しています。
http://www.washingtonpost.com/lifestyle/kidspost/
【5】Behind the News
こちらはオーストラリアのTVニュースサイトABC.netの中の子ども向けサイトです。音声と映像でニュースを見ることができます。
http://www.abc.net.au/btn/index.htm
ニュースを使ったプラスαのトレーニング方法
ニュースを使ってリスニング力や語彙力をアップする方法を、上記の5番で紹介したニュースサイトを例にお伝えします。
- エピソードの中の好きなタイトルをクリックして、ニュースを映像と音声で観る。はじめはトランスクリプト(文字)は見ない。音声が難しければ、最初の1回はトランスクリプトを見て内容を大まかに理解する、というやり方でもOK。
- 1回でわからなければ、2回、3回と繰り返し聴く。2回目以降は自分でも1文ずつリピートしながら聴くと良い。
- 3回聴けばわからないところが大体クリアになるはずなので、わからないところを確認するためトランスクリプトを見る。
- トランスクリプトを読んで、知らない単語やフレーズを確認する。その部分を『自然な語と語の繋がり』を意識しながら何度か音読する。
- 全体をトランスクリプトを見ながら音読する。
- トランスクリプトを見ないでもう一度ニュース映像を音声とともに観る。ここではもう全て意味がわかることを確認する。わからない部分がある時は4と5を繰り返す。
- 一文ずつリピート→全文の文字を見ずに音読する。
毎日の積み重ねにまさるトレーニングなし!
毎日英語に触れることで英語への抵抗はなくなります。ニュースは時事問題を取り上げるので、世界の状況も知ることができて一石二鳥です。
英語ニュースを活用し、賢い英語脳を育んでみてはいかがでしょうか?
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