昔から根強い人気のそろばん教室。習い事の定番と言えるのではないでしょうか。
せっかくお金と時間をかけるのであれば、将来に役立つことを学ばせてあげたいですよね。
そこで今回は、数ある習い事の中でも脳を鍛える効果が高いと言われている「そろばん」について、メリットや費用、習わせる際の最適な時期などを詳しくご紹介します。
そろばんとは?
そろばんは、西洋・東洋にもある昔ながらの計算器具です。
日本にそろばんが伝わったのはおよそ500年前の室町時代末期と言われています。
日本に入ってきた当初のそろばんは、現在のそろばんよりも玉の数が多いものでした。
それから、五玉を1個にしたり、丸い形の玉を現在の形にしたりといった改良を続け、現在のそろばんの形となりました。
そろばんは、串に刺した珠の位置などで数を表現し、複雑な計算を行う手助けをしてくれます。
昔から「読み・書き・そろばん」と言われる学問の基礎として扱われていますが、
現在でも小学3年生で必ず習うことになっています。
そろばんを習わせるメリットは?
そろばんを習うことによって、以下のような様々な効果が期待できます。
集中力の向上
そろばんで求められるものは、
- 制限時間内に決められた問題数をこなす
- 問題の正解精度
です。膨大な計算をすべて間違えずに行うには、“集中力”が必要不可欠です。
集中力が身につくと、何に対しても落ち着いて取り組めるようになります。
落ち着いて長時間机に向かうことができるようになります。
忍耐力が身につく
ミスの連続、ミスとの闘いと言われるのがそろばんです。
正解にたどり着くためには、何度も繰り返し練習を重ねることが必要です。
そろばんを習うことによって、努力を続けるとできるようになることを学び、その結果忍耐力身につけることができます。
競争力が身につく
最近の学校では競争を避ける傾向にありますが、互いに刺激しあって高め合うという環境は、子ども自身が実力を見極め自ら目標を立てて努力することが習慣づけられます。
そろばん教室はもちろんのこと、そろばん大会等を通して、お互いに切磋琢磨して一緒に成長するという貴重な体験をすることができます。
上記の能力を身につけることによって、他の全ての勉強の役に立つことは間違いないでしょう。
そろばんを習わせるのに最適な時期は?
いつから?
日本珠算連盟によると、教室に通い始める平均年齢は9歳くらいで、幼稚園から小学校低学年頃から習い始める子が多いそうです。
そろばんを習い始める時期に、はっきりとした決まりはありません。
計算に興味を持ち始める幼稚園年長ぐらいから始めてもいいですし、学校で習い始める小学校3年生になる前後で始めても効果はあるといえます。
しかし、幼児教育を急ぐあまりに無理に習わせてしまうと、そろばん嫌いになってしまう可能性もあります。
まずは子ども自身が興味を持てるように促すことが大切です。
いつまで?
いつまで続けるかは、子どもによって様々です。
部活動で忙しくなる中学生まで続ける子や、そろばん検定での昇級を目標に習い続ける子もいます。
そろばん検定で3級が取れるくらいになると、頭の中でそろばんをイメージして暗算に強くなるといわれるので、3級を目安にする場合も多いようです。
いつまでやるかは、子どもの状況に合わせて考えてあげると良いでしょう
そろばんを習わせる上での注意点
様々な効果が期待できるそろばんですが、そろばんを習わせる上で注意すべき点もあります。
そろばんは、習い始めるのが早ければ早いほど良いというわけではありません。
幼稚園児にそろばんを教えることと、ある程度数の概念が分かっている小学生に教えるのとでは、理解して吸収する効率が違うのです。
さらに小学校の授業での足し算の教え方は、そろばんの考え方とは全く違うため、子どもが混乱してしまう可能性もあるとのことです。
子どもの興味や成長に合わせて習い始める時期を見極めること、そして何より本人が楽しく続けられないと効果がないため
無理強いしないようにすること、に注意が必要と言えるでしょう。
そろばんはどこで習えばいい?
自宅で親が子どもに
無理に教室に通わなくても、自宅で親が教えてあげる方法で十分得るものはあると言えるでしょう。
自宅でやるのであれば、途中から教室に通うことはせずに、自宅でやり通すことをお勧めします。
親の教え方と教室の教え方が違う場合が多いため、途中から教室に通わせると子どもが混乱する可能性があるからです。
自宅学習であってもそろばん2級、学校の数学で役に立つ暗算スキルなどは身につけられます。
教室に通う
そろばん教室で習うことの最大の特長は、先生と友達がいることによって、自然とやる気が出て、
競争力を養いながら学ぶことができる点と言えるでしょう。
分からないことがあればすぐに先生に聞けるため、スムーズに学ぶことができます。
そろばん教室の選び方は?
それでは、どのように教室を選べば良いのでしょうか。
教室選びのポイントをご紹介します。
1.先生の目が行き届いているか
生徒の人数が多いからといって良い教室だと決めつけないようにしましょう。
大切なのは、「先生の目が、生徒一人一人に行き届いているか」という点です。
先生一人につき、20人んの生徒が限界といえます。
それ以上の人数であれば、先生が2~3人体制だったり、時間で分ける等の対応がされていれば安心です。
2.競技大会への参加状況
教室に活気があれば、周囲のお友達と競いながら、腕も上がるものです。
そのためには、「競技大会に参加しているか」が大きなポイントとなります。
競技大会に参加する生徒は、自分の通う教室の中だけでなく、他教室の生徒からの刺激を受けることができます。
刺激が次のやる気に繋がり、成績が上がるのはもちろんのこと、教室内の多くの生徒たちにも刺激を与えてくれます。
3.楽しんで通うためのイベントやご褒美
そろばんは、努力が結果につながる習い事で、毎日コツコツと努力することに勝る練習方法はありません。
とは言え、幼い子どもがコツコツと努力を重ねることは、そう簡単なことではありません。
幼児~低学年のうちは、練習以外にも、ちょっとした『楽しみ』がある教室が、おすすめです。
年に1~2回お楽しみ会が開催される教室もあれば、バス遠足や、果物狩りといったイベントを行っている教室もあるようです。
4.目的に見合っているか
最後に大きなポイントとなるのが、親子が目指す「目的」に見合う教室であるか否かという点です。
例えば、「子どもには段位まで取得してもらいたい」と考える場合は、段位合格者を多く輩出している教室が望ましいでしょう。
または、「楽しく長く続けて欲しい」と考える場合は、先生との相性も大きなポイントとなります。
地域の評判や口コミを得ることが、一番の近道かもしれません。
「なぜ、そろばんを習わせたいか」という目的をよく考え、その目的に見合った教室を探すことをお勧めします。
気になる費用は?
東京都のそろばん教室の平均月謝は、6,000円(週3回、1回1時間)です。
古くからある教室よりも新しい教室の方がやや高い傾向にあります。
新しくできた教室は、商売色が強く、教室もテナントを使っているため経費が多くかかってくるからです。
授業回数や地域によって異なりますが、月謝は6,000~8,000円が目安となります。
また、教材代は月謝に含まれる場合もありますし、教室によっては入学金、冷暖房費などの設備費、
そろばん本体の購入費などが必要なところもありますので、各教室に事前に確認しましょう。
そろばんで右脳を鍛えよう!
いかがでしたでしょうか。
そろばんには計算力がアップするだけでなく、右脳の強化による記憶力の向上や集中力の向上などの効果も得られます。
加えて、月謝も比較的安いため幼児教育の中でもお勧めの習い事の一つです。
しかし、時期が早すぎたり無理に通わせたりしてしまうと逆効果になりますので、子どもの興味と成長の度合いをみながら検討することをお勧めします。
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