もう長いことピアノを習わせているのに、なかなか子どもが上達しないと感じているパパママ、少なくないですよね。
上達すには個人差があるとはいうものの、いつまでも次の曲に進めない我が子を見ていると「もしかして、ピアノは向いてなかったのかも…」と思ってしまうことも。
せっかく習っているのだから、楽しく上達してほしい!そう願っているパパママのめに、子どものピアノが上達しない原因とその解決策についてまとめてみました。ピアノが上手な子どもの特徴もピックアップしてみましたよ。
なぜピアノが上手くならないの?その原因と対策
ピアノがなかなか上手にならない子どもには、どのような原因があるのでしょう?
【1】毎日練習をしない
ピアノは、一朝一夕では上達しません。どんなに才能がある子どもでも、コツコツと毎日練習することは必須です。
練習するように声をかけるだけでなく、横に座って練習を見てあげる、1回の練習時間を10分と短くするなど、子どもが練習しやすい環境を作ってあげるといいでしょう。
【2】集中練習をしていない
集中練習と言っても課題曲を最初から最後までを弾くのではなく、間違いやすいフレーズ、弾けないフレーズを抜き出してその部分だけを繰り返し集中して練習することです。
複数箇所ある場合は、一番難しいと思う箇所から始めるのが効果的といわれています。
【3】片手練習をしていない
上達しない子が意外にしていないのが片手ずつの練習です。曲の断片だけの練習となるので、子どもはつまらないと感じるのかもしれませんが、片手練習によって、右手左手双方の動きをしっかりと覚えることは、ピアノ練習において不可欠です。
片手練習をすることによって、指5本の動きに集中することができるので、指使いも正しく覚えられます。
【4】楽譜に書き込まない
間違ってしまう箇所に気をつけたいポイントは楽譜にどんどん書き込んだ方がいいようです。
正しい運指の指番号を書き込んだり、強調したいところ、感情表現など、気づいたことは先生から注意を受けたことはどんどん書き込みましょう。
楽譜に直接書き込むことに抵抗がある人は、練習用にコピーを取って使ってみましょう。
【5】向いていない可能性がある
これを言ってしまってはおしまいなのですが、子どもが仕方なく、つまらなそうに弾いているのであれば、ピアノが向いていない可能性があります。どんな曲を弾いても子どもが楽しいと思えないなら、レッスンが負担になっているかも。他の習い事を検討した方が良いかもしれません。
楽しく弾いているのであれば、もう少し様子をみてあげましょう。
ピアノ嫌いにならないための親のサポートとは?
子どもがピアノ嫌いにならないように練習をさせるためには、どんなことに気をつければいいのでしょう?
◆練習が楽しいと思ってもらう
「練習しなさい!」とガミガミ言われてしまうと、本当は練習しようと思っていても、やる気がしぼんでしまう可能性があります。「○○ちゃんのピアノがそろそろ聴きたいな〜」などとうながし、まずは機嫌良くピアノの前に座ってもらいましょう。
練習中は、途中で止まってしまったり同じミスを繰り返してしまう箇所があったりしても、子どもが懸命に頑張っているなら親が口出しをしない方がベターです。
弾けるようになったら「やった!」「頑張ったね」「すごい!」などと、子どもと一緒に喜んであげましょう。目標を立て、達成したら好きなキャラクターのシールをあげるなど、ご褒美システムを導入してみても。
◆パパやママが弾くのを見せてあげる
パパやママがピアノを弾けるなら、子どもが練習している曲を弾いて見せてあげるのもいいでしょう。
練習して間違った箇所が直ると、こんな感じになるんだというお手本にもなります。感情表現も入れて、パパやママが楽しそうに演奏している姿を見たら、子どもも「あんな風に弾けるようになりたい!」とモチベーションが上がるかもしれません。
親がピアノを弾けなくても、練習を見守ってあげたり、曲に合わせて歌ってみたり、最後まで弾ききったら「頑張ったね!」と褒めてあげたりするといいでしょう。
◆音楽に触れる機会をたくさん作る
せっかく音楽の習い事をしているのですから、ピアノを習い始めたら、親子でコンサートに出かけるなど、これまでにない音楽体験の機会をたくさん用意するのもおすすめです。
最近では親子で楽しめるクラシックのコンサートが頻繁に開催されていますし、ストリートコンサートなど、街ぐるみの音楽イベントに出かけてみるのも楽しいでしょう。
また、月額1000円程度で膨大な楽曲のダウンロードができる音楽サービスなどを利用して、いろいろなジャンルの音楽に触れさせるのも良いですね。
◆練習を習慣づける
ピアノの練習が毎日することが当たり前になるように習慣づけることが大切となってきます。
園や小学校から帰ってきてから、おやつを食べてから、晩ごはんができるまでの間など、短い時間でも初めはOK。「1日最低でも15分」などムリのない目標を決めて、とにかく毎日ピアノの前に座る習慣づけから始めましょう。
子どもをピアノ嫌いにする5つのNGワード
「練習してほしい」という思いが強まるあまり、かえって子どもをピアノから遠ざけてしまうNGワードがあります。
ついつい言ってしまいがちな次の5つのセリフにはご注意を!
【1】練習しないならピアノ捨てるよ!
何度「練習しなさい!」と言っても、子どもが練習する様子をみせないと、ついカッとしてしまいがちになりますよね。
でも、この言葉は子どもにとっては脅迫のようなもの。ピアノだって可哀相です。簡単に捨てるなんて言わないでくださいね。
【2】練習後に「それだけ?」
たとえ練習時間が5分だけだったとしても、まったく練習しないよりはずっと良いはず。
本人は気乗りしないけど頑張ったのかもしれません。それなのに、パパやママから「それだけ?」と言われるなんて、子どもにしてみたらちょっとショックなのではないでしょうか。
練習したのに文句を言われたら、せっかくのやる気もなくなってしまいます。
【3】なんでそんなに間違うの?
子どものピアノの練習を聴いていて、同じ箇所を何度も何度も間違っていると気になってイラッとしてしまうことありますよね。
でも、間違えようなんて誰も思っていません。「なんでできないんだろう?」と一番悲しい気持ちになっているのは、他でもない子ども本人です。
何度も同じ箇所を間違えている場合は、「間違っているところだけ繰り返し弾くといいよ」など、優しくアドバイスしてあげましょう。
【4】練習しないなら遊ばせない!
なかなか練習しない子どもを見ていると、つい言ってしまいがちな一言ですね。
【1】と同様、これもなんだか脅迫めいています。他にも「おやつなし!」や「小遣いなし!」などもありがち脅迫ワードです。
ならば、発想を逆転させて、「練習をしたら美味しいおやつを食べよう!」「練習が終わったら思い切り遊ぼう!」などと、ご褒美を与えてあげてみてはいかがでしょう。
【5】〇〇ちゃんは出来ているのに
比べるつもりはないのに上達が早い子の様子を見てしまうと、我が子の上達が気になってしまいます。
上達のスピードには個人差があるので、子どもがちゃんと練習をしているのであれば、見守ってあげましょう。
見習いたい!マネしたい!ピアノが上手な子の共通点とは?
ピアノが上手な子にはどんな共通点があるのでしょうか?
◆親が「練習しなさい」と言わない
アドバイスはピアノ教室の先生にお任せして「どんな曲なのか聴かせて」と言ってあげると、子どもは嬉しくなって自分から練習をするようになるでしょう。
◆集中力がある
集中することによって密度の濃い練習をすることができ、練習曲を短時間で仕上げることも可能となります。
◆根気強い
練習曲を弾きこなせるようになるまで練習を続けることによって、ピアノが上達するようです。
「好き」が一番の上達への近道!
「やりたい」というので始めてみたけれど、パパやママが思っていたほどピアノが好きになれない(なれなかった)子どももいると思います。無理に続けさせて、ピアノが大嫌いになるまえに、いったん習い事を辞めてみるというのも1つの方法です。
習い続けることによって脳が刺激される、集中力が身に付く、感情表現が豊かになるなど、ピアノを習うメリットはいろいろ言われています。そのメリットをよりたくさん享受するためにも、子どもが楽しく続けられるよう、ぜひパパやママは見守ってあげてください。
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