子どもの習い事として人気が高いピアノ。パパやママ世代でも習っていた人は大勢いるので、「子どもが本格的にスクールに通う前に少し手ほどきをしておこうかな」と考えているかもしれませんね。
気になるのは、ピアノを教えるための教本として何を選んだらいいのだろう?ということです。バイエル一辺倒だった昔とは異なり、今のピアノ教本は本当にバラエティ豊か。最近では「お子さんの好きな教本で教えます」といった音楽教室も増えています。
そこで今回は、ピアノに触るのが初めての3~5歳程度の子どもを対象にしたおすすめ教本や、パパママが自宅で教える際の注意点などをお伝えします。
どうやって選ぶ?初めてさんのピアノ教本
今までまったくピアノに触れていなかった子どもがピアノを習い始める最初の時期を「導入期」と呼ぶそうです。多くのピアノ教室では3歳〜を対象としているので、「導入期」の子どもは3歳以上の未就学児が多いかもしれませんね。
この導入期、ピアノ経験があるパパやママが自宅で教えようと思っても、教材選びにはかなり迷うというお話です。なぜなら、この頃の子どもに向けたピアノ教材は、現在、本当にたくさん出回っているからです。
ひとつの選択方法として、子どもの好きなものに合わせるというのがあると思います。例えば、歌を歌うのが好き、こんなタッチの絵が好き、この色が好きなど。子どもが好きな楽しい歌やかわいいイラストが満載の教材(楽譜)なら、ピアノに向かう時間を待ち遠しく思うようになるのではないでしょうか?
以下、参考までに人気の高いおすすめ教本をピックアップしていきます。
「導入期」におすすめのピアノ教本!4選
【1】ピアノランド
1991年に出版され、ピアノの先生に圧倒的な支持を得ているロングセラーの教本。全ページカラー、著者が書いた楽曲には歌詞が付いています。1巻が終わる頃には、両手の指を使って弾けるようになっています。練習をするのが好きな子にピッタリの教本です。
全5巻のシリーズですが、2巻になると急に難易度が上がり、譜面も小さくなっているので、導入期の子どもには向かないかもしれません。1巻が終わったらまた別の教本を探して上げるといいでしょう。
*価格:1300円(税抜)
【2】ピアノひけるよ!ジュニア
子どもにとっておなじみのあの曲やこの曲がピアノで練習できる教本。大好きな曲を弾ける喜びが音楽の楽しさを子どもに感じさせ、その中でも、ト音記号、ヘ音記号、音符の種類といった楽典の基礎がしっかり身につけられる構成になっています。
「げんこつやまのたぬきさん」「きらきらぼし」「チューリップ」など、どれもこれも耳にしたことのある3巻シリーズです。1冊終わるごとに奏でられる音域も広がり、ポジション移動や指かえなども無理なく覚えられます。
*価格:1080円(税込)
【3】ぴあのどりーむ
全6巻のシリーズの他に幼児版がある教本です。幼児版と1~3巻までが幼児向けとなっています。
幼児版ではピアノの鍵盤に触れる楽しさが体験でき、1~3巻では音の長さ・音楽用語・記号を理解しながらピアノが弾けるようになる構成になっています。
*価格:1400円(税抜)
【4】バーナム ミニブック
アメリカの作曲家エドナーメイ・バーナムによって作られたピアノテクニック教本です。1975年、中村菊子さんの訳によって日本語版が発売されるようになりました。
曲のタイトルには日常的な動きを題材にしている・その動きを棒人形のイラストで表しているのが特徴となっています。1曲が短いので、少々飽きっぽい子どもでも大丈夫。
*価格:1080円(税込)
「初級」へステップアップした子へのおすすめ3選
【1】メトードローズ
フランスの作曲家エルネスト・ヴァン・ヴェルドによって作られたピアノテクニック教本で、表紙にバラの絵が描かれています。
1951年ピアニストの安川加寿子さんの翻訳によって日本に紹介されました。運指練習を強化するのにおすすめの教本となっています。
*価格:1404円(税込)
【2】バーナム 導入書
バーナムミニブックが終わった次に進むピアノテクニック教本。
バーナムミニブック同様、1曲が短いのでお子さんが飽きることなく練習することができるので、基礎的なテクニックが自然に身に付けることができます。
*価格:1080円(税込)
【3】トンプソン小さな手のためのピアノ教本
アメリカのピアニストであるジョン・トンプソンによって作られたピアノ教本。
「ぴあのどりーむ3巻」まで終えた、次へのステップへと進む教本としておすすめです。子どもの小さな手でも届く範囲で弾けるように配慮がされています。
全曲にイラストが入っているので、曲をクリアした記念にぬり絵で楽しめるようになっています。
*価格:1080円(税込)
家でピアノを教えるポイントは?
教室に通うことになったとしても、ピアノは家での練習がマストな習い事。子どものピアノの練習を見てあげる時に、パパやママは何に気をつけてあげればいいでしょう?
【1】間違った指使いや姿勢のクセがつかないようにする
間違った指使い・姿勢を身に付けてしまうと、元に戻すのにはとても時間がかかってしまいます。
後から後悔しないように、指使いと姿勢をチェックして間違っていたら、すぐに直すようにしてあげましょう。
【2】たくさんほめ「楽しい」という気持ちを大切にする
子どもは、パパママに褒められると嬉しくなります。1曲を最初から最後までミスせずに弾けた時は、しっかりほめてあげましょう。
なかなか上手く弾けないときでも、「どんどん上手になってるよ!」「あなたのピアノの音を聴いているとママ(パパ)は楽しい気持ちになっちゃうなぁ」など、子どもの気持ちが前向きになるような言葉がけをしてあげましょう。
【3】一緒に弾いてあげる
教本の曲の練習だけでは、子どもはつまらなく感じることがあるのではないでしょうか?たまには、子どもの好きそうなアニメの曲などを一緒に弾いてあげると気分転換にもなるし、親子で楽しいピアノの時間を過ごすことができます。
実は「連弾」はピアノを習う大きな楽しみの1つです。子どもがある程度ピアノになれてきたら初級向けの連弾譜などを購入して親子でチャレンジしてみるのもいいですね。
さぁ、はじめよう!
ピアノ教本はいろんな種類があって、どれが子どもに合うのか迷ってしまいますね。なかなか決められないときは、子どもと一緒に楽器店に足を運び、お店の人のアドバイスをもらいながら選ぶといいかもしれません。
お店によっては、楽譜の試弾をさせてくれるところもあります。「この曲いいね!」「私はこの曲が好き!」と親子で言い合いながら買い求めた譜面なら、子どもも身を入れて練習してくれるのではないでしょうか?
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