待機児童問題を乗り越え無事に保育園入園 !と、思ったのもつかの間、子どもはあっという間に小学生になってしまいます。小1の壁なんて言葉があるほど、子どもが小学校に入学すると保護者の働き方や子どもの放課後の過ごし方は選択肢が少なくなってしまいます。
働き続ける理由は様々ですが、子どもが小学生になってからも働くなら考えておきたいのが放課後の過ごし方です。学校は保育園と違って送り迎えは不要ですが、子どもたちは意外と早く帰ってきてしまいます。
そんな子どもたちが放課後を過ごす場所の1つとしてあげられるのが学童保育です。学童と短縮して呼ばれることもあります。今回は、この学童保育について、どのような仕組みになっているのか、子どもたちは学童保育でどう過ごしているのかなどを紹介したいと思います。
働くお父さん・お母さんの気持ちの負担と不安が少しでも小さくなるように願って。
学童保育ってどんな場所?
学童保育は、大きく3つのタイプが存在します。
保護者が働いていることが条件となり、放課後に指導員が見守る中で過ごすことが出来ます。
平日、学校がある日の放課後、または土曜日に、教室内で子どもたちが自由に遊べる場所を提供するものです。講師を招いての学習支援を実施する自治体もあります。
早朝・夜の延長保育や、夕食、習い事付きなどサービスが充実している学童保育が多く、その分料金も高くなります。
小学3年生までが対象 自治体が運営する「学童保育」
今回は、3つの中から、自治体が運営する昔ながらの学童クラブについて細かく紹介していきましょう。
学童クラブは、保護者が働いている小学校3年生までの児童を対象に、放課後や夏休みなどの長期休暇中に児童を預かってくれる施設です。主に自治体が運営し、小学校の敷地内または近くに設置されています。料金も安価で、おやつも出してもらえます。延長可能な学童保育では別途延長料金が発生します。
2015年4月より小学校6年生まで対象児童が拡大されましたが、実際に受け入れられる年齢は自治体にゆだねられているので、待機児童が多い自治体は今でも3年生までの受け入れであることが多いです。
日中は、指導員が見守る中で自由な時間を過ごします。学童保育にはおもちゃや絵本、昔遊びの道具など子供が楽しめるものが充実しています。また空き箱などで工夫して遊ぶことを教えてくれるため、家でゲームしているより良いと考える保護者も多くいます。
※自治体により異なります。詳しくはお問い合わせください。
学童保育って何時から何時まで?
公立の学童保育は、概ね18時まで預かってくれるところと、19時までの延長が可能なところの2タイプあります。基本は下校後18時までと考えると良いでしょう。
1年生から3年生まで授業の終わる時刻はバラバラなので、授業を終えた児童から順に迎え入れてくれます。学童保育の指導員は、学校の時間割を把握しており、児童が学童保育に登所するずっと前から勤務しています。
学童保育に子どもたちがやってくると自由に過ごします。宿題をやるように促してはくれますが、強制はありません。子どもの自主性に任せます。
15時~16時頃、捕食のためおやつタイムになります。3年生を中心とした班でまとまって食べることが多いようです。おやつが終わると、天候によっては外遊びを取り入れた遊びの時間になります。
学童保育の終了はたいたいが18:00。その少し前に、帰りの会を行うところもあります。
夏休みや、振替休日で学校がお休みの日は、朝8時15分から18時までが学童保育の時間帯になります。基本の過ごし方は学校がある日と同じですが、午前中に1時間程度学習の時間が設けられます。お昼はお弁当が必要になります。夏休み期間中など、体力の消耗が予想される日は午睡の時間を設けてくれることもあります。
学校の行事以外では、学童保育を途中で抜けて戻ってくることは出来ません。習い事をしている場合、朝学童保育に登所し、習い事の時間前に帰宅することになります。習い事の後の時間の過ごし方を話し合っておくと良いでしょう。
学童保育のお迎えに間に合わない場合は?
どんなに頑張って仕事を切り上げても、身支度もそこそこに帰りの電車に飛び乗ったとしても、お迎えの時間に間に合わないことってありますよね。学童保育から職場までの距離があればあるほど、電車の遅延など、自分の力ではどうにもならないトラブルだってあります。 そんな時は、どうしたら良いのでしょうか。
「ほうれんそう」報告・連絡・相談が大切
お迎えに間に合わないと言っても、遅刻は遅刻です。社会人としてまず、学童保育に遅れる旨を報告しましょう。お迎えの時刻よりも前に電話をかけて、遅れる理由とお迎え可能時刻を伝えましょう。地域の学童保育の方針にもよりますがどうしてもの場合は、時間まで指導員が待機していてくれるので安心してください。
また、トラブルではなく事前に分かっている場合であればどうでしょう。さすがに何でも許可してしまってはルールがあって無いようなものですし、学童保育での預かりは難しい場合がほとんどです。そんなときは、可能であれば同じ境遇のお友達にお迎えして欲しいと相談してみるのも一つの手ですね。気軽に相談し合え、お互いに助けあえる関係のお友達が何人かいれば心強いですね。
入学したばかりの1年生では、まだ気軽にお願いできるお友達が少ないかもしれません。その場合、地域のファミリーサポートセンターに連絡し、お迎えをお願いするのが良いでしょう。お父さん・お母さんが帰宅するまでの間、保育をお願いできることもあります。ファミリーサポートセンターは、事前に登録が必要になりますので、地域の情報を確認しておいてくださいね。
民間学童を利用する
残業が多い、たいてい学童の時間までにお迎えできない、などの理由がある時は、民間学童の利用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
民間学童は、子どもが滞在している間に習い事ができたり、場合によっては公立の学童まで専任の人が迎えに行ってくれたりもします。また、決まった時間に家まで送り届けてくれるところもあります。
ただし、公立の学童よりも費用がかかるということは理解しておかなければなりません。では、民間学童にはどのような特徴があるのか、ウィズダムアカデミーを例にとって説明します。
●最長22:00まで預けられる!
ウィズダムアカデミーでは、事前に登録しておいた場所に迎えに行き、決まった時間に家に送り届けてくれるサービスがあります。また事前に連絡を入れれば、最長22:00まで預かってくれるので、共働きのパパママにとって強い味方になりそうです。
●学童と同時に習い事もできる
ウィズダムアカデミーのテーマは「学べるアフタースクール」。学童事業が主体のスクールだから、子どもを預けている時間に習い事も完了。また習い事の種類も豊富で20種類以上の中から選ぶことができます。
●料金はどのぐらい?
公立の学童と違い、長時間預かってくれるなどのメリットがある一方、やはり費用は多少高くなります。ちなみに定期的に預けるレギュラー会員の料金は、入会金が50,000円(税別)~となっています。
子どものタイプとニーズに合わせて学童保育を選びましょう
公立の学童と民間の学童の違いなどについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
子どもは大人が思っているより逞しく成長しています。放課後の時間の使い方もすぐに慣れていくでしょう。でも子どもはお父さん・お母さんが大好きです。不安を隠して無理をしてしまうこともあるかもしれません。お仕事が忙しくて学童保育に長時間滞在することになったり、カギを開けて1人、家で過ごす時間が増えたりするのはやむを得ないこともあるでしょう。
そんな時は帰ったら思い切り褒めてあげてください。そして働き続けることが出来るのは子どもが頑張ってくれているからでもあることを、忘れないでください。
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