クロールが泳げるようになると、次にチャレンジするのが平泳ぎ。クロールは自己流でもなんとかなりそうだけど、平泳ぎだけはきちんとスイミングスクールで教えてもらいたい!というパパママも多いのではないでしょうか。平泳ぎは、一体どんなところが難しいのでしょう?平泳ぎを上手く泳ぐコツとは?
そんなスイミングに関する悩みを解消する「コーチに聞く!スイミング上達のコツ」。「水慣れ」「水浮き」「バタ足」「クロール」と取り上げてきましたが、最終回の第5回のテーマは悩み多き「平泳ぎ」。たくさんの子どもにスイミングを教えてきた、メガロスクロス町田24のスイミングコーチ 小松コーチに「平泳ぎのコツ」を教えてもらいました。
上手な平泳ぎのコツ
平泳ぎを上手に泳ぐコツは次の3つ。
1.つま先は常に上げた、反らせた状態で蹴り、足の内側でしっかり水を押す
2.手は身体の前でかいて前に出すことを意識する
3.足と手のタイミングを合わせる
1.つま先は常に上げた、反らせた状態で蹴り、足の内側でしっかり水を押す

平泳ぎは、よく蹴り出しのときに足首が伸びてしまう子がいるのですが、つま先を常に上げることがポイントです。蹴り出したときも足首とつま先は上げた状態、反らせた状態で蹴る、ということですね。足の内側でしっかり水を押すというのがコツです。
練習方法としては、まずは、足の形を意識するために、足首を一回上げてもらいます。今まで、バタ足などでは足の甲で水を蹴っていたのを、今度は足の内側、足の裏側で蹴るんだよと。それで一回足首の形を確認してから、立ってでも、腰掛けてでも良いのですが、その場で、平泳ぎの足の動きを練習します。
平泳ぎの足は、次のように動かします。
1)「いち」:足首を上にした状態で、足をちょっと開きながらひざを曲げる
2)「にい」:足を横に伸ばす。その時足首は反らせたままであることを意識するため、一度止める
3)「さん」:足を閉じる
※1)に戻って繰り返す
この練習をまず陸上でして足の動きが覚えられてから、水中に入って練習します。
腰掛け、腹ばいキックなどで水を蹴る練習をしてから、ビート板を持って、平泳ぎのキックだけで進む練習をします。足を引きつけたときに腰が下がって、沈んでしまう子がいるので、腰にスイムヘルパーを着けて、少し浮かせた状態でキックの練習を行うこともあります。
はじめは「いち、にい、さん、いち、にい、さん」と区切りながらしっかり形を意識させて、それに慣れてきたら、「いち、にーい。いち、にーい。」という感じで、「いち」で足を引きつけて、「にーい」で伸ばす、という形で練習をしていきます。

また、平泳ぎは姿勢が大切なので、足を閉じた後の姿勢で、お腹をのばしてそのまましばらく蹴伸びをする、という練習もします。
2.手は身体の前でかいて前に出すことを意識する
手の使い方では、ひじを曲げてかきすぎる場合があるので、体の前でかいて、前に出すというのを意識すると良いと思います。
また、水面をなでないように、きちんと水をかけるように、少し手の平を斜めにして。下側に水をおさえてからかいて、前にだす。という流れです。斜めにして、押さえて、かいて、前へと、いう感じですね。水を押さえるというのがコツです。
3.足と手のタイミングを合わせる
そして、最後に手と足の動かすタイミングです。
1)手でみずをかく 「てーー」
2)足でキック 「キック」
3)2秒ぐらい伸びる
(1に戻る)
「てーーキック、てーーキック」というタイミングです。ただ足のキックが終わってから、また手でかくなので、それをすぐやってしまう子も出てきます。ですから、キックをした後は、手でかく前に2秒ぐらい伸びる、というのを意識すると良いでしょう。
親子でできる平泳ぎの練習方法
布団の上でキックの練習



布団の上でうつ伏せになって、平泳ぎキックの練習をしましょう。足首を曲げた状態で、ひきつけて、足首を曲げた状態で伸ばして、戻す。足首を意識して行います。
お風呂で腰掛けキック・手の練習
お風呂の縁に腰掛けて、腰掛けキックの練習もしてみましょう。水面に顔を着けながら手で水をかく練習をして、顔をあげるタイミングの練習をしても良いですね。
パパママはきちんと足首を曲げられているか、手で水をかけているか、チェックしてあげましょう。
かかと歩き
足首の形を覚えるために、つま先を上げ、かかとで家の中を歩いてみましょう。
メガロススイミングスクールの「平泳ぎ」指導は?
――スクールではどのように指導していますか?
平泳ぎは、まずは足、キックの練習から始めます。
そこから、姿勢がまっすぐ取れているか、スムーズにすすんでいるかを確認したら、次は手だけの練習に入ります。それができたら、手と足を組み合わせて、タイミングの練習、平泳ぎの練習という流れになりますね。
平泳ぎは、やはり習得するのに苦労する子が多い泳法です。その中でも、足の動き、キックでつまずく子が多いですね。
キックのタイミングも、ずっと同じペースではなく、開いて閉じるときは、早く閉じて、そのあとけのびでのびる、というリズムをつかんでもらう。先程言った、キックの時に足首が伸びてしまうのも、進みが悪い原因になりますね。
●第1回 水を怖がらない子にしたい!水慣れのコツ
●第2回 どうやったら水に浮くの?水浮きのコツ
●第3回 お魚気分で柔らかく!バタ足のコツ
●第4回 手で水をしっかり押そう!クロールのコツ
●第5回 足の内側でしっかり水を押そう!平泳ぎのコツ(本記事)
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