2020年から小学校でも英語が必修化されるなど今英語の早期教育が叫ばれています。そのような時代の潮流の中で子どもへ英語教育をどう施そうと考えているパパママも多いことでしょう。
子どもへの英語教育の一環として親がしてあげやすいことのひとつが「英語の読み聞かせ」です。
今回は、効果を引き出すコツは？英語が苦手なパパママはどうすればいい？など、子どもに英語を読み聞かせる際のポイントやおすすめの英語絵本を紹介します。
英語を読み聞かせる効果とは？
子どもに英語の絵本を読み聞かせる主な効果は以下の３つだといわれています。
【1】子どもの情緒が豊かになる
日本語の絵本を読み聞かせる時と同じく、子どもの情緒を育むことができるといわれています。
【2】英語の世界（文化）に触れられる
例えば、食事を題材にした絵本であれば欧米の食文化について知ることが出来ます。多様な価値観・文化を知ることは、将来、視野を広げることもにつながります。
【3】親が英語に触れている姿を見せる効果
親が出来ることは子どももまねしたいと思うもの。パパやママが楽しそうに英語の本を読み聞かせてくれると、「自分もできるようになりたい」という好奇心も育ちます。
親が発音に自信がもてない場合は？
パパママの中には自分の英語の発音に自信が無い…という方も多いでしょう。
また、子どもには日本語訛りではなく「本物の英語」を聞かせてあげたいという方も多いと思います。そのような場合はどうすればいいのでしょう？
◆CD付きの絵本を選ぶ
絵本の中には、ネイティブ音声を収録したCDが付属品としてついてくるものがあります。そういった絵本を選べば、子どもに難なく読み聞かせができるでしょう。
◆単語だけを読み上げる
英文を読むのは難しくても、単語だけなら可能というパパママもいると思います。図鑑形式の絵本なら、単語のみの発音でも読み聞かせができますね。単語を一緒に勉強する良い機会にもなりますよ。
読み聞かせをする時のコツは？
では実際、英語の絵本を読み聞かせする時は何に気をつければいいのでしょう？注意すべきポイントを２点あげてみました。
【1】声量を上げる
日本語と英語では発声法が異なるそうです。前者は喉から声をだすのに対し、後者はお腹から声を出しているそうです。ですから、自分の声を上げ気味で読んでおけば英語の発声法に近づけるそうです。
【2】強弱・抑揚をつけて読む
日本語と英語の大きな違いの一つが抑揚の大きさ。日本語は小さいのに対し英語は大きく感じますよね。英語を読むときは特にS・V・Oを強めに発音しながら読むと良いといわれます。
読み聞かせにおすすめの英語絵本7選
ここからは、読み聞かせをするのにおすすめの英語の絵本を紹介します。
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① Goodnight Moon: Margaret Wise Brown, Clement
眠りにつく直前のうさぎが、部屋の中のさまざまな物に対して「おやすみ」と言うだけのシンプルなストーリー。HouseとMouseなど韻を踏んだセンテンスが特徴。全米の子どもの多くがこの絵本で眠りにつきました。
② The Very Hungry Caterpillar：Eric Carle
日本人でも知らない人はいない大ヒットベストセラー絵本「はらぺこあおむし」です。こちらの絵本も韻を踏んでいて耳に心地よいと好評だそうです。
③ Brown Bear Brown Bear, What Do You See?：Eric Carle
動物たちに「What do you see?」と聞くシンプルな絵本です。こちらも韻のふみ方が美しいと評判。きっと、日本の子どもたちも好きになる語感だと思います。動物の名前も自然に覚えてしまいます。
④ Where’s Spot?：Eric Hill
Spotちゃんを求めて家中の色々なところを探すお話です。絵本を読んでいるうちに、自然と家具の名前や「No」の用法、前置詞を覚えてしまうんだそうです。
⑤ Eating the Alphabet：Lois Ehlert
アルファベット順に野菜と果物を紹介している絵本です。単語のみから構成されている図形式の絵本なので、読み聞かせしやすいのが特徴です。野菜嫌いの子どもにもおすすめ。
⑥ 「はじめてのずかんシリーズ」：文溪堂
動物、乗り物、野菜などの名前を英語で紹介してくれる日本の絵本です。イラストレーターが日本人なので、親しみやすい絵柄だと思います。わかりやすいインデックスもついています。
⑦ Oxford Reading Treeシリーズ
レベル別（10個）にわかれているので子どもの英語習熟度に合わせて絵本を選ぶことができます。教科書とは思えないほどユーモラスたっぷりで話が面白いと評判です。
英語教育の一歩は「楽しんで、好きになる」ことから！
英語絵本を読み聞かせする一番の大きなメリットは、親子で一緒に楽しめる点です。
今回紹介した絵本は、英語が苦手なパパやママでも十分に音読できるレベルのもの。子どもと一緒に英語を学ぶつもりで、パパやママも楽しんでくださいね。
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