今回は、滋賀県を中心に展開する『オーパルスクール運動教室』のプログラム監修 兼 コーチ 我孫子智美先生に取材してきました。ロンドンオリンピック日本代表や指導歴10年の実績を持つ我孫子先生が、夢中になる経験から一生モノの挑戦する力を育む秘密に迫ります。
【プロフィール】
我孫子智美 オーパルスクール運動教室 プログラム監修 兼 コーチ
オリンピック代表経験と指導歴10年を持つ、元日本記録保持者がプログラムを監修。
【競技実績・代表歴】
・陸上競技女子棒高跳元日本記録保持者
・2012ロンドンオリンピック日本代表
・しがスポーツ大使
【資格・指導歴】
・指導歴10年(陸上2017年~、運動遊び2023年~)
・日本スポーツ協会陸上競技公認コーチ3
・日本陸連エデュケーター
10秒でわかる!この記事のポイント
✅ロンドン五輪代表・指導歴10年の元日本記録保持者が監修する、びわ湖の自然を活かした最先端の運動教室!
✅特定のスポーツに偏らず「36の基本動作」や「コーディネーション能力」を遊びを通じて夢中で習得する独自メソッド。
✅「できた!」の成功体験を積み重ねることで、将来どんな道に進んでも自分らしく挑戦し続けられる主体性が身につく。
オリンピック代表としての経験から痛感した、幼少期に「自分の体を思い通りに動かす土台」を作る重要性
―まずは、我孫子先生がこの運動教室を立ち上げた背景や、幼児期の運動教育に携わるようになったきっかけを教えてください。
私はかつて棒高跳びの選手として競技を続け、 2012年のロンドンオリンピック に出場する機会をいただきました。
しかし、振り返ってみると、私は決して最初から運動能力が高い子どもだったわけではないのです。
走ることは得意でしたが、空中で体をコントロールすることや、 自分の体を思い通りに扱うこと にはとても苦労しました。
ケガもたくさん経験しましたし、当時は身体の軸や姿勢が十分にできておらず、体幹も強くありませんでした。
大人の筋肉や筋力は後からでも鍛えることができます。
しかし、身のこなしや体軸、姿勢といった すべての運動の土台となる力 は、幼少期に身につけておくことが何よりも大切だと、自身の競技人生を通じて強く痛感したのです。
―オリンピック代表という輝かしい実績の裏には、そんな苦労と気づきがあったのですね。
指導者になられてから、現代の子どもたちを見て変化を感じる部分はありますか?
はい、指導者になってからは、転んだときに手が出ずに顔から地面に倒れてしまう子や、 自分の体をうまくコントロールできない子どもたち を目にする機会が増えました。
運動能力は、決して特定のスポーツのためだけに必要なものではありません。
自分の身を守るため、周りの人を守るため、それだけでなく 日々の生活や遊びを思い切り楽しむため に必要な、一生モノの力です。
また、私自身が競技人生を通して実感したもう一つの大切なことがあります。
それは、 「夢中になれるものがあること」 の大きな価値です。
高校1年生のときに棒高跳びに出会い、私はその魅力に夢中になりました。
結果が出ない時期もありましたが、夢中になっているときは練習が苦しいとは全く感じず、 自分から進んで挑戦を続けること ができたのです。
今振り返ると、一番夢中になれていた時期こそが、一番成長し、一番結果につながっていました。
何かに夢中になる経験は、自信や自己肯定感を大きく育みます。
失敗してもまた挑戦しようと思える力や、困難を乗り越える力も育ててくれるのです。
これから先、子どもたちは受験や仕事など、結果と向き合う場面をたくさん経験します。
そのときに、 挑戦することを楽しみ、自分を信じて前に進める力 を持ってほしい。
その強い想いから、スポーツの技術だけを教えるのではない、この運動教室を立ち上げました。
特定のスポーツに偏らない!「36の基本動作」と「コーディネーション能力」を遊びの中で夢中になって育む
―特定のスポーツの技術習得だけを目的としないとのことですが、具体的にはどのような指導方針やレッスンを行っているのでしょうか?
私たちは、 「楽しい!」という気持ち を一番大切にしながら、子どもの運動能力と人間力を同時に育むことを教育方針としています。
特定のスポーツに偏るのではなく、多様な遊びや運動を通じて、体を動かす楽しさを感じてもらうプログラムです。
実際のレッスンは、元気なあいさつとハイタッチからスタートします。
今日の目標を確認した後は、サーキット運動やリズム遊びで体を温め、短時間で活動を切り替えながら 集中力を維持できるタイムライン を組んでいます。
幼児クラス(年中〜年長)では、小学校入学前までに必ず身につけたい 「36の基本動作」 を、さまざまな遊びの中で繰り返し体験します。
走る、跳ぶ、投げる、バランスをとる、といった動作を自然と身につけていくプログラムです。
小学生クラス(小学1〜3年生)では、各スポーツの基礎を遊びに落とし込み、 「コーディネーション能力(自分の体を思い通りに動かす力)」 を段階的に習得していきます。
―楽しみながら、自然と身体能力の土台が作られていくのですね。
さらに、こちらのスクールならではの非常にユニークな環境もあると伺いました。
そうなんです。私たちの施設の前には 広大な琵琶湖 が広がっています。
浜辺での運動遊びはもちろん、小学生クラスでは夏場に カヌー体験 ができるのが大きな特徴です。
室内スタジオや屋根付きテラス、プールも完備しているため、天候に左右されず 幅広い活動や自然体験 が可能です。
多様な運動やスポーツにふれることで、子どもたちが「自分の好き」を見つけられる環境を整えています。
また、運動能力だけでなく、あいさつや感謝の気持ち、仲間を思いやる心、 最後までやり抜く力 といった社会性やコミュニケーション能力を育むことも、私たちは同じくらい重視しています。
「無理に参加させない」からこそ主体性が開花!自ら考え、自分の意思を言葉にして挑戦できる子どもへの成長
―この習い事を通して、実際に子どもたちはどのように成長していくのでしょうか? 印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
運動能力の向上はもちろんですが、それ以上に 主体性や挑戦する力 の芽生えに、日々大きな感動をもらっています。
特に印象に残っているのは、入会当初はお母さんのそばから離れることができず、一緒にいても活動に全く参加できなかったお子さんのことです。
私たちは、初めての習い事や内気なお子さんに対して 「無理に参加させないこと」 を徹底しています。
コーチが2〜3名体制で手厚く見守るため、活動に入りにくいときはコーチと手をつないで一緒に様子を見たり、保護者の方と一緒に参加してもらったりします。
私は、 「その場にいるだけでも、その子なりに十分に体験し、学んでいる」 と考えているのです。
―焦らせずに、その子のタイミングを待ってあげるのですね。そのお子さんは、その後どのように変わっていったのですか?
少しずつ場に慣れていくうちに笑顔が見られるようになり、今では 「この遊びは見学していていいですか?」「この遊びはやります」 と、自分で考えて自分の意思を言葉で伝えられるようになりました。
最初から自分一人の力で挑戦する場面も劇的に増え、素晴らしい成長を見せてくれています。
子どもにはそれぞれの個性があります。
最初から先頭に立って挑戦できる子もいれば、周りをじっくり観察してから動く子もいます。
どのタイプが良い・悪いではなく、 集団の中で一人ひとりの個性を大切にする からこそ、子ども自身が「やってみようかな」と思える最高のタイミングが訪れるのです。
また、「逆上がりができるようになった!」「ボールを遠くに投げられるようになった!」と嬉しそうに報告してくれる瞬間もたくさんあります。
教室の時間だけでなく、 「できるようになりたい!」という主体的な気持ち が芽生え、自宅や公園で自ら練習してきてくれる姿を見ると、技術を超えた人間的な成長を強く感じますね。
運動が得意な子も苦手な子も大歓迎!琵琶湖の広大な大自然と手厚いコーチ体制が、一人ひとりの一歩を優しく支える
―お話を聞いていると、運動が得意な子だけでなく、少し苦手意識がある子や、初めてスポーツに触れる子でも安心して飛び込める環境だと感じます。
まさにその通りです!私たちのスクールは、 運動が得意なお子様はもちろん、苦手意識があるお子様や初めて習い事に挑戦するお子様 にこそ、特におすすめしたいと考えています。
勝ち負けや上手・下手だけで評価する場所ではありません。
一人ひとりの頑張りや小さな挑戦を、私たちコーチが全力で見つけて 「できた!」という成功体験 に変えていきます。
保護者の方からも、「次の教室まであと何日?と毎日楽しみにしています」「コーチのことが大好きなんです」という本当に嬉しいお声をたくさんいただいています。
「特定のスポーツを始める前に運動の土台を作りたい」「わが子に合うスポーツをじっくり見つけたい」というご家庭にも最適な環境です。
びわ湖の大自然に囲まれながら、 安心して自分らしく成長できる場所 がここにあります。
【Pick Up Q&A】保護者様からのよくあるご相談:
Q. 「できないと思うことになかなかチャレンジしないのですが、大丈夫でしょうか?」
A. まったく問題ありません!子どもにはそれぞれのペースがあり、周りをよく見てから慎重に動くタイプのお子様もいます。無理に挑戦させようとすると不安が大きくなってしまうため、まずは見ているだけでも大歓迎です。
コーチと一緒に少しずつ簡単なところから挑戦し、安心して一歩を踏み出せるようサポートします。自分で「やってみよう」と決めて踏み出した一歩は、スピードに関係なく、とても大きくて価値のある成長です。
【メッセージ】
習い事を選ぶとき、「上達できるか」「続けられるか」を大切にされるご家庭は多いと思います。それももちろん大切ですが、私たちは、子どもたちにまず 「楽しい!」「またやりたい!」という純粋な気持ち を持ってほしいと考えています。
私自身、世界を目指して競技に取り組む中で、一番成長できたのは結果を追いかけていたときではなく、 競技そのものに夢中になっていたとき でした。夢中になれるものがあると、子どもは自分から挑戦し、工夫し、自らどんどん成長していきます。
お子様に合うかどうかは、実際に体験してみるのが一番です。ぜひ一度、オーパルスクール運動教室の雰囲気を感じに来てください。子どもたちの笑顔と「できた!」があふれる時間を、一緒に楽しめれば嬉しい限りです。









