今回は、愛知県を中心に展開する『アライブイングリッシュスクール』の校長 三井博美先生に取材してきました。指導歴25年以上という実績を持ち、英語を使いながら科学やSDGsなどのテーマを深く探究する独自の教育法を実践する三井先生が、子どもたちの「自分で考え伝える力」を引き出す秘密に迫ります。
【プロフィール】
三井博美 アライブイングリッシュスクール 校長
指導歴25年以上。2001年に株式会社アライブを創業し、幼児から大学生までの教育に従事。
米国留学や海外勤務での異文化経験を原点に、イマージョン教育プログラムの開発や講師研修に取り組む。
【略歴】
- サンフランシスコ州立大学国際経営学部卒業、名古屋大学大学院法学研究科修了
- John Robert Powers Schoolにて国際マナーを修得
- メーカーやベンチャー企業の海外渉外部門勤務、アジアでの海外勤務経験
- 海外の教育者や研究者との交流・研修に継続参加
【資格・専門分野】
- 保育士/チャイルドコーチングアドバイザー/一流の子育てアドバイザー
- 問いかけ型教育スペシャリスト/マインドセットコーチ/児童英語講師トレーナー
- ウェルビーイング保育士実践ファシリテーター(日本ウェルビーイング教育・保育協会認定)
- ポジティブ心理学プラクティショナー(JPPA・日本ポジティブ心理学協会認定)
10秒でわかる!この記事のポイント
✅ 指導歴25年以上の実績!「英語を学ぶ」だけでなく、英語「で」科学実験やSDGsを学ぶイマージョン教育を展開
✅ 答えが一つではない実験やテーマ学習を通じ、知識を吸収し、自ら考え自分の言葉で発する「思考力」や「伝える力」を育む独自指導法
✅ 失敗から学ぶ力、意見を堂々と伝えられる力などの「非認知能力」を育成し、将来は医師やグローバル企業で活躍する人材へと成長
英語ができるだけでは足りない—日常会話を超えて英語で自分の考えを伝える力
―海外留学や海外勤務のご経験が、スクール設立の大きなきっかけになったそうですね。
私自身、学生時代のアメリカ留学やその後の海外勤務を通じ、多様な国の人々と仕事をしてきました。そこで強く感じたのは、「日常英会話が話せることだけでは十分ではない」ということだったんです。
海外に出たことで知らなかった多様な価値観や異文化に出逢い、私自身の視野が大きく広がりました。その経験から、子どもたちにも単に言語としての英語を身につけるだけでなく、新しい世界を知って「やってみたい」と思えるきっかけをつくりたい、自分の言葉で伝え可能性を広げてほしいと考えたのが原点です。
―そこから、創業当時としては大変珍しかった「英語で探究する」スタイルを取り入れられたのですね。
はい。2001年の創業当初から大切にしてきたのは、外国人講師から「英語を学ぶ」ことに加え、「英語を使って、いろいろなことを学ぶ」というイマージョン教育の考え方です。(イマージョン教育)は、英語を教科として学ぶのではなく、コミュニケーションのツールとして使いながら、科学、社会、アート、STEM(理工系教育)、SDGsといった専門的な分野を英語で学ぶ教育アプローチです。
英語を使って子どもたちの世界を広げ、その先にある一人ひとりの夢や可能性につなげていく。この想いは、創業時から現在まで変わらないアライブの根底にあります。
実験やアートが思考力を深める!「なぜ?」を引き出す安心の環境づくり
―英語教室でありながら、科学実験やSDGsといったテーマを取り入れる理由はなぜでしょうか?
文法や単語だけをそのまま覚えるのではなく、「自分で考え、自分の言葉で伝える力」を育むためです。
それは、英語を使ってさまざまな分野を学ぶことで、子どもたちの「なぜ?」「もっと知りたい!」という好奇心が引き出され、英語を学ぶこと自体が目的ではなく、英語を使って学ぶ姿勢が自然と身についていくからです。
また、「なぜ」という好奇心を引き出すのに、「自信」や「挑戦する気持ち」といった目には見えない力(非認知能力)を育てることを何より大切にしています。
―目に見えにくい「非認知能力」を伸ばすために、現場ではどのようなアプローチを行っていますか?
まず、子どもたち一人ひとりの個性や違いを尊重し、「安心して自分の考えを伝えられる環境づくり」を徹底しています。
研修を受けた外国人講師や日本人スタッフが様子をよく観察し、子どもたちの「なぜ?」「もっと知りたい!」を引き出す声かけを行っています。
さらに、自分や友だちの強みに気づく活動や「ありがとう」の気持ちを伝える「感謝ウィーク」、その道の専門家や大学生と英語で交流する「本物から学ぶ機会」も設けています。
そして、どんな活動においても「自分の考えを話していいんだ」と子どもたちが思える安心感があるからこそ、子どもたちの主体性も育っていきます。
科学実験の失敗も大切な学びに!「子どものお手本は子ども」で育む挑戦心
―実際のレッスンの流れや、教室での子どもたちの様子はいかがですか?
レッスンは50分クラスと100分クラスがあります。
まず、英会話を学ぶクラスでは、挨拶や日常会話から始まり、サークルタイム、フォニックス(発音学習)や読み書き、そしてテーマ別アクティビティなどをバランスよく組み合わせています。
園児の100分クラスではスナックタイムもあり、日常的なやり取りも英語で楽しみます。
また、教室での様子ですが、英語で専門分野を学ぶクラスでは、例えば英語で行う科学実験で思い通りの結果にならないこともあります。しかし、子どもたちは諦めずに「どうしてだろう?」「次はこうしてみよう」とお友だちと一緒に英語で考え、再挑戦します。
―失敗を恐れず、仲間と一緒に挑戦する姿が見られるのですね。
そうなんです。どのクラスでも、最初は人前で話すのが苦手だった子が、周りの子が自然に意見を伝える姿を見て「自分も話してみよう」と変わっていきます。「子どものお手本は子ども」と言いますが、お互いに刺激し合える環境がアライブの特徴です。
また、アライブには10年以上勤務するベテラン外国人講師が多く在籍しています。様々な研修のスタイルを実践しながら、どの教室でも質の高い指導を提供できるよう仕組みを整えています。
「アライブが自分の原点」——医師やグローバル社会で活躍する卒業生たちの成長
―「伝わった!」「できた!」という小さな成功体験が、大きな成長につながっていくのですね。
最初は発言をためらっていた子が、少しずつ英語を理解して自分から手を挙げ、「Why?」と質問できるようになっていきます。この小さな経験の積み重ねにが「自分ならできる」という強い自信に変わります。
長年教育に携わる中で何より幸せなのは、幼い頃に通っていた子が成長して訪ねてきてくれたり、アライブの社員として働いてくれたりすることです。
―卒業生の皆さんは、現在どのような場面で活躍されているのでしょうか?
医師として患者さんと向き合う子、英語の教師になった子、海外留学で視野を広げている子、外資系企業で世界の人々と働く子など、それぞれが自分の道を歩んでいます。
卒業生から「学校に行けなかった時も、アライブには来ることができた」「アライブが自分の原点です」という言葉をもらうこともあります。子どもの頃の体験が未来へ繋がっていると感じる瞬間であり、私たちが目指す教育が、こうした子どもたちの姿につながっているのだと感じています。
【Pick Up Q&A】保護者様からのよくあるご相談:
Q1. 英語が初めてのお子さんや、親が英語を話せなくても大丈夫ですか?
A1. 全く問題ありません。
無理に発言を求めず「ここなら大丈夫」と思える環境づくりからスタートします。
少人数クラスでお子さんの興味のあることから会話を引き出しますので、ご家庭で英語が話せなくても大丈夫です。
ご安心ください。
Q2. まだ年齢が低いのですが、100分間レッスンを受けられますか?
A2. 会話、ゲーム、アクティビティ、読み書き、園児向けのスナックタイムなど、めりはりをつけてレッスンが展開されますので、多くのお子さまが「楽しかった!」と笑顔で帰っていかれます。
100分しっかり英語に浸かることで、飛躍的な成長を見せてくれます。
Q3. 帰国子女や英語力が高い子でもさらに伸ばせますか?
A3. はい。アライブでは英語歴別クラスを設け、STEM、社会、SDGs、リーダーシップなどのテーマを英語で深く思考し、年齢別など細かクラスを設定しており、自分の意見を伝える質の高いプログラムをご用意しています。
Q4. 他の英語教室との一番の違いは何ですか?
A4. 英語を話せるようになることだけをゴールにしていない点です。
英語をツールとして使いながら科学や社会を学び、自分で考え、挑戦し、自分の意見を伝えるところまでを大切に育てています。
【メッセージ】
英語はできれば幼児期から自然に触れ始めることをおすすめしています。
勉強としてではなく、歌や遊びの中で楽しみながら吸収でき、美しい発音も身につきやすいからです。もちろん、小学生から始めても年齢に応じた理解力を活かしてしっかり伸びていきます。
長く通ってくれている子どもたちに共通しているのは、「英語が好き」「伝えることが好き」「アライブが好き」でいてくれることです。だからこそ、私たちアライブは、スクール側として、子どもたちが飽きずに楽しめるテーマや挑戦の機会をいつも用意しています。
体験にお越しいただいた保護者様からは、「先生と子どもたちの距離がとても近い」「子どもたちが自分の考えを英語で伝えていて驚いた」といった声をよくいただきます。
まずはぜひ一度、お子さんと一緒にアライブの教室の温かな雰囲気を感じに来てください。スタッフ一同、心よりお待ちしています!










