全国に3,000教室以上展開する、誰もが知っているカワイ音楽教室。
独自の研究所で作り上げたオリジナルテキストが実現する「お子様の成長に最適な進度」で
学べる秘訣について、今回はカワイ音楽教室 城南事務所の内田様にお話しをお伺いしました。
教育理論に基づいたカリキュラムと講師が寄り添うレッスン！音楽を通して個性を伸ばすカワイ音楽教室 ピアノコースの特徴
――「音楽で学び、個性を育む」という教育理念を大切にしていると伺いました。カワイ音楽教室様はどのようなピアノ教室なのでしょうか。
内田様
はい、私たちは「個性を認めて育てる」という理念のもと、単に技術を習得して「うまく」なることだけを目的とせず、楽しんで音楽に触れてもらいながら、お子様それぞれの個性を育むことを大切にしています。
ピアノを聞き、弾くことで感受性を育てたり想像力を養ったり、音楽を通して成長していく姿を見ていただける教室です。
もちろん技術の習得も大切ですが、それよりも音楽全体を捉えて、楽しんで演奏してもらうことを目的にしています。
楽しんで続けてもらうために、講師はレッスンの中で一つでもできた！という体験を作ること、小さなことでもいいので必ず何か目標をクリアし、帰ってもらうことを心がけています。
――家で自主練をしてレッスンは発表の場になる、ということではないのですね。
内田様
それだと検証型になってしまいます。家で練習してきたことを聞き、次までにこれをやってきてね、というレッスンを「検証型」といいますが、カワイ音楽教室では先生と生徒2人で音楽を作り上げていく「並走型」のレッスンを行います。
――なるほど。並走しながら一緒に「できた！」という体験を積み重ねていくということですね。その他に講師の方々がレッスンで意識していることはありますか。
内田様
それぞれのお子様に合わせたレッスンを意識しています。
生徒さんによっては、最初から元気にお話をしてくれる子もいれば、ほとんど話さない子もいます。そういった場合は、会話の中で少しずつ好きなものを聞いたり、普段の生活について話したりして興味があることを探っていきます。
そうすると徐々に性格やタイプが分かってきますので、個性に合わせたレッスンを考えていきます。
また、カワイ音楽教室には創立時から６０年以上続く研究所があり、最先端の教育研究に取り組んでいます。講師は児童心理学や幼児教育理論の習得、実践研修を重ねています。
研究をもとにした指導書があるのですが、そこには子どもの発達過程などが詳しく載っており、講師は指導書を参考にしながら、個々の生徒に合わせたレッスンができるよう日々勉強しています。
――自社内に研究所があるのですね。講師はどのような研修を受けているのですか。
内田様
まず講師になる前に、カワイで教える基礎を身に付けてもらいます。
その後も年に何度か研修があり、指導者として必要な知識や、お子様の年齢ごとのレッスン方法などを定期的に学んでいます。
また、音楽指導者あるいは指導者を目指す方の音楽演奏（表現）能力及び基礎的な音楽知識をカワイグレード認定委員会の視点により検定する「グレードシステム」を設け、演奏者・指導者として必要な技術向上を図るため「研鑽や研究」の自己啓発を促すようにしています。
質の高い講師へ定期的な研修を行い、常にグレードアップを促せる仕組みがあることもカワイ音楽教室の大きな特徴です。
――では、音楽的な側面からだけではなく、教育理論に基づいてレッスンが作られているのですね。
内田様
はい。研究所では幼児教育や音楽教育について学術研究をしています。
例えば小学生のお子様が成長段階に応じてどのように音楽と関わったら効果的なのかや、それらをレッスンに落とし込むには何が必要かなどを研究しています。
カワイのピアノのレッスンは4歳から受けていただけるのですが、それも手指の発達が進みしっかりと骨が繋がってくるのが、4歳からであるためです。
また、4歳は「認知の発達」において、楽譜を理解できるようになる年齢でもあります。
そういった身体の成長に合わせたカリキュラムつくりは、自社オリジナルテキスト「サウンドツリー」にも落とし込まれています。
お子様の興味や楽しいを引き出す オリジナルテキスト「サウンドツリー」
――オリジナルテキスト「サウンドツリー」はどのような教材ですか。
内田様
お子様の身体の作りにあわせた設計になっていること、絵本のように楽しく進められることが大きな特徴です。
身体の作りでいうと、4歳ぐらいだったら真ん中のドのポジションから、ドレミと徐々に手を動かせる範囲が広がっていきます。
このことを考慮した上で、小さい手、弱い力でも無理のない形で始めることができる設計になっています。
また、ただ楽譜が書いてあるだけではなく、お子様の興味や楽しいという感情を自然に引き出せるテキストになっています。
導入の部分が独特で、ピアノを鳴らしてピアノに親しむところから始まります。
絵本のようなつくりになっていて、音符を先に勉強するのではなく、音を聞く、反応する、鳴らす、といった順で段階を踏んで進めていきます。そのため導入がとてもスムーズで楽しく学べます。
――確かに、小さいお子様にとってはいきなり音符や楽譜を覚えて弾くのは難しいですものね。
内田様
はい、しかし「サウンドツリー」の場合は教材の中にいるキャラクターと一緒に活動したり、シチュエーションが変わったり、音楽の絵本の世界の中にいるような感覚で楽しみながらレッスンが出来ます。
「サウンドツリー」の最初のレッスンでは講師が一緒に伴奏をするのですが、これも楽しく弾けるポイントです。
講師が伴奏しながら一緒に歌うことで、お子様に自然と音楽が身についていく、そういった特徴があります。
あとは、レベルアップをする毎に、様々な国の民謡だったりポップスだったりが演奏できるようになります。いわゆるクラシックだけではなく、いろんな国のいろんなジャンルの曲を経験できるのも魅力です。
お子様に合わせて挑戦、成長ができる 3つのイベント
――その他にもカワイ音楽教室独自の取り組みはありますでしょうか。
内田様
カワイ音楽教室には段階に応じてグレードテスト、発表会、コンクールと３つのイベントがあります。
グレードテストは、テキストが終わったタイミングで受ける、日頃のレッスンの成果を確認していただく場です。
発表会は日ごろの成果を披露していただく場、コンクールは賞や順位がつくため日頃のレッスンの成果＋α、挑戦していただく場になります。
――３つのイベントごとに目的が異なるのですね。それぞれのイベントの特徴を教えてください。
内田様
はい、まずグレードテストですが、テキストの進度に合わせて年に何度か受けていただきます。テスト時は講師だけではなく、審査員の先生の前で弾いたり、同じレベルのお子様何人かが聞いていたりが多いです。ちょっとした緊張感の中で弾きます。
お子様にとって一冊テキストをやり切ることは、とても大きな成果だと思っています。
審査員の前で弾くのはすごく緊張すると思うのですが、テストをクリアして認定証をもらうと、それが自信に繋がっていきます。すごく大事なイベントだと思います。
――人前で何かをするという経験を通して、自信がつくのですね。発表会とコンクールはどのようなものになりますか。
内田様
発表会は年に一回、同じ教室内の生徒さんと開催します。自分で選んだ好きな曲を発表会の会場で弾いてもらいます。
コンクールは、全国大会から、地域の教室合同の子どもピアノコンクールまで、レベルに応じていくつかあります。賞を取ることを目指す子もいれば、ステージに上がることを目標にしている子もいますし、個々の目標や年齢、成長に合わせて選ぶことができます。
――イベントについて、内田様がお子様の成長を感じられた体験などありますでしょうか。
内田様
そうですね。最初は緊張して泣いてしまい舞台に上がれなかった子が、それでも続けて、発表会やさらにその先のコンクールも頑張って挑戦をした結果、ものすごく自信がついて、人前での発表など色々なことができるようになったことがありました。
その子もグレードテストから発表会、コンクールと段階をふみながら成功体験を積んだことが自信につながったのだと思います。
お子様それぞれの成長や個性に合わせて、無理なく挑戦ができるのもカワイならではだと思います。
楽しい、通わせたいと納得感を持ってもらうための体験レッスン
――体験レッスンはありますか。
内田様
はい、1回30分の無料体験レッスンがあります。
まずはレッスンの雰囲気を味わってみたい、という場合は、ご希望の教室にて実際にレッスンを受けていただけます。
その後、もう少し体験を受けてみたい方は１か月間のおためし個人レッスン「ピアノチャレンジ」があります。1ヶ月間で3回個人レッスンを通して、簡単な曲を弾けることを目指します。３回のレッスンを受ける中で、実際に通うイメージができるか、お子様がピアノを続けていけるかを判断していただけます。
レッスンを続けるためには、お子様が楽しいと感じ、保護者の方がカワイに通わせたいと思ってもらえることが一番大切です。そのため、おためしレッスンだけでも大歓迎です。
また、体験レッスンは保護者の方も見学することができます。
――お子様のレッスンごとの成長を感じることができるのですね。最後に内田様から見たカワイ音楽教室の魅力は何でしょうか。
内田様
一番の魅力は個々の生徒に寄り添う講師だと思っています。本当にどの先生もそれぞれの生徒さんを大事にしていて、楽しくレッスンをしてもらいたいと日々考えています。
そのために研修や勉強に取り組んだり、イベントに臨む生徒さんを熱心にサポートしたりと、そういった講師が多く在籍しています。
――講師一人一人がお子様個々に寄り添って、一緒にレッスンを作っているのですね。
それぞれのレッスンが講師独自の知識だけではなく、研究所由来のカリキュラムや研修に基づいている点も他社にない魅力だと感じました。本日はありがとうございました。
