今回は、岡山県を中心に展開する『ファジアーノ岡山サッカースクール』の普及部部長・福中善久先生に取材してきました。のべ13万人以上の指導実績を持つ福中先生が、自分で考え行動する力と「自分を好きになる力」を育む教育の秘密に迫ります。
【プロフィール】
福中善久 ファジアーノ岡山 普及部部長
指導歴25年、のべ13万人以上を指導。
10秒でわかる!この記事のポイント
✅ 子ども一人ひとりと真剣に向き合う「子どもの専門家」が指導するスクール
✅ 「子どもが主役」を掲げ、コーチが答えを与えすぎずに挑戦を「待つ」指導を徹底
✅ 技術の向上だけでなく、自分で考えて行動する力と「自分を好きになる力」を育む
Jリーグクラブが目指す教育、子どもたちが失敗を恐れず「自分らしくいられる居場所」を
―ファジアーノ岡山サッカースクール様は、Jリーグのプロサッカークラブが運営するスクールとして、地域で非常に高い信頼を得ています。まず、このサッカースクールを通じて子どもたちに届けたい教育の背景やきっかけについて教えてください。
私がこの仕事に携わるようになったきっかけは、 サッカーを通じて子どもたちの人生が大きく変わる瞬間を何度も見てきたことです。
上手くなることや試合に勝つことも大切ですが、 それ以上に、子どもたちが仲間と出会い、自分に自信を持ち、 「自分っていいな」と思えるようになる姿に大きな価値を感じてきました。
今の時代の子どもたちは、多くの情報に囲まれ、 常に「正解」を求められる場面が増えています。
その影響もあり、自分で考え、決め、挑戦する経験が 少なくなっているように感じているんです。
―正解ばかりを求められると、失敗を怖がってしまう子も増えそうですね。
そうなんです。
だからこそ、サッカーを通じて失敗を恐れずにチャレンジできる環境や、 自分らしくいられる温かい居場所をつくりたいという想いが強くなりました。
私たちのスクールは、単にサッカーの技術を教える場所ではありません。 「子どもたちに夢を!」というクラブ理念のもと、 新しい出会や挑戦の機会を届け、一人ひとりの可能性を広げる場でありたいと考えています。
サッカーを通じて、子どもたちの人生が少しでも豊かになり、 「また明日も頑張ろう」と思えるきっかけをつくっていきたい。 それが私たちがこの教育に取り組み続ける理由です。
コーチが答えを与えすぎない。自走する力を引き出すための「子どもが主役」の問いかけと「待つ」姿勢
―「失敗を恐れずにチャレンジできる環境」をつくるために、日々のレッスンではどのような指導方針を大切にされていますか?
私たちは、サッカーを上手くすることだけを目的にしていません。 子どもたち一人ひとりにとって、「ここに来るのが楽しい」「仲間とつながりたい」 と思える場所をつくることを大切にしています。
その子の幸せの形はそれぞれ違います。 一人ひとりと丁寧に向き合い、その子にとっての 小さな成功や成長を一緒に喜ぶことが私たちの役割です。
実際のレッスンの流れでも、その方針を一貫しています。 まずコーチや仲間とコミュニケーションを取りながら元気よくスタートし、 鬼ごっこやボールフィーリングなどで楽しみながら身体を動かします。
ドリブルやパス, シュートなどの技術練習も行いますが、 私たちから一方的に「こうしなさい」と教え込むことはしません。
「どうしたらうまくいくかな?」「どんな方法があるかな?」と、 子どもたち自身が考えられる声掛けを大切にしています。
―コーチがすぐに正解を教えるのではなく、あえて子どもたちに考えさせるのですね。
はい、まさに「子どもが主役」です。 コーチが答えを与えすぎず、子どもたちの考えや挑戦を認め、 「待つこと」を何よりも徹底しています。
できた・できなかったという結果だけではなく、 「やってみた」「仲間と協力した」「自分で考えて行動した」という 挑戦の過程を最も大切にしているんです。
レッスン後半のゲーム形式のトレーニングでも、 その日に取り組んだことに思いきりチャレンジする時間を設けています。
最後には、今日できたことや頑張ったことをみんなで振り返り、 一人ひとりの成長を認め合ってレッスンを終えます。
コーチが答えを与えすぎずに「待つ」からこそ、 サッカーの技術だけではなく、自信や自己肯定感、仲間とのつながり、 自分で考えて行動する力(自走する力)が育まれていくと考えています。
人前で話せなかった子が、自ら手を挙げてリーダー役に!成功体験が育む「一生モノの自信」
―過程をしっかりと認めてもらえるからこそ、子どもたちも安心してのびのびと挑戦できそうですね。このスクールを通して、子どもたちにはどのような成長や変化が現れますか?
サッカーを通じて身につくのは、技術だけではありません。 子どもたちが「自分で考える力」「挑戦する力」「仲間と関わる力」、 そして何より「自分を好きになる力」を育んでほしいと考えています。
例えば、最初は恥ずかしくて挨拶もできなかった子が、 少しずつ仲間と話せるようになり、自分から 「コーチ、見て!」と声をかけてくれるようになることがあります。
また、「失敗したくない」とチャレンジできなかった子が、 仲間に応援されながら何度も挑戦し、「できた!」という成功体験を積み重ね、 自分に大きな自信をつけていく姿もたくさん見てきました。
―これまで見てこられた中で、特に印象に残っているエピソードを教えてください。
特に印象に残っているのは、入会当初は人前で話すことも苦手で、 保護者の方から離れることができなかったお子さまの成長です。
最初は練習に参加するだけでも精一杯という状態だったのですが、 コーチや仲間との関わりを通じて少しずつ笑顔が増え、 自分から挨拶をしたり、仲間に声をかけたりできるようになりました。
そしてある日、その子が自分から手を挙げてチームのリーダー役に挑戦したんです。 その姿を見たときは、本当に大きな成長を感じました。
後日、保護者の方から 「学校でも自分の意見を言えるようになりました」 「以前より自信がつきました」というお声をいただき、とても嬉しかったです。
子どもたちは、自分で考えて行動し、周囲に認められ、 挑戦を繰り返すことで本当に大きく成長していきます。
私たちは、単なるサッカーの技術向上だけでなく、 子どもたちが自分を好きになり、自信を持って一歩を踏み出せるようになることに、 最大の価値を感じています。
運動が苦手でも、人見知りでも大丈夫。その子のペースを何よりも尊重する温かいサポート
―素晴らしいですね。ただ、「初めてサッカーを習う」「内気な性格で馴染めるか不安」といったお子さまもいらっしゃると思います。そうした子にはどのようなアプローチをされていますか?
初めて習い事を始めるお子さんや、少し内気なお子さんには、 まず「ここなら安心できる」と感じてもらうことを何より大切にしています。
無理にみんなの輪に入れたり、すぐにプレーを求めたりすることは一切ありません。 まずはコーチと話をしたり、見学しながら雰囲気に慣れたり、 その子のペースを尊重しながら少しずつ関わりを増やしていきます。
実際に、最初は保護者の方から離れられなかった子が、 数回の参加を通じて仲間と笑顔でボールを追いかけるようになったケースはたくさんあります。
私たちは、子どもの可能性を信じて「待つ」ことを徹底し、 小さなできたことや挑戦を認めながら、一人ひとりが安心して通える環境を心掛けています。
―「待つ」姿勢があるからこそ、子どもたち自身も安心して一歩を踏み出せるのですね。
そうですね。 保護者の方からは、「人見知りでも大丈夫?」「運動が苦手だけどついていける?」 というご相談をよくいただきますが、私たちは 「大丈夫です。その子に合わせたペースで関わっていきます」と自信を持ってお伝えしています。
このスクールは、サッカーが大好きで上手くなりたい子はもちろんです。 初めて習い事に挑戦する子、運動に少し苦手意識がある子、お友達をつくりたい子、 自分に自信をつけたい子など、すべてのお子さまに自信を持っておすすめできます。
「何か新しいことに挑戦したい」「自分らしく成長したい」と思っているすべてのお子さまに、 ぜひ来ていただきたいスクールです。
【Pick Up Q&A】保護者様からのよくあるご相談
Q1. 人見知りなのですが大丈夫ですか?また、運動が苦手なのですがついていけますか?
A1. まったく問題ありません。 子どもにはそれぞれのペースがあり、私たちはその子に合わせて関わっていきます。
実際に、最初は保護者の方の後ろに隠れていた子や、ボールに触れることもできなかった子が、少しずつ仲間やコーチと関わる中で、自分から挨拶をしたり、笑顔でプレーしたりするようになったケースをたくさん見てきました。
私たちは、サッカーの技術だけでなく、何よりも「安心できる場所」であることを大切にしています。 一人ひとりの小さな成長を認めながら、お子さまの可能性を信じて寄り添っていきますので、安心してお越しください。
【メッセージ】
子どもたちには、一人ひとり違った輝きや可能性があります。 私たちは、サッカーを通じてその可能性を引き出し、 「自分っていいな」「またやってみよう」と思えるきっかけをつくりたいと考えています。
習い事を選ぶときは、「上手くなれるか」という技術面だけでなく、 「子どもが安心して通えるか」「笑顔になれるか」「自分らしくいられるか」 という視点も、とても大切なポイントです。
ファジアーノ岡山のスクールは、子どもたちにとっての温かい居場所であり、 新しい出会いや挑戦が生まれる場所でありたいと考えています。
まずはぜひ一度、体験レッスンにお越しください。 お子さまが夢中になれる時間や、新しい自分と出会えるきっかけを 一緒につくっていければ嬉しく思います。










