今回は、国内外で幅広く展開する『地唄箏曲美緒野会』の主宰 小野真由美先生に取材してきました。1979年の設立以来、伝統音楽の魅力を伝える小野真由美先生が、一人ひとりの個性に寄り添い豊かな感性と自信を育む教育の秘密に迫ります。
【プロフィール】
小野真由美 地唄箏曲美緒野会 主宰
東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。
人間国宝・故宮城喜代子氏に師事し、長年にわたり箏曲・三味線の研鑽を積む。1979年に地唄箏曲美緒野会を設立。
【指導・教育実績】
佐賀大学非常勤講師(「日本伝統音楽演習」担当)を務めたほか、大学・小学校等での和楽器体験授業やワークショップに長年取り組む。現在は国内外の教室で箏・三味線の指導を行い、伝統邦楽の普及・継承活動に従事。
【資格・役職】
- 箏曲生田流宮城社師範
- 一般社団法人日本伝統文化の会代表理事
- 東京都港区邦楽邦舞連盟代表理事
- 地唄箏曲美緒野会主宰
10秒でわかる!この記事のポイント
✅ 【1979年設立】人間国宝に師事した本格派が教える、国内外で幅広く展開する箏・三味線教室
✅ 技術習得のみを目指さず、一人ひとりの個性とペースに寄り添う1回30分の個人レッスン
✅ 古典から現代曲まで楽しく学びながら、一生モノの「集中力」「礼儀」「自信」が身につく
1979年設立。「誰もが自分のペースで和楽器を楽しめる場」をつくりたい
―1979年に美緒野会を立ち上げられた背景や、教室を開校されたきっかけについて教えてください。
私は人間国宝の故宮城喜代子先生に師事し、東京藝術大学で邦楽を専門に学んできました。
その中で、地唄箏曲という日本の美しい伝統音楽を、もっと多くの方に身近に楽しんでいただきたいという強い思いから、1979年に地唄箏曲美緒野会を設立いたしました。
伝統を大切に受け継ぎながらも、年齢や経験を問わず、一人ひとりが自分のペースで音楽と向き合い、心豊かな時間を過ごせる場をつくりたいと考えたのが始まりです。
初心者の方から経験者の方まで、それぞれの目標や想いに寄り添いながら、お箏や三絃(三味線)の魅力を楽しんでいただけるお稽古を大切にしています。
1回30分の個人レッスン。技術以上に「奏でる楽しさ」と豊かな感性を重んじる
―具体的なレッスンの流れや、指導において大切にされている考え方を教えてください。
当会では、お一人おひとりのレベルや経験に合わせた1回30分の個人レッスンを基本としています。
楽器の構え方や弾き方、譜面の読み方など、初めての方にも分かりやすく基礎から丁寧にお稽古を進めます。基礎を固めながら、古典曲から現代曲まで幅広い楽曲に触れ、演奏する楽しさを感じていただきます。
私たちが何より大切にしているのは、単に技術の習得だけを目的とするのではなく、箏や三絃を奏でる楽しさや、音楽に向き合う中で生まれる豊かな感性を育むことです。無理なく長く続けられる環境を整えています。
発表会での挑戦が大きな成長へ。小さな「できた!」が「度胸」と「自信」に変わる
―箏や三味線のお稽古を通して、子どもたちにはどのような変化や成長が見られますか?
お箏や三味線のお稽古を通して、音楽の技術だけでなく、集中力や忍耐力、継続する力が自然と身につくと感じています。
特に印象に残っているのは発表会での子どもたちの姿です。初めは緊張した表情を見せていた子どもたちが、日々の練習を重ねる中で少しずつ自信をつけ、本番では堂々と演奏してくれました。その成長した姿には大きな喜びと感動を覚えます。
人前で演奏する経験から表現する喜びや度胸が養われますし、日本の伝統文化に触れることで礼儀や感性、豊かな心が育まれていきます。
否定せず個性を尊重。内気なお子さんも安心できる環境づくりと手厚い連携
―初めて習い事をするお子さんや、少し内気なお子さんにはどのように接していらっしゃいますか?
無理に発言や演奏を促すようなことはせず、まず安心してお稽古できる環境をつくることを大切にしています。一人ひとりの気持ちやペースを尊重し、できたことを一緒に喜びながらサポートしていきます。
また、保護者の方とも丁寧にお話しし、お稽古での様子や成長を共有しながら、一人ひとりに合った関わり方を一緒に考えています。
ご家庭でのご様子も大切にしながら、安心してお稽古を続けられる信頼関係を築くよう心がけています。
【Pick Up Q&A】保護者様からのよくあるご相談:
Q1. 習い事は何歳頃から始めるのがおすすめでしょうか?
A1. 決まった年齢はありません。「やってみたい」という気持ちが芽生えた時が良いタイミングです。小さなお子さまの場合は、まず楽器に触れて音を出すことを楽しみながら、少しずつお稽古に慣れていくことを大切にしています。
Q2. 習い事が長く続くお子さんにはどのような特徴がありますか?
A2. 「楽しい」「もっとやってみたい」という気持ちを持っているお子さんです。最初から上手にできることよりも、周りと比べずに自分自身の小さな「できた!」を積み重ねられる環境があると、自信がついて自然と長く続けられます。
Q3. 教室を選ぶ際、保護者が確認するとよいポイントを教えてください。
A3. お子さまが安心して通える雰囲気か、先生が一人ひとりの個性やペースを大切にしてくれるかを見ていただきたいです。実際に体験してみて、お子さま自身が「ここでやってみたい」と感じるかを重視してあげてください。
Q4. どのようなお子さんに特におすすめのスクールでしょうか?
A4. 伝統文化や音楽に興味があるお子さまはもちろん、自分のペースで無理なく楽しく習い事を続けたいお子さまにおすすめです。集中して取り組む力や表現する楽しさが身につきます。初めての方も安心してお越しください。
【メッセージ】
「やってみたい」という気持ちがあれば大丈夫です。経験や年齢に関わらず、お子さま一人ひとりのペースや気持ちを大切にしながら、無理なく楽しくお稽古を進めていきます。
お箏や三味線を通して、日本の伝統音楽に触れる楽しさや、できるようになる喜びを一緒に感じてみませんか?楽器が初めてのお子さまも、どうぞ安心してお越しください。まずはお気軽にご相談ください。








