今回は、全国を中心に展開する『STEAM教育&プログラミングスクール「STEMON」』の代表取締役 中村 一彰先生に取材してきました。
全国170教室以上を展開する実績を持つ中村先生が、一生をかけて時代の変化に対応できる問題解決力の秘密に迫ります。
【プロフィール】
中村 一彰 STEAM教育&プログラミングスクール「STEMON」 代表取締役 / Founder
日本初の小中学生向けSTEAM教育スクール「STEMON」を開校し、全国170教室以上を展開。
東京都や大阪市などの自治体・公立小学校におけるプログラミング教育推進事業にも多数参画するSTEAM教育のパイオニア。
【経歴・教育実績】
- 一般企業勤務を経て、2012年に株式会社ヴィリングを設立
- 日本初の小中学生向けSTEAM教育スクール「STEMON」を開校
- 東京都や大阪市などの自治体・公立小学校でのプログラミング教育推進事業に多数参画
- 神山まるごと高専准教授(起業家教育担当)
【保有資格・著書】
- 埼玉大学教育学部卒業(小学校教員免許保有)
- LEGO® SERIOUS PLAY® 認定ファシリテーター
- 著書『AI時代に輝く子ども-STEM教育を実践してわかったこと』(CCCメディアハウス)
10秒でわかる!この記事のポイント
✅ 全国170教室以上を展開し、自治体のプログラミング教育も牽引する圧倒的な実績
✅ 「しる・つくる・ためす」の3STEPで失敗を歓迎し、「自分だけの答え」を創り出す力を育む
✅ コンテスト入賞者も輩出!試行錯誤の没頭体験が「自分ならできる!」という一生モノの自信に変わる
「正解を一つだけ覚える」教育への違和感。公教育も認めた没頭できる学び場
―ステモンは全国170教室以上を展開し、東京都や大阪市など自治体のプログラミング教育推進事業にも多数参画されています。これほどまでに広がった独自のSTEAM教育は、どのような背景から生まれたのでしょうか?
大学時代、教育実習に行った際の経験が大きなきっかけです。教室でみんなが一斉に同じ教科書を開き、「正解をひとつだけ覚える授業」に、どうしても違和感を覚えたんです。
本来、新しいことを知る体験ってすごくワクワクして楽しいことのはずですよね。
なのに、テストの点数だけで人と比較されて「自分はダメだ」と自信を失ってしまう子どもたちが多い。その後、東日本大震災をきっかけに「一生をかけて時代の変化に対応できる教育をつくりたい」と強く思い、ペーパーテストではなく手と頭を動かして夢中になれるステモンを立ち上げました。
失敗は宝物。「しる・つくる・ためす」の3STEPで自分だけの答えを創り出す
―ステモンのレッスンでは、具体的にどのようなステップで学びを深めていくのでしょうか?
1コマ60分のレッスンは、私たちが大切にしている「しる・つくる・ためす」の3STEPで進みます。
まず「しる」時間で歯車などの仕組みを体験を通して学び、次に「つくる」時間で学んだ仕組みを使ってブロックやプログラミングでロボットなどを組み立てます。
最後は「ためす」時間です。実際に動かしてみて「あれ、うまく動かないぞ?」となったら失敗の原因を探してやり直します。最後は工夫した点をみんなの前で発表し合うので、たった60分の中でも「なるほど!」という発見がたくさんあるんですよ。
―子どもたちが自ら試行錯誤できる環境づくりで、大切にされていることはありますか?
私たちが一番大切にしているのは、「まず自分の手で作ってみる」ことです。
紙のドリルや座学がちょっと苦手な子でも、ブロックやロボットを触り始めると目の色を変えて素晴らしいアイデアを生み出すことがよくあります。「失敗した!」「じゃあ次はどうしよう?」と試行錯誤する過程こそが宝物なんです。
先生も答えを教える「先生」というより、一緒に「なんで動かないんだろうね?」と首をひねる「伴走者」です。子どもが自分の力で気づけるような声かけや、質問を引き出すサポート体制を全教室で徹底しています。
「自分ならできる!」の自信が育つ。ロボット作りに没頭しコンテスト入賞を果たした子も
―試行錯誤を繰り返す中で、子どもたちにはどのような力や変化が身についていくのでしょうか?
ステモンでは、「科学的に考える力」「仕組みを理解し、つくる力」「探究する力」の3つを育んでいます。最初は思い通りにいかないと悔しがっていた子も、何度もやり直すうちに「あ、ここを変えればいいんだ!」と笑顔で取り組めるようになります。
自分の頭で考え、自分の手で形にできた体験は、「自分ならできる!」という大きな自信になります。この自信がつくと、プログラミングだけでなく学校の勉強や普段の生活でも前向きに挑戦できるようになっていくんです。
―これまでのご指導の中で、特に印象に残っているお子さんの成長エピソードを教えてください。
机に向かう勉強に自信が持てず、少し控えめだったお子さんが、ステモンでロボット作りにどっぷりハマったことがありました。
何度も失敗しながら諦めずに挑戦し、なんとコンテストで入賞を果たしたんです。
その際、保護者の方から「我が子がこんなにも夢中でキラキラした顔をするのを初めて見ました」と涙ながらに喜んでいただけたことが、今でも強く心に残っています。長期的な視点では、ステモンのレッスンで培った科学的思考とエンジニアリングの力を武器に、社会の課題を自ら解決し、新しい価値を生み出せる人へと成長していくと信じています。
「間違えても大丈夫」な環境。小さな「できた!」を一緒に喜ぶことからスタート
―初めて習い事をするお子さんや、内気なお子さんにはどのように接していますか?
最初から上手につくる必要はまったくありません。内気なお子さんには、まず講師が隣に寄り添い「どんなものを作ってみたい?」と優しく声をかけ、小さな作業の「できた!」を一緒に喜ぶことからスタートします。
初めは見本通りに作ることから始め、次第に自分なりの工夫やアレンジを加えていけることがほとんどです。「ここでは間違えても大丈夫なんだ」という安心感を持ってもらうことを最優先にサポートしています。
【Pick Up Q&A】保護者様からのよくあるご相談
Q1. 人見知りや、じっと座っていられない子ですが大丈夫ですか?
A1. 大歓迎です!ステモンは静かに話を聞く授業ではなく、自分の手と頭を動かす体験型の学びです。
自分の「好き」が見つかると、どのお子さんも驚くほどの集中力を発揮しますので、安心して連れてきてくださいね。
Q2. どのようなお子さんに特におすすめのスクールでしょうか?
A2. ものづくりやゲームが大好きなお子さんはもちろんですが、実は「ドリルや座学の勉強がちょっと苦手…」という子にこそ来てほしいと思っています。
体験型の学びなら、紙の上では測れないアイデアの豊かさや才能をどんどん開花させることができますよ。
Q3. 習い事は何歳頃から始めるのがおすすめでしょうか?
A3. 年中・年長さん(5歳前後)からのスタートが特におすすめですね。手先の器用さや空間を捉える力がぐっと伸びる時期に、遊びの延長で「自分で作れた!」という成功体験を積むことで、探究心の土台が自然と育ちます。
Q4. 習い事が長く続くお子さんの特徴はありますか?
A4. 一番は「失敗を楽しめる子」ですね。思い通りにいかない時でも「あ、ダメだった!じゃあ次はどうしよう?」と前向きに考えられる子はすごく伸びます。
また、保護者の方が完成品という結果だけでなく、「何度もやり直して工夫したね」と試行錯誤したプロセスを褒めてあげているご家庭のお子さんも、失敗を恐れずに長く楽しむことができます。
Q5. 習い事の教室を選ぶ際に、保護者が見るとよいポイントを教えてください。
A5. ぜひチェックしていただきたいポイントは3つあります。
1つ目は「お子さんが緊張せず、安心・安全な環境でリラックスして取り組めているか」
2つ目は「自分で試行錯誤する時間がたっぷりあるか」
3つ目は「先生が子どもの『なんで?』や『やってみたい!』に寄り添って一緒に走ってくれているか」です。
体験レッスンなどで、ぜひ教室の雰囲気や先生とお子さんのやり取りを確かめてみてくださいね。
【メッセージ】
AI時代と言われますが、これからの時代に最も大切なのは「これ面白そう!作ってみたい!」というワクワクする気持ちと、それを形にする力です。子どもたちの可能性は無限大です。
ぜひ一度体験レッスンにお越しいただき、お子様が目を輝かせて挑戦する姿をご覧になってみてください。










