英語を習得するために重要な「音」と「リズム」。この二つは音楽に通じるものがあります。ヤマハ英語教室は、音楽教室で培ったノウハウを活かし、「音・音楽」と「英語」との融合による独自のレッスンを提供することで、子どもたちが楽しく自然に英語を身につけられることを大切にしています。「英語の音とリズムを学ぶ」とは具体的にどういうことなのか? レッスンの内容について、ヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部の丹羽敦子様にお話を伺いました。
音楽を活用したレッスンだから、自然に「英語耳」が育つ
――ヤマハ英語教室に通われるお子さんの保護者の方は、どういった目的で通っていますか?
丹羽様
ヤマハ英語教室は0歳から5歳までの幼児英語コースと小学生英語コースがあり、多くのお子さんが通っています。幼児の場合は、早いうちに英語を使う環境に慣れ、親しんでほしいという思いを持つ親御さんが多くいらっしゃいますね。実際にご家庭で、お母さんやお父さんができるだけ英語を話すようにしているという声も聞きます。
小学生の場合はもう少し目的意識が明確で、英語を話せるようになることで将来の選択肢の幅を広げてほしいという思いがあるようです。いずれにしても小学校での英語必修化に伴い、習い事のひとつとして選んでいただく保護者の方は増えましたね。
選ばれる理由としてもうひとつ、英語を学びつつ音楽にも触れることが出来るという点にメリットを感じていただく方も多くいます。英語を学ぶのに音楽を使っているので、音楽に触れる機会が多いのですが、たくさん習い事をさせたいけれど時間にも限りがある中で、一度にふたつの習い事ができるようなレッスン内容という部分に共感いただいています。
――音楽と英語の融合レッスンというのが、ヤマハならではですよね。
丹羽様
はい。体を動かしながらリズムに乗って英語を発音することで、学習という感覚ではなく日常の延長として、楽しく英語に触れることができます。幼児のうちからこのように親しむことで、まるで母語のような感覚で英語に触れることができ、抵抗感がなくなります。また耳の力が伸びる幼児の段階から英語の発音に慣れることで、初めて聞くフレーズでも音の特徴を捉えられるようになります。
ヤマハでは、英語を「音」と「リズム」で自然に捉えられるようにレッスンしています。これは、音楽教室としてこれまでに培ってきた指導のノウハウを活かしたヤマハの特徴です。
「正しい発音を身につける」ことに重点を置いたオリジナル曲で学ぶ
――英語を話すためには「音」や「リズム」が大切なんですね。
丹羽様
日本語の場合は抑揚の少ないフラットな言い方でも意味が通じますが、英語は日本語と異なり、強弱が大切です。単語レベルでもどこにアクセントがくるかどうかという要素が大切ですし、まとまったフレーズになればリズムが生まれます。
ヤマハ英語教室では、オリジナルの音楽に合わせて体を動かしながら、単語やフレーズのリズム、イントネーションを身につけていきます。子どもの頃から「英語をリズムで体得する」という感覚が身につくことで、英語を聞く力が鍛えられ、発音もよくなります。
――レッスンで使用する楽曲の多くがオリジナルだそうですね。
丹羽様
はい。ヤマハ英語教室では音楽を使って、英語の音とリズムを身につけてほしいと考えています。しかし、既存の曲に音を当てはめようとすると、正しくない場所にアクセントがきてしまったりします。そのため、学びたいフレーズに合うようにオリジナルで作曲しています。英語のための音楽となっているので、リズムに合わせて歌ったり体を揺らしたりしているうちに自然にフレーズが口から出るように計算されています。もちろん音楽としても楽しむことができ、種類も豊富でコースにもよりますが1年間で40曲ほど使います。
曲とともに教材もすべてオリジナルで、親子で楽しめる内容になっています。子育てに役立つ英語表現が掲載されていたり、レッスンで聞いた話が家庭用絵本になったストーリーブックがあったり、CD、DVDもあるので、ご家庭でも繰り返し、楽しく学ぶことができます。車で移動するときには毎回曲をかけてお子さんと聞いている、という方もいらっしゃいますね。
――オリジナル教材で学ぶメリットを教えてください。
丹羽様
ヤマハ英語教室では、その年齢の発達や状況に応じた「適期教育」の考え方を大切にしています。例えば、小さいうちは耳で細かな音を聞き分けたり、体を動かしてリズムを覚えることが得意なので、体を目いっぱい動かしながら英語の楽しさを体感していきます。小学校に上がれば会話を楽しみながら英語を学習していくことが可能になってきます。
年齢に合った状況を設定することも大切です。例えば、1歳児に自分で着替えをするシーンを想像させようと思っても現実的ではありませんし、4~5歳児に学校でのシーンを再現させようと思っても難しくなります。その年齢の子どもが想像しやすい状況を設定し、実際に日常生活の中で使う表現を学んでいるため、ご家庭でも英語を使えるようになります。
その年齢に子どもが興味を持てるようなレッスン内容になっているため、楽しく取り組むことができます。子どもだけでなく大人でもそうだと思いますが、興味を持てなければすぐに飽きてしまいますよね。興味を持って取り組めるから英語が身につき、「英語を使えた」という達成感が継続につながる、という仕組みができています。
一貫したカリキュラム設計で、着実にステップアップできる
――長く通っているお子様も多いのですか?
丹羽様
はい。0歳からスタートして、中学まで通っている生徒さんもたくさんいます。飽きずに学べる一貫したカリキュラムを設けているのも、ヤマハ英語教室の特徴です。
カリキュラムは、段階的に複雑な表現を使えるように緻密に設計されているため、無理なく力を伸ばしていくことができます。例えば、「~が好き」という表現の場合、はじめは「I like it.」から学び、次に「I like~」と好きなものが何か明確に言えるように練習します。さらに年齢を重ねると、「~より~が好き」、「中でも~が一番好き」というフレーズを学びます。無理なく、徐々に複雑な表現を覚えられるようにカリキュラム設計をしています。
――小学校以降はほかの習い事の選択肢もあるかと思いますが、継続している人が多い理由はなんですか?
丹羽様
小学校に上がると子どもの興味の幅も広がりますので、スポーツなどほかの習い事をしながら継続してくれている方が多いですね。
インターネットで海外の人とつながれるようになったいま、世界で通用する英語を活用できれば情報収集や情報発信もしやすくなります。将来何をするとしても、英語を使えることは武器になるということで、ほかの習い事をしながらも辞めずに継続してくれています。
オールイングリッシュだから、英語の音に慣れることができる
――実際のレッスンの内容、様子を教えていただけますか。
丹羽様
それぞれ、年齢ごとに最大8名のグループレッスンで進行していきます。
0歳コース、1歳コースでは、音楽や遊具、絵本などのオリジナル教材を使い、一緒に体を動かしたり語りかけを通して、英語の音に親しみます。
2歳コース、3歳コースでは、音楽に合わせて体を動かし、英語特有の音やリズム、イントネーションを身につけます。また、大型絵本の読み聞かせを通して、耳から吸収した英語の基本表現を言えるように練習します。
4・5歳は、言葉の発達が目覚ましい時期。先生や友だちとのやり取りの中で、自分の言葉として英語の基本表現を習得していきます。
小学生以上になると、グループワークや発表といった主体的な学びも取り入れながら、「聞く」「話す(やりとり・発表)」「読む」「書く」の4技能5領域を養っていきます。
0歳~3歳までが保護者同伴で、それ以降は子どもたちだけでのレッスンになります。
――レッスンは英語で行われるのですか?
丹羽様
はい。すべてのコースで、入室してからレッスン終了までほぼオールイングリッシュのレッスンとなっています。イラストを駆使したりジェスチャーを用いているので、子どもたちは問題なく理解することができます。英語を日本語に置き換えることなく、英語のまま理解することで、子どもたちは母国語のように無理なく自然に英語を身につけていきます。
子どもとのやり取りは英語だけで行いますが、保護者と一緒のレッスンの場合、保護者への説明などは日本語で行います。講師は日本語を使えますので、保護者の方が英語を話せなくてもまったく問題ありません。
講師は研修で子どもへの英語指導法をマスターしたプロの講師であり、子どもの気持ちや、日本で英語を学ぶ上でのポイントを熟知しているので、安心してお子さんを任せていただくことができます。
――グループレッスンの魅力とは?
丹羽様
大人の英語教室の場合、発言量が増えるためにプライベートレッスンのほうが好まれる傾向がありますが、子どもの場合はお友だちから学んだり、気づきを得たりするため、ヤマハ英語教室ではグループレッスン制を採用しています。お友だちががんばる姿に刺激を受けたり、かっこいい表現をしていたら憧れを抱いたり、たくさんの相乗効果が生まれます。同年代の友だちとのコミュニケーションを通して、「もっと話したい」「伝えたい」という姿勢を育てています。
実際に使う教材を用いた無料体験レッスンが受けられる!
――お子さんを見守っている保護者の方の声としてはどのようなものがありますか?
丹羽様
家でもレッスンで習っている単語を口ずさんだり、会話の中で習った英語が混ざるようになった、という声を聞きますね。また、耳が育つからか、商業施設などで英語のアナウンスが聞こえたときにすぐに真似するようになった、という方もいます。
小学生の保護者からは、小学校の英語の授業でネイティブスピーカーの先生が言っていることがよくわかり、自信につながって英語がますます好きになった、という声もいただきます。
年齢の低いうちから始めたお子さんは特に、英語を聞く力が圧倒的に伸びるようです。なにかほかのことに集中していても、講師の英語での質問にさらっと英語で答えているような様子を見ると、「英語を聞く耳」が育っていることがよくわかります。
――体験レッスンはありますか?
丹羽様
はい。体験レッスンやレッスンの見学は随時実施しており、どのコースの場合でも無料です。体験レッスンでは、はじめにレッスンの内容や流れなどを説明させていただいたあとに、通常50分のレッスンの内容を30分にまとめて、実際に体験いただいています。使う教材や講師の進め方などを体験いただくことで、レッスンの様子を把握いただければと思います。まずは最寄りの教室を検索いただき、お気軽にご相談ください。
――ヤマハ英語教室が選ばれる理由についてよくわかりました。本日はありがとうございました。