今回は、首都圏エリアを中心に展開する『MLS(モデル・ランゲージ・スタジオ)』の執行役員 坂本有紀先生に取材してきました。1974年の創立以来、独自の「ドラマメソッド®」を取り入れた指導を行う坂本先生が、英語を通して自分を表現する力を育む教育の秘密に迫ります。
【プロフィール】
坂本有紀 MLS(モデル・ランゲージ・スタジオ) 執行役員
パートのアシスタント講師として仕事をスタートし、教室長、社員を経て、現在は執行役員を務める。より多くの子供たちに英語の楽しさを届け、世界にはばたく子供たちを日々応援している。
10秒でわかる!この記事のポイント
✅ 創立50年以上の歴史を誇り、独自の「ドラマメソッド®」と外国人講師×日本人アシスタントのチームティーチングを展開!
✅ 単に英語の正しさを求めるのではなく、劇ややり取りを通じて「伝えたい」「話してみたい」という気持ちを育む!
✅ 英語力だけでなく、人前で堂々と自分を表現するコミュニケーション力・協調性・挑戦する心が身につく!
創立50年以上。英語を「覚える」のではなく「使いこなす」独自のドラマメソッド®の誕生
― MLSは1974年創立と非常に長い歴史を持っていますが、どのような思いでスタートしたスクールなのでしょうか?
私どもMLSは1974年の創立以来、「英語は知識として覚えるだけではなく、人とコミュニケーションするための言葉である」という考え方を何よりも大切にしてきました。
英語を勉強して知識はあっても、実際に外国人を前にすると言葉が出てこない――。こうした従来の英語学習が抱える課題に対して、
アメリカ・ニューヨークのブロードウェイ俳優であったRichard A. Via氏らから学んだプロの演技手法に、語学学習や、誰もが参加できる教育的な考え方を取り入れ、
MLS独自の「英語劇・ドラマメソッド®」として発展させてきました。
英語を単に覚えるのではなく、実際の場面の中で相手の言葉を聞き、自分で考え、自分の気持ちや考えを英語で伝える。
そうした「英語を使ってコミュニケーションする力」を育てることが、MLSの教育の原点です。
― 英語学習に「演劇」を取り入れるというのは、とてもユニークですね。
毎回のレッスンでは、相手の言葉をしっかり聞き、自分で考え、表情やジェスチャーもフルに使いながら自分の気持ちを相手に伝えます。そこでは単なる英語力にとどまらず、人と関わる力や自分を表現する力が自然と育っていきます。
「英語を学ぶ」のではなく「英語で伝え合う」。その本質的なコミュニケーション力を子どもたちに身につけてほしいという思いが、50年以上にわたる私たちの教育の原点です。現在では0歳から大人まで幅広い年代を対象に、幼児・小学生・中高生向けクラスから英語劇やミュージカルまで多角的なプログラムを展開しています。
正解を求めるのではなく「伝えたい気持ち」を引き出す!外国人講師×日本人アシスタントのチーム体制
― 実際のレッスンでは、どのような指導の考え方を大切にされているのですか?
私たちが大切にしているのは、英語の「正しさ」だけを求めるのではなく、子どもたちが「伝えたい」「話してみたい」と思える気持ちを育てることです。たとえ文法や発音が完璧でなくても、まずは自分の言葉で相手に伝えてみること、そして相手の言葉をきちんと聞く姿勢を重視しています。
そのため、机に座って先生の話を聞くだけの一方通行なレッスンではありません。教室の中を動き回りながら、歌やゲーム、場面設定や英語劇を通して、実際に英語を使っていくのが大きな特徴です。
― 具体的にお子さま同士で英語を使う場面も多いのでしょうか?
はい。例えば幼児クラス(70分)では、以下のような流れでレッスンを進めています。
- 0〜10分|Welcome!英語でスタート:講師陣と英語で挨拶し、歌やリズム、身体表現で自然と英語の世界へ入ります。
- 10〜25分|歌・ゲーム・体を動かす活動:テーマに合わせたアクティビティで英語をたくさん聞き、意味を理解しながら使っていきます。
- 25〜45分|ドラマメソッド®で英語を使う:お店屋さんやレストランなどの場面を設定し、登場人物になりきってやり取りします。「Here you are.」「Thank you.」など、子ども同士で場面に合った英語を交わします。
- 45〜60分|フォニックスを学ぶ:ゲーム感覚でフォニックスを学び、発音の基礎と「読もうとする力」を育みます。
- 60〜70分|ふり返り・Goodbye!:その日の学びを振り返り、「英語が分かった」「伝わった」という成功体験を胸に締めくくります。
幼児クラスでは、外国人講師と日本人アシスタント講師によるチームティーチングを採用しています。
外国人講師が自然な英語でリードし、日本人アシスタントが一人ひとりの様子に目を配ることで、どのお子さまも安心して自分を表現できる環境をスクール全体で作り上げています。
人前で堂々と自分を表現できる子へ!舞台や劇を通じて育む自信とコミュニケーション力
― レッスンや発表会を通して、子どもたちにはどのような成長が見られますか?
英語力はもちろんですが、何よりも「自分からやってみよう」「相手に伝えてみよう」という主体性が育っていくのを感じます。
MLSでは、英語劇や発表会も非常に大切な学びの場です。一人で台詞を暗記して発表するのではなく、お友達の台詞を聞き、その言葉を受けて自分の台詞を返す。チームで一つの作品を作り上げる経験を通して、相手を思いやる力、協調性、そして人前で自分を表現する力が身につきます。
― 特に印象に残っているお子さまのエピソードがあれば教えてください。
入会当初は恥ずかしくてなかなか声を出せなかったお子さまの姿が、強く印象に残っています。練習では小さな声だったのですが、お友達と一緒に何度も練習を重ねるうちに少しずつ自信をつけていきました。
そして参観日や発表会の当日、その子は舞台の上で堂々と大きな声で英語の台詞を話していたのです。終演後の誇らしそうな笑顔を見たときは、英語力以上に「自分にもできた」という大きな自信を得たのだと実感しました。その翌年には、自分から「この役をやりたい!」と手を挙げるまでに成長してくれました。
無理に話させない寄り添い指導と、0歳から成長に合わせたステップアップの仕組み
― 初めて習い事をするお子さんや、少し内気なお子さんへの対応で意識されていることはありますか?
初めての環境では、すぐに声を出せなかったり輪に入るのに時間がかかったりするお子さまもいらっしゃいます。私どもでは、そうした際に無理に英語を話させたり参加を急がせたりすることは絶対にありません。
まずは先生やお友達の英語を聞き、楽しそうな雰囲気を眺めているだけでも、それは立派で大切な学びの時間です。
少しずつ慣れてきたら、歌の一部分だけ参加してみる、一言だけ言ってみるなど、その子のペースに合わせて「できた」という体験を重ねていきます。
「ここなら大丈夫」という安心感を持てることが、やがて「やってみたい」「話してみたい」という自発的な意欲につながっていくと考えています。
【Pick Up Q&A】保護者様からのよくあるご相談:
Q1. 外国人の先生の英語が聞き取れなくても、レッスンについていけますか?
A1. まったく問題ありません。幼児クラスでは外国人講師と日本人アシスタント講師がチームでサポートします。
日本語に訳して覚えるのではなく、表情やジェスチャー、実際の場面を通じて「英語を英語のまま理解する」体験を重ねていきますので、英語が初めてのお子さまでも安心してご参加いただけます。
Q2. 英語の習い事は何歳頃から始めるのがおすすめですか?
A2. 何歳からでも遅すぎることはありませんが、幼少期から英語の音やリズムに触れることには大きな価値があります。
私どもでは0歳から参加できるクラスをご用意しており、遊びを通じて英語に親しんでいただけます。一方で、小学生から始めても年齢に応じた理解力を活かしてしっかり上達できます。
お子さまが「楽しい」と思えるタイミングがベストなスタート時期です。
Q3. スクールや教室を選ぶ際、保護者はどのようなポイントを見るべきでしょうか?
A3. カリキュラムや通いやすさに加え、実際のレッスンで子どもたちが主体的に楽しんでいるか、間違えても安心して発言できる雰囲気があるかを確認することをおすすめします。
そして何より、体験レッスン後に子ども自身が「楽しかった!また行きたい!」と思える相性が一番のポイントです。
Q4. 通い始めたのに、家でまったく英語を話しません。本当に身についているのでしょうか?
A4. 「話していない=身についていない」ではありませんのでご安心ください。
子どもたちは、まず英語をたくさん聞き、場面やジェスチャーと結びつけながら意味を理解していきます。
頭の中に英語が蓄積されると、一言、短いフレーズ、文章へと自然に言葉があふれ出てきます。「聞く→理解する→話す」という成長のプロセスを温かく見守っていただければと思います。
【メッセージ】
お子さまの習い事を選ぶ際、「うちの子に合うかな」「楽しく続けられるかな」と悩まれることも多いかと思います。私たちが一番大切にしているのは、子どもたちがまず「英語って楽しい!」と感じることです。その楽しさの先に、「伝わった」「もっと話したい」という意欲が芽生えます。
これから先の時代、英語は世界とつながるための大切なツールです。知識の習得だけでなく、相手の話を聞き、自分で考え、自分の言葉で伝える力は、将来あらゆる場面でお子さまを支える財産になります。ぜひ一度体験レッスンにお越しいただき、お子さまが笑顔で英語を話す新しい可能性を感じてみてください。










