今回は、愛知県を中心に展開する『JOANサッカースクール』の今 栄蔵先生に取材してきました。幼児から中学生まで年代を越えて長く続けられる環境を持つ今先生が、自ら考え挑戦する力と自信を育む教育の本質の秘密に迫ります。
【プロフィール】
今 栄蔵 JOANサッカースクール 代表理事
中京大学体育学部在学時よりサッカー指導に携わる。卒業後は小・中学校の体育教員として、子どもたちの教育・スポーツ指導に従事。JFA公認C級コーチ。現在はNPO法人JOANスポーツクラブの代表として、幼児から小・中学生まで幅広い年代を指導している。
10秒でわかる!この記事のポイント
✅ 幼児から中学生まで長く通え、卒業生が後輩の指導に戻ってくるほど愛される地域密着型スクール
✅ 指導者が答えを与えず、「どうすればうまくいくかな?」と自ら考えさせることで挑戦する力を育成
✅ 小さな「できた!」の積み重ねにより、サッカーの技術だけでなく普段の生活でも積極的になれる一生モノの自信を獲得
体育教員としての経験から生まれた、地域で継続的に子どもの成長を支える場
―まずは、JOANサッカースクールを立ち上げたきっかけや、今先生のこれまでのご経験について教えていただけますか?
私は大学時代からサッカー指導に携わり、卒業後は小・中学校の体育教員として多くの子どもたちの教育やスポーツ指導に向き合ってきました。
その経験を通して、スポーツには技術や体力を向上させるだけでなく、挑戦する力や仲間を思いやる心、そして自ら考えて行動する力など、子どもたちの成長を根底から支える大きな力があると感じたのです。
学校という枠を越え、地域の中で子どもたちの成長に継続的に関われる環境をつくりたい。そうした想いから、現在のJOANスポーツクラブの活動をスタートさせました。
私たちの活動拠点である安城市の歴史や文化、地域とのつながりも大切にしながら、スポーツを通じた「人づくり」「まちづくり」に貢献していきたいと考えています。
答えは与えない。「どうすればうまくいくかな?」から生まれる自ら考える力
―技術の向上だけでなく、「人づくり」をとても大切にされているそうですね。普段のレッスンでは、どのような声かけや指導を行っているのでしょうか?
JOANでは、サッカーの技術を身につけることだけを目的とはしていません。スポーツを通して、子どもたちが「自ら考え、行動する力」を育むことを最も大切にしています。
そのため、指導者がすべての答えを与えることはしません。練習の中でも「どうすればうまくいくかな?」と子どもたち自身に考えてもらう時間を作っています。
子どもたち自身が考え、チャレンジし、時には失敗しながら成長していけるような声かけや環境づくりを心がけています。試合の勝敗や目の前の結果だけにとらわれず、一人ひとりの個性に向き合い、「できなかったことができるようになった」という経験を積み重ねてほしいのです。
また、挨拶や感謝の気持ち、仲間を思いやること、自分のことは自分で行うことなど、サッカー以外の部分も大切に指導しています。ここで得た経験が、将来さまざまな場面で自分らしく挑戦する力につながると信じています。
みんな違っていい。異学年交流と一人ひとりのペースを大切にするレッスン
―初めてサッカーをするお子さんや、少し内気なお子さんもいらっしゃると思います。レッスンはどのような雰囲気で行われているのでしょうか?
初めてのお子さんや人前に出ることが苦手なお子さんには、最初から無理にみんなと同じことを求めることはしません。
まずは指導者や仲間に慣れ、「ここなら大丈夫」「サッカーって楽しい」と感じてもらうことから始めます。
実際のレッスンでは、できるだけ一人ひとりがボールに触れる時間を多くし、楽しみながら自然と技術を身につけられるよう工夫しています。できないことを急がせるのではなく、小さな「できた!」を一緒に喜び、自信につなげていくことを大切にしています。
また、学年や学校の違う仲間と一緒に活動できることもJOANの大きな特徴です。
子どもたち同士が声を掛け合ったり、年上の子が年下の子を助けたりする姿もよく見られます。楽しさの中にも真剣に取り組む時間があり、誰もが安心してチャレンジできる明るいスクールづくりを心がけています。
「普段の生活でも積極的になった」。小さな成功体験が大きな自信に変わる瞬間
―子どもたちが安心してチャレンジできる環境の中で、実際にどのような成長や変化を感じていらっしゃいますか?
長く子どもたちと関わる中で、本当にたくさんの成長を見てきました。
入ったばかりの頃は練習の輪に入れなかった子が、少しずつ自信をつけて自分から積極的にプレーするようになったりします。
また、保護者の方から「サッカーだけでなく、普段の生活でも積極的になりました」と嬉しいお声をいただくことも少なくありません。
初心者で入った子が何年も練習を続け、試合で活躍できるようになった姿を見るのも感慨深いです。諦めず努力を続けて大きく成長していく過程には、いつも驚かされます。
JOANでは、小学生年代のFC活動や中学生の地域クラブ活動も行っており、年代を越えて長くサッカーを続けられる環境があります。卒業後もJOANへ戻り、今度は後輩たちの指導に関わってくれる子もいて、そうしたつながりが続いていくことが、指導を続ける中で何よりの喜びですね。
【Pick Up Q&A】保護者様からのよくあるご相談
Q1. サッカーが初めてでも大丈夫ですか?運動があまり得意ではなくても参加できますか?
A1. もちろんです。初心者のお子さんには、まずボールに触れる楽しさや「できた!」という経験を積んでもらい、焦らず少しずつステップアップできるようサポートしています。もっと上手くなりたいお子さんにはFC活動など実戦的な環境もご用意していますので、まずは体験でお子さんに合った関わり方をご案内いたします。
Q2. 習い事は何歳頃から始めるのがおすすめでしょうか?
A2. 体を動かすことを楽しめる幼児期から始めるのはおすすめですが、「何歳までに始めなければならない」ということはありません。小学生から始めて大きく成長した子もたくさんいます。大切なのはお子さんが「やってみたい」と思ったタイミングですので、気軽にお越しください。
Q3. 習い事が長く続くお子さんの特徴はありますか?
A3. 最初から上手だったことよりも、「サッカーが楽しい」「もっとやってみたい」という気持ちを持っていることです。思うように上達しない時期もありますが、周囲と比べすぎず、その子自身の小さな成長を認め、保護者の方と指導者が一緒になって見守ることが長く続ける力になります。
Q4. 教室を選ぶ際に、保護者が見るとよいポイントを教えてください。
A4. 「お子さん自身が楽しんでいるか」「安心してチャレンジできる雰囲気があるか」を見ていただきたいです。
指導者が上手な子だけを見るのではなく、一人ひとりのペースに合わせて声をかけているか、失敗した時にどう接しているかもポイントです。お子さん自身が「また行きたい!」と感じられるかを大切にしてあげてください。
【メッセージ】
お子さんの習い事を選ぶとき、「うちの子にできるかな」「みんなについていけるかな」と不安に感じる保護者の方も多いと思います。JOANスポーツクラブでは、今サッカーが上手かどうかよりも、子ども自身の「やってみたい!」という気持ちを何より大切にしています。
初めてボールを蹴る子も、もっと上手くなりたい子も、それぞれの成長に寄り添い、小さな「できた!」を一緒に喜べるクラブでありたいと考えています。サッカーとの出会いが、新しい仲間との出会いや自信を持つきっかけになれば嬉しいです。まずはぜひ一度、体験にお越しいただき、グラウンドの雰囲気を感じてみてください。お会いできることを楽しみにしています!











