ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子どもに習い事をさせることは、心身の成長にとても効果的です。またADHDの子は、一度興味を示すと非常に高い集中力を発揮することも多く、思った以上の結果を出すこともあります。
しかし、ADHDの子どもにどんな習い事が向いているのか、なかなかわからないですよね。「周りの子に迷惑をかけてはいけない」と悩み、習い事に二の足を踏んでいるパパママも少なくないのではないでしょうか。
今回は、ADHDの子どもに向いている習い事と、そのメリットを中心にご紹介します。
ADHDの子どもに向いている習い事とは?
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子はその特性上、1人でできる習い事の方が向いています。他の友だちと接する機会が少なく、マイペースで進められるからです。
教室の規模に注意すれば、スイミングや体操なども良いでしょう。柔道や空手なども、少人数で練習を行うものもあり、おすすめです。
教室の規模に注意する
スイミングや体操など、複雑なルールもなく1人で進められる習い事は、ADHDの子どもには向いている習い事と言えます。
ただ、大きいスクールだと順番待ちをしなければならなかったり、指導員の目が行き届かなかったりすることもあります。なるべく少人数を対象にした、一人の指導員が見る子どもの数が少ないスクールを選びましょう。
ADHDに理解のある先生が運営しているスクールも
例えばサッカーを習わせたいと一般的なスクールに通わせたとしても、みんなに合わせられず、勝手な行動をしてしまい、指導員がつきっきりになってしまうことがあるかもしれません。それが特別扱いをされていると、他の人から非難されてしまうのは悲しいですよね。
でも、ADHDに理解のある先生が運営しているスクールなら、チームでプレイするサッカーや野球、バスケットボールなどにもチャレンジできるところもあります。勝つためのスクールではなく、楽しくボールとスポーツに親しむようなスクールであれば、人との関わり方を学ぶ良い機会となるかもしれません。近くにそういったスクールがあれば、試してみるのも良いでしょう。
ADHDの子どもにおすすめの習い事5選!
では、ADHDの子どもには、実際どのような習い事が向いているのでしょう?おすすめの5つの習い事を紹介します。
1. ダンス
ひとつの場所にじっとしていられない、という特性が強い子どもにおすすめ。
じっとしていられない、ということは裏を返せば身体を動かしたくて仕方がない、ということです。
ダンスは音楽に合わせて身体を動かすので、うまく興味と合えばのめりこむほどの集中力を見せ、ダンスが楽しくて仕方なくなるようです。
我が家の次男(6歳)も軽度の発達障がいがあり、大人しくじっとしていることが難しいですが、ある時、長女が習っているダンスの動画を見せたら、振りを覚えてニコニコしながら踊っていました。ADHDとダンスは、相性が良いのかもしれません。
2. ピアノ
ADHDの子どもは、集団に合わせて行動するのが苦手なことが多いです。
ピアノは先生とマンツーマンで行うので、その点は安心ですし、先生とのやり取りでコミュニケーション能力を養うことができます。
さきほども述べましたが、自身の興味を向ける対象と適性がぴたりと合えば、驚くほどの集中力を発揮するので、ピアノの練習を苦とは思わないでしょう。
集中して練習を続けることで、隠れた才能を開花させるかもしれません。
3. スイミング
スイミングは、チームではなく個人で行う競技なので、すんなり馴染めることが多いようです。
広い場所で行うスポーツだと、周囲のさまざまなものに注意が向いてしまい、目の前のことに集中できない子どもでも、水泳だと区切られた狭いコースの中で目の前のゴールに向かって進んでいくので、泳ぐことに集中できるのだそう。
子ども自身が楽しいと感じれば、スクールに通うのも嫌がらず、周りの子やコーチとも良い人間関係を築けることが多いようです。
水泳は全身の筋肉をバランス良く使うので、体幹が弱く姿勢の維持が難しいADHDの子どもにとって、水泳を続けて筋肉をつけることはその後の生活にもプラスになりそうですね。
ちなみに我が次男もスイミングに通っています。自分の思い通りにいかなくてぐずる時もありますが、基本楽しく通っています。
4. 公文
ADHDの子どもの習い事として「公文」は有効である、という話を聞きます。
公文はADHDや自閉症などさまざまな障がいを持つ子どもの特性に配慮して作られたシステムで、基本的に自学自習のため、周りと合わせることを求められることもありません。
また、いろんなタイプを見てきている公文の指導者には、ADHDに理解のある人も多いです。
先生と教室の雰囲気が子どもに合っていれば、公文で楽しく学習を続けることができるかもしれません。
5. 絵画教室
興味を持てないことにはまったく集中できず、そわそわと落ち着かないなど多動の症状のある子どもが、絵を描く時だけは驚異的な集中力を見せることがあります。
ADHDの傾向を持っていると、「不注意」や「多動」などが欠点としてとらえられがちですが、それは注意力のコントロールが難しいだけであって、好きなことには極度の集中を向けることができるのです。
物事にすぐ飽きてしまうのは、それだけ探求心がすごいから。次々と新しいアイデアをひらめく源泉とも言えるのではないでしょうか。
絵に親しむことは、感受性を磨き、人生を豊かにしてくれます。
子どもが興味を持った習い事を!
ADHDの子どもの習い事について、おすすめなどを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ADHDなどの発達障がいを子どもが持っていると、親はついついできないことに目を向けてしまいがちです。だけど、人間は誰でも欠点を持っていて、我が子は周りよりほんの少し、色々なもののコントロールが難しいだけなのです。
習い事をさせるにしても、親が無理に押し付けてしまうと、やりたくないと強く思ってしまうことがあります。逆に、好きなことや得意なことが増えると自己肯定感につながり、自信が生まれます。
それはADHDの子でもそうでない子でも同じことです。
まずは子どもが興味を持った習い事に、お試しでも良いので、怖がらずにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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