AI（人工知能）の台頭で、10年後になくなってしまう職業がいくつもあるということが、頻繁にニュースでも取り上げられています。
では、AIに取って代わられる可能性の少ない職業は何でしょう？それは、人間の知的活動に根ざした仕事だと言われています。例えば、研究職、芸術家など。そのような仕事を目指せる人材に子どもを育てるには、まずは「考える力」「思考力」を磨くことが大切。
とはいえ、幼い頃から机に縛り付けて勉強をさせなくても大丈夫。今回は、子どもの知性を刺激し、思考力を伸ばすきっかけになる簡単な方法をお伝えします。今日から家庭ですぐできることなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
「思考力」「考える力」とは？
そもそも、「思考力」「考える力」とはどのような力のことを言うのでしょう。一般には、大きく二つあるといわれています。
この力を身に付けることによって何に繋がるのか。それは、子供が将来大人になった時に、これまでで身に付けてきた知識を最大限に生かし新しいものを生み出す力につなげることができます。
私立の高校に行くのか、公立の高校に行くのか、高卒で働くのか進学するのか、進学するなら大学なのか専門学校なのか
生きていくためにはつねにどちらかを自分の意思で選択しなければなりません。自分の意思で自分の人生を切り開く力につなげることができます。
子どもの考える力を育てる3つのアプローチ
それでは子どもにその考える力、思考力をどのように育めばいいのか。3つのアプローチ方法を紹介します。
例えば、「この人の言っていることってどういうことだろうね？」などと問いかけてあげることで、子どもは自分で考え言葉で伝える力を発揮します。
細かいことでも「なぜ？」「どうして？」と問いかけると、考えるきっかけを与えてあげることができます。
「どうしたらいいと思う？」という質問を投げかけてあげることで、自分で解決策を見つける力が子どもの中に育まれます。
子どもとの会話の中でパパママが気をつけたいこと
子どもとの会話の中で、パパやママが意識することによって、より効果が期待できるポイントがあります。
◆◆まず大切なのは、親子の会話をたくさんすること。会話の中で、たくさんの質問を子どもに投げかけ、自分の言葉でたくさん話をさせることが大切です考えて意見を述べる。それに対する相手の意見を聞く。さらに新しい考えが出る。これを繰り返し行うことで社会にでた時に相手の言葉を理解しながらディスカッションする力を身に付けることができます。
◆◆また、子どもとの会話で質問を投げかけるときは、子どもが応えやすい具体的な聴き方をすることが大切です。例えば、学校でのようすを聞くときにも、「今日学校どうだった？」では「楽しかったよ！」で終わってしまいますが、「今日、学校でうれしかったことあった？」「初めてチャレンジしたことはあった？」といった具合に投げかければ、キャッチボールの続く会話が生まれ、思考力の育成に役立ちます。
日常から取り入れて
「考える力」「思考力」は大人になってから必ず必要になってくる力です。
もちろん、そんな大切な力を1日で完璧に身に付けることなんて不可能。日頃からいろいろな物事に触れさせ、考えさせる。そして、自分の言葉で伝えることを習慣的に繰り返し行いことで磨かれていくものです。
今回紹介したのは、家庭で今すぐにできる気軽な方法なので、さっそく今日から意識してみてください。親子のコミュニケーションを大切に、会話を楽しみながら、質問にちょっと工夫を加わる、質問を投げかけてみる……そういったことを繰り返すことで、子どもの考える力・思考力を磨いてみましょう！
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