
- はじめたきっかけについて
子供が元々所属していたサッカーチームは典型的なキック&ラッシュのチームで走ってなんぼでした。息子としてはJ下部のスクールにも通った経験があり、ポゼッション、パスサッカーがやりたいと強く意識するようになり、なんとかしたいと考えてネット検索しまくっていたところ、Tomas Happy FCを見つけました。
J下部のコーチからは自分にあったチームを探すのが一番と予々アドバイスされていたこともあり、すぐに体験に行ったところ、個人戦術、チーム戦術の練習体系がしっかりしており、ヨーロッパの様に子供達に考えさせる練習でした。しかも、コーチの声がけは選手の判断をリスペクトしつつ、様々な情報を与えて、決して否定せず、前を向くものばかりでした。
強豪チームのウナプリマヴェーラをコーチしていた指導経験としても、非常に納得の行くものでした。親としては満足でしたが、息子と話し合って、最終的には子供に判断させてほしいとのコーチの言葉の通り、子供にチーム加入を判断させました。実際にサッカーやるのは子供であり、親ではないのだから、この当たり前の事をしっかりと親に伝える勇気もあるコーチに満足しています。
試合に勝つことが目的ではなく、サッカー選手として成長し、自分が目指したいサッカーがここにあるのであればとても良い時間と経験と人としての成長を得る事が出来るのではと思います。
- 子供が出来るようになった/変わったことについて
子供はパスの重要性を理解していたとは思いますが、どうしてパスをするのか、そのためにボールを持っていない時にどうプレイしたらチームに貢献できるか、非常によく考えてプレイする様になったと思います。今までにまして、試合に勝つ事よりも、サッカーをプレイする事について、とても楽しんでいると思います。
- 子供が楽しそうだったか
前のチームでは褒められることのなかった鋭いスルーパスやボールコントロールもきちんと評価してもらい、コーチの的確かつリスペクトのあるコーチングのおかげで、前にもましてサッカーに前向きに取り組むようになりました。
- 親としてうれしかった/気になったことについて
前のチームで少しサッカーがつまらなくなってしまったのかなと親として感じるところもありましたが、チームの雰囲気やコーチの声がけで、子供の顔つきが変わったのはとても良かったです。
- このスクールの雰囲気について
チーム全体にミスをした仲間を否定するメンバーは無で、リスペクトする雰囲気に満ちており、素晴らしいと思います。人懐っこい子も多いので、学年途中加入の子供でもすぐに馴染めると思います。
子供達の自主性に任せるところも大きく、やらされている感がないのは良いです。
- コース・カリキュラム・指導内容について
練習は一定期間ごとにテーマが決まっており、動画や資料を理解するところから始まります。ただ練習するのではなく、何のためにこの練習をするのか、クイズにして子供達に確認したり、目的を持って練習させようとする姿勢はとても良いと思います。
指導方法も、エコノメソッドのような手法を用いており、子供達に気づかせ、考えさせる事で、プレイの質がどんどん向上するのがわかります。
練習試合の相手も、同様にしっかりとしたチームを選んでいるため、負ける事も少なくないですが、非常に良い経験になっていると思います。サッカーの上手な子と練習、試合すると、自分の立ち位置がよく見えて、高いレベルが基準になるので、気がつくと勝手にレベルアップしている感じがします。また、アントラーズカップやwakabacup、都県リーグの強豪チームとの試合が沢山あります。そのため県外の強豪チームとの対戦も多く、親としても楽しみな事が多いです。フットサルリーグにも所属しているので、アジリティや攻守の切り替え、ポジショニングや技術にも意識が高いです。
- 施設・設備について
新宿のチームなので仕方が無いかもしれませんが、練習場所が高学年生には狭いと思います。一歩の動きもスピードもパワーも受け止められるだけの広い会場で練習出来たら良いなと思います。
しかしながら、会場の質には拘っているため、人工芝でもきちんとチップのある良い環境で練習出来るのはとても良いです。
- 改善を希望する点
高学年生が比較的少ないので、強度を高めた練習がもっと出来れば良いなと思います。練習試合と通常練習との強度の差が大きくなってしまいますが、戦えているので、練習の質が一番重要なのかなと感じたりもします。
また、意識の高い強豪チームとの対戦が多いため、試合場所は遠征になる事が多いです。個人的にはお出かけが好きなので、遠乗りは苦になりませんが、気になる人もいるかもしれません。
親としては遠足がてら、色々なチームのサッカーを色々な会場に行って見る事が出来ますし、将来の日本サッカーを担う子がいないかなとか、相手チームのあの子上手いねと感心したりと、サッカー好きにはたまらないかもしれません。